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中古カメラ購入記
写真雑誌「Capa」に「中古道」という連載が何年間も続いており,その中に読者による「買って良かった」という沢山の投稿が載っていますが,私の場合は「失敗した」というのが大部分です。といっても,私の場合は1台2万円以上出して中古品を買おうという気はないので,ほとんどが「安物買いの銭失い」なんですが。で,その涙,涙の物語です。
最終改訂:2001. 3. 5(初回:1998. 8.30)
(1)リコー:XR-2Sボディ + 同用ワインダー
私が購入した初めての中古カメラです。その頃持っていた一眼レフカメラはTTL-EEの2本の指針で合致させることで露出を合わせ,また,機械式シャッターの「リコーXR-1S」で,これだと,モデル撮影会では露出を合わせるのが結構時間がかかります。このため,自動露出式(AE)で電子シャッターのカメラが欲しかったので,XR-1SのAE版である「リコー:XR-2S」購入しました。
すなわち,ある時,高輪の松坂屋カメラに行ったら,XR-2Sボディにワインダーが付いた形で2万円で売っていたので,すぐさま購入しました(私は1S及び2Sを予備用として,各1台づつ欲しいので未だに探しているのすが,その後,中古店でこのカメラを見たことがありません。ただし,@niftyのFPHOTOHの書き込みで,XR-2Sボディをジャンクで購入し,リコーのサービスステーションで,「オーバーホール」は部品が無いので引き受けられないとのことだったが,「各部清掃」ということで,使える状態まで綺麗にしてもらったとの話がありますし,また,「XR-1S」ではなく,その前の「XR-1」は新宿のキムラヤの中古カメラ売場でで15,000円程度で販売されていたのを見たことがありました)。
そして,購入後,何回か使いましたが,平塚の商店街で行われた水着撮影会に行った際,途中でシャッターが動かなくなるというトラブルがあり,撮影会途中で撮影を中止にしなければならなくなるという羽目になりました(この時のモデルさんは綺麗だったので,非常に残念でした)。
後日,リコーのサービスステーションで,1万円以上の修理費を払って直してもらいましたが,その後は正常に動いています。また,ワインダーは故障知らずで使えています。
(2)コニカ:コニカC35
その頃,小型で軽いコンパクトカメラが欲しくて,といっても,プラスチックカメラは欲しくはなかったので,確か,銀座松屋で行われていた中古カメラ市でこのカメラを見つけ,5000円と手頃な価格だったので購入したものです。
安いので,勿論,3カ月間保証さえないものでしたが,やはり,問題品でした。というのは,ファインダーの汚れについては気がついていて,その時は「これぐらいは何ともないや」と思って購入したのですが,実際に使ってみると,これがやはり気になりましたし,その上,最初はまともに使えたEEが1年位たってからは,まともに動かなくなりました。このカメラのEEはシャッター半押しで働くのですが,どうやらこの部分に錆が生じるらしく,しばらくたつと接触不良でEEが動かなくなり,使う前に何回もシャッターを空押して,接触不良をなくさねばならなくなりました。
その上,この時代のカメラは水銀電池を使っているものが多く,勿論,このカメラも水銀電池なので現在はそれを入手できないことより全く使えない状態となりました。すなわち,それなら手で露出を合わせればよいのですが,何せAEしかできないカメラですので,現在は部屋の飾りとなっています。
(3)フジ:インスタントカメラ FOTORAMA 850Hi-CRYSTAL
家のそばの中古カメラに寄った時に,インスタントカメラが10台程置いてあり,1台4000円とまあまあの価格でしたし,撮った写真をすぐに見たい場合もありますので,購入したものです。
初めて使った時の感想は,ともかく大きなことです。だって,持ち運び用にたたんだ状態の時でさえ,19×13.5×6.5cmと馬鹿でかいのですから,家で使うのならばともかく,旅行なんかには絶対に持って行きたくないです。
その上,フィルムの価格が高いこと,高いこと。1枚につき 200円近くするのですから。普通のフィルムでプリントする場合は,フィルム代+現像代+プリント代で1枚30円程でしょうか。ともかく,上記の目的に使えるものとして,現在はデジタルカメラを持っていますので,とても使う気は起きないですね。
なお,写りの方は,ストロボ必須みたいなカメラですので,美しい撮れることはほとんど無理といってもよいものだと思いますし,そもそも,サービスサイズより小さなプリントなのも問題です。
ということで,結局購入してから2回しか使っていません。だから,結局のところ,2回で4000円(カメラ)+3600円(フィルム)ですから,1回につき3800円もかかっているということでしょうか。
私はこの手のものは,今後はデジタルカメラに吸収されてしまうと思います。
もっとも,最近は「チェキ」という名刺サイズのプリントができるインスタントカメラができ,標準価格9800円で買うことができ,これだと,1枚50円位でできるようですが,やはり,デジカメで十分という気がします。
(4)リコー:600mm反射望遠レンズ
これも松坂屋カメラか銀座松屋の中古カメラ市で購入したものだと思います。私はその頃,望遠レンズはトキナーの400mmしか持っておらず,それにケンコーのテレプレスを付けて800mmにして使っていたのですが,レンズが古いためか,色再現性が悪く,私の趣味ではありませんでした。
また,一時期,反射望遠レンズの流行があり,レンズメーカー各社から500mm又は600mmのレンズが出ましたが,私には使用頻度と価格,雑誌での評判から考えてちょっと手が出ませんでした。しかしながら,リコーから600mmレンズが出て,これならば画質も期待できるのではないか,もし,中古で安く買えたら買おうと思ってずうっと探していました。そして,それから10年間位経ってから見つけたので,購入しました。値段は2万円位だったと思います。
ところが中々使う機会がなくて,結局,初めて使ったのは半年後の夏に銚子に行った時です。しかしながら,でき上がった写真(スライドでの撮影です)を見て驚いたのは,他のレンズで撮ったのは露出が合っていたのに600mmレンズで撮った写真は全て,2,3絞分,露出不足になっており,まともに写っているのは1枚もないことです。
そこで,早速,東銀座のリコーのサービスステーションに行って,本品は中古で買い初めて写したこと,写したもの全てが大幅な露出不足であったことを説明すると,係りの人は,こういうカメラとレンズを使っている人は珍しいためか,非常に親切で,普通は修理に2,3週間はかかるのに,「とりあえず,中を見てみます」とのことで奥に入りました。そして,しばらくしてから出て来て,何と「レンズの明るさがいくらかを知らせるレバーがこのレンズの明るさであるF8の所ではなく,もっと明るい所に接着剤でとめられています。ですから,ボディの方がもっと明るいレンズが付けられていると思ってしまうので,露出不足になってしまうのです。レバーの位置を変えて接着し直しますので,2時間後に来て下さい」と言われました。すなわち,このレンズは誰かが中古カメラ屋に売る前にレンズを分解してレバーの位置を変えていたのですね。
ということで,2時間後に再び行き,3000円の修理費を払って,やっとまともに写る600mm反射望遠レンズとなりました。
写りの方ですが,やはり,何となくボケ気味の感じがする上(ブレかもしれませんが),反射望遠レンズという原理的なことから起こるのでどうしょうもありませんが,光った点光源がリング状となるのがやはり問題ですね。まあ,600mmの本格的なレンズだったら私に買えそうもありませんので,値段相応と言ったところなののかも知れませんが。
ということで,使うのは1年に1回といったところでしょうか。現在は撮影会にて近寄れない場合に使っています(女性写真ですと,ピントが合い過ぎなのも問題ですので)。
<2001. 3. 5追記>
コシナの55mmF1.2のレンズを買ったのですが,そのレンズ,リコー:XR-1SやXR-2SだとEEがうまく働かなく,XR-8SUPERやXR500AUTOではきちんと動くのです。こりゃあ,おかしいと色々調べてみた結果,どうも,レンズ自身の開放絞り値がリコーの古いカメラにはきちんと伝わらないようなのです(どうやら,レバーあたりが,少し短いようです)。もしかして,600mm反射レンズも同じではないかということで調べてみたら,ドンピシャリでした。すなわち,どうも,リコーの修理センターの人は完全に勘違いしていたというのが結論です。
(5)コニカ:konica IIB
私も一時期,「ライカが欲しい病」にかかり,金属カメラが無性に欲しくなりました(何せ,私のメインカメラのリコーの一眼レフはプラスチックボディですので余計です)。しかしながら,ライカM3は中古で(当然,新品はありませんが)14〜20万円しますし,バルナック型のライカ3fは5〜10万円程度しますし,それ以外に高いレンズが必要なので,とても私には買えないとのことで,日本製の1950年代のカメラを探していました。そして,家の近所の中古カメラ屋で見つけたのが上記のカメラで,価格も15,000円程度と手頃な価格でしたので,その場ですぐに購入しました。
これは金属製のかなり重たいもので,皮のケースがついていました。シャッターは1秒から1/500まで,絞はf3.5〜22まで,距離計付ですが,シャッターは写す前にレバーを下げてチャージしなければならないものです。また,フィルムは35mmですが,巻き上げはレバーではなくノブで行わねばならず,巻き戻しもクランクではなくノブなので,結構面倒です。勿論,EEは付いていません。
買って早速,プリント用のフィルムを入れて写してみました(いつもは,スライド用フィルムしか使わないのですが,それだと露出に自信がなく,また,カメラ自体のシャッタースピードは表示の通りになっていない可能性が高いですので,いいかげんでも一応見られる写真ができるプリント用フィルムにしました)。そしてわかったことは,低速側のシャッターが表示よりかなり長いこと(特に1秒なんていうのは2秒以上開いています),いつも使っているカメラと異なり,露出計を使って露出を決めてからシャッターを押すので,シャッターを押すまでに面倒くさく,また,時間がかかることです。また,肩にズッシリとくる重さも気になります。
そして,プリントされたものを見てみると,レンズにコーティングしていないせいか,暗い部分で一部が光っているようなところでは光がにじんでいて,ソフトレンズっぽい感じの写りです。また,逆光には滅法弱く,すぐにゴーストが入ってしまいました。ということで,フィルムを入れたのはこの時だけで,現在は結局,部屋の飾り物となっています。
(6)オリンパス:OLIMPUS-PEN EED
私は昔からハーフカメラが好きで,といってもハーフサイズの場合,普通のカメラと比較するとフィルム画面サイズが小さなことから写りが悪いのを知っていたので結局1台も購入したことはありませんでした。ところが,昨今のカメラはプラスチックボディが大部分となり,金属ボディカメラはあ少なくなってきましたし,オリンパスペンってデザインがいいので,欲しくてたまらなくなっていました。
そんな折り,神田のカメラのキムラに行った時に見つけて,購入したものです。本当はオリンパスペンDが欲しかったのですが,EEDのデザインはオリンパスペンDやオリンパスEE等と比較して直線を多用してかなり見た目が異なるが,まあオリンパスペンの1種だし,非常に綺麗な外観で,かつ委託品でしたが5000円とまあまあの価格だったので,どうしょうか考えた末に結局購入したものです。
早速,水銀電池を購入して入れてみたのですが,最初のうちは動いたEEが何枚か空シャッターをきっているうちに働かなくなりました。しかしながら,それでも,単体露出計を使えばいいやということで(一応,絞りリングはあるので,絞りの調節はできますし,シャッタースピードはEEの場合は2段階あるようだが,EEを使わない場合は遅い方になると思いましたので),早速,プリント用フィルムを入れて写しました。ところができあがった写真を見ると,ブレたものばかりという有り様。それも昼間撮ったものだというのに。私は一眼レフではシャッタースピードが1/15あたりまではほぼブレなく撮れるのですが,このカメラではいくら小さく軽いとはいえ,これではちょっとひどすぎます。おそらく,シャッタースピードが1/30あたりではなく,どうやら1/8あたりなのですね。
どうも,この絞りを自分で設定するようにする場合(すなわち,AUTOをはずした場合は)はかなり遅いシャッタースピードになってしまうのですが,ストロボやフラッシュを使うのでその閃光時間は短いので問題にならないのだと思われます。
というわけで,結局,このカメラも飾り物となってしまいました。
(7)オリンパス:OLYMPUS-PEN D2
前回買ったオリンパスペンが結局使い物にならなかったにもかかわらず,ハーフサイズのカメラ,それもオリンパスペンが欲しいとのことでずうっと探していたのですが,1万円以上だったら随分見かけたのですが,元々そんなに高いものではないことからとてもそんなお金を出す気はおきず,5000円以下でなければならないとのことで探していました。その間に,上野の中央通りにあるカメラ店でOLYMPUS-PEN EEが5000円であったのですが,これはセレン光電池式のEEであり,セレン光電池は寿命が10年以下ですので,おそらくまともに使えないだろうとのことで購入しませんでした。
しかしながら,秋葉原駅前の広場で夏にジャンク市が開かれた時,個人で出店している中で,上記を見つけました。早速,値段を聞いたら3500円とのことで安かったのですが,レンズ表面にはスリ傷があり,また,あまり綺麗なものとは言えないのでどうしょうかと考えてしまいました。ところが,「これは完動品で,綺麗に写りますよ」と言うし,フィルムの入れ方まで説明してくれたので(普通のカメラのように左側巻き取りノブを上に上げて後部を開けるのではなく,底面のノブを回して,後部を取り外す形でした。教えてもらわねば私にはわからなかったと思います),まあ,この程度のレンズのキズならば撮影には支障がないだろうし,また,完動品ということなので使えることは間違いないだろうということで購入しました。
しばらくたって,その年の秋に箱根にハイキングに行った時に写しましたが,レンズのキズのせいか,結構フレアーが目立ちました。
そして,やはりガッカリしたために,その後は写しませんでした。しかしながら,その年の冬にとり出してシャッターを押すと,シャッターが開いたままとなってしまい,長い時間がかかって閉まるようにました。どうやら,シャッターについている油が腐ってしまったか,あるいは,販売する時にいいかげんな油を付けてシャッターが動くようにしてあったかで,すなわち,まともに使える状態ではありませんでした。
でも,まあ,夏がくればまともに動くようになるかもしれないと心を慰めましたが,夏がきても同じで,結局,1回撮って終わりというカメラになってしまいました。どうせ,このままでも使えないのだから,分解して掃除してみようと思っていますが,面倒臭いのでそのままになっています。いずれにしろ,これも水銀電池を使っているので,もし,EEが直ったとしてももうその部分は使えないのですが。でも,シャッターに関してはどうにかしたいです。
この後は,「カメラの修理」に書いていますが,自分で修理し,現在は使える状態となっています。
(8)リコー:XR-500ボディ
毎年3月,銀座松屋で行われている中古カメラショーで,私のメインカメラのXR-1S及びXR-2Sの替えボディとして8000円で購入したものです。しかしながら,買う時は興奮気味だったので,ファインダーから見えた汚れは気にならず,これでもて大丈夫だと思ったのですが(まあ,値段も値段でしたし),家に帰って冷静に見てみると,その汚れが,おそらくはカビだと思うのですが,目立ちますし,また,遮光のためのモルト部分はほとんど無くなっているという状態でした。また,挙げ句のはてに,電池を入れてもEEのメーターは動きませんし。というわけで,完全に安物買いの銭失いの品でした。
なお,このカメラはフィルムを巻き上げてシャッターをチャージさせた後でも更にフィルムを巻き上げることができるという故障もあることがわかりました。しかしながら,この故障は「カメラの修理」に書いた通り自分で治しましたし,EEのメーターもいじっている内に接触不良が直り,ファインダー内の汚れ以外は直り,使えるようになりました。
(9)購入してまあ良かった中古カメラ
1)リコー:一眼レフボディ「XR-2S」+XR-1S及びXR-2S用ワインダー
2)ヤシカ:一眼レフボディ「FX-3 Super2000」+35-70mmF3.5-4.8ズームレンズ
3)ヤシカ:一眼レフボディ「FX-3 Super2000」
4)ペンタックス:80-200mmF4.5ズームレンズ
5)ペンタックス:28-50mmF3.5-4.5ズームレンズ
6)ペンタックス:20mmF2.8レンズ
7)マミヤ:Mamiya 用グリップ
8)シグマ:ヤシカカメラ用28-70mmF3.5-4.5ズームレンズ
9)トキナー:ヤシカ用28-70mmF3.5-4.5ズームレンズ
10)シグマ:ペンタックス用28-70mmF3.5-4.5ズームレンズ
1)は以前に書いた通り,松坂屋カメラで2万円弱で購入したもので,ボディは撮影会の途中でシャッターが押せなくなるという故障にみまわれましたが,修理後は順調に動いています。なぜか,それに付属していたワインダーは年に1回程度しか使っていませんが,こちらは順調です。現在のカメラでは当たり前の自動巻きは,女性写真を撮る時,やはり便利だなあと思ってしまいます。
2)3)も順調です。2)はフジヤカメラで2万円程,3)はカメラのキムラ神田店で1.5万円程で購入しました。ただし,2)付属のズームレンズはあまりに軽く華奢な感じなので,ちょっと使う気が起こらず,今まで1回も撮影に使ったことがありません。なお,同じボデイが2台あるのは予備としてです。
4)5)も予備としてカメラのキムラ神田店で,共に 1.8万円程度の価格で購入したもので,特に問題はありません。
6)は銀座松屋の中古カメラショウで2万円程で購入したもので,お気に入りのものです。このくらいの広角レンズで撮影すると,歪みがかなりあるので,日常的な風景と少し異なるものができます。
7)は新橋カメラで購入したものです。セミ版一眼レフ「Mamiya645 1000S」はボックス型のカメラで,持ちにくく構えるのが難しいのですが,このL字型のグリップを付けると,非常に持ち易くなります。購入時はグリップに付いているボタンを押すことにより,シャッターもきれるようになっていたのですが,それだと手ブレを起こしそうだったので,その部分は取り外してしまいました。
8)はカメラのキムラ神田店のジャンク市で2000円で購入したものです。勿論,ジャンク品で,ショーウィンドウではなく,大きな箱の中に他のレンズと共に入っていたので,その中からやっと使えそうなものを探したものです。当時の私はヤシカのカメラ用にはトキナーの35-70mm,70-210mm及びコンタックスの45mmしか持っておらず, 35-70mmは写りはいいのですがちょっと重すぎるし,70-210mmはフレアーが多くて使いものにならないので,以前よりヤシカのカメラで使える軽い28-70mmレンズが欲しかったので,これを見つけた時は非常にうれしかったです。その上,値段も2000円でしたので,もし使い物にならなくてもそれほど惜しくはありませんし,レンズにはカビやキズはなく,マウントキャップやフードまで付いている良品だったので(なぜ,ジャンク品なのかよくわからないものでした),早速購入しました。
早速,ちょっとした旅行に行った時に使ってみましたが,写りはともかくとして,欠点がすぐにわかりました。すなわち,カメラボディに付けない時は絞りリングはスムーズに動くのですが,なぜか,ボディに付けると,絞りリングが固くなってスムーズに動かない,特に,ヤシカのカメラはAEではなく,シャッターノブと絞りリングを動かして,ファインダー内のLEDを緑色にしなければならないという操作がありますので,絞りリングが異様に固いことは非常に使いにくいのです。しかしながら,1年程後に,軽井沢駅にて専用フードを忘れてしまったのを期に9)を購入しました。
9)はカメラのアルプス堂で8000円で購入したもので,今の所大満足のものです。
10)は
さて,今までの経験からの私の中古カメラ感ですが,きちんと使えるものが欲しければ,新しいものをということにつきます。レンズは古いものでも,キズやゴミ,カビが無ければ使えますが,ボディは古いと遮光のためのモルトがボロボロになっていますし,また,EE用の電池が水銀電池で入手不能であったり,あるいは電気回路が壊れていて,部品の入手不能により,修理不能ということが多いからです。
(10)リコー XR-1000Sボディ
1998.6.12(金),神田のカメラのキムラにて,中古の一眼レフカメラのボディ「リコー:XR-1000S」を5000円で購入しました。勿論,委託品でです。これより古いXR-500が同じく委託品で,50mmレンズ付きで9000円と10000円でありましたが,私の場合は50mmレンズは2本持っていますので不要ですし,それに決定的なことは,XR-500ではシャッター速度が1/8〜1/500秒なのですが,XR-1000Sでは4〜1/1000秒と幅が広いです。EE表示も,500ではメーターの針2本を合わせるようにシャッター速度あるいは絞りを変えるだけですが,1000SはAEですから自動的に絞りを決めてくれますし,勿論,AEを外せば,シャッター速度が表示されているメーターの針2本を合わせるように,絞りあるいはシャッター速度を変化させるという操作となります。ただし,欠点はXR-500は機械式シャッターですが,XR-1000Sは電子式シャッターで電池がなくなると使えないということです。
店員の方に声をかけて見せてもらうと,5000円というのはあまりに安いので,どこかにカビが生えていたり,あるいはモルトが全くダメとか,落とした跡があるとかの目立つ欠点があるのではないかと思っていたのですが,特に無し。AEとシャッターがきちんと動くことを確認するために酸化銀電池を入れてもらってシャッターを押したり,ファインダー内のカビを探したり,EEメーターを見ても特に問題なし。シャッターも各種の速度を試しましたが,それも特に問題はなし。しかしながら,見掛けに問題が。といっても私には大きな問題ではないのですが。というのは,白い文字で書かれた「RICOH」と「XR1000S」 というロゴが黒いマジックで塗られているのです。私も同様に 「RICOH」の文字はやはり黒マジックで塗り潰して使っているので,同じようなことをしている人がいるのだなあと思いました。もっとも,私の場合は「XR1S」とか「XR2S」とかの部分は白文字のまま残してあるので,ちょっと気にかかりましたが。
ということで,愛用のXR-1S,XR-2Sの予備予備カメラとして購入しました。おかげさまで,リコーの一眼レフボディはXR-1S,XR-2S,XR-1000S(2台),XR-500(3台)の計7台になってしまいました。あ,これらはいずれも見た目はほとんど同じものです。リコーのカメラは,これらと太陽電池で駆動する機種のが出た後,形が異なりました。購入時,店員の方が「これは昨日入荷したものです。」と言っていました。なお,これは委託品であるため,保証は全くありません。
家に帰って,早速再度,チェックしてみたのですが,やはり,特に問題は無さそうです。そして,マジックで塗られた文字を元に戻すためと,汚れをとるために,無水アルコールにて拭きましたが, 「RICOH」の方は文字が大きなためにほとんどとれましたが,残念ながら, 「XR1000S」の方はとれませんでした。
なお,XR-1S,XR-2SとXR-1000Sと比較すると,XR-1000Sは値段を下げるためにかなりの省略があります。一番の欠点は,ミラーが銀蒸着からアルミニウム蒸着に替えられたためにファインダー内が冷色系となっていることです。後はファインダー内から絞りの数字が見られなくなったことと,絞り込みレバーが省略されたことです。
(11)コニカ・ビッグミニ(ジャンク)
2000. 4.16(日),久しぶりに上野のヨドバシカメラに行きました。店頭にいやに人がいるなあと思って見てみると,ジャンクカメラのワゴンセールをやっており,一眼レフボデイが2000円,プラスティック製コンパクトカメラが 500円でした。
気にいったカメラがあると,店員の人が電池を入れて動きそうかどうか試してくれているようで,ちょうど,コニカ・ビッグミニ(初代)に電池を入れて,「これ,多分,動きますよ。液晶表示がおかしいだけだと思います。勿論,保証はできませんが」と私の前の人に説明しているところでした。すると,前の人は「電池はいくら位ですか」と質問したので,「 600円です」と言われて,「ううん」と驚いたような声を出して,結局,買わずに行ってしまいました。
そこで,今度は私が見せてもらうと(その際,電池は次の人に対応するために外されてしまいましたが),なるほど,液晶の所には,少しヒビがはいっており,また,傷もあり,外見の塗装は刷り減っていて,かなり使った形跡があるものでした。でも,まあ, 500円ならば,購入し動かなくても,禄でもないCDを購入した時より遥かに損害額は少ないやということで,「これ,ください」と言って,購入しようとすると,「全く動かないかもしれませんよ」と言うので,「ええ,ジャック品ですから」というと,今度は「ヨドバシカードお持ちですか」というので,早速出しました。ううん,こんなジャンクでも10%分,点数が付くのですね。ということで,結局,消費税は別にして 450円で購入したことになりました。
家に帰って,早速,電池(CR123A)を入れてみると,裏蓋にある液晶表示の内,左側の日付に関しては正常ですが,右側のフィルムカウンター及びカメラモード表示に関しては全くのデタラメ状況です。そこで,裏蓋を開けてみると,何か音がするので,蝶つがい部分を見ると,裏蓋液晶表示のために本体から情報を伝えるフラットケーブルの半分位が裂けています。なるほど,ここが通じていないために,半分の液晶表示がおかしくなっているのかと納得しました(それにしても,もっと,耐久性のよいフラットケーブルを使ってほしいものです。ここは何回も折り曲げが起こる場所なのですから,かなりの耐久性が必要と思うのですが)。このフラットケーブルがあれば自分で修理することができるかもしれませんが,とても入手することはできないし,また,単なる電線だったら切れた部分を接続することはできますが,フラットケーブルではとても接続することはできないので,修理を諦めました(勿論, 500円で購入したものを1万円近くもかけて修理に出すなんて気はありませんし)。まあ,フィルムカウンターはなくても,何とか使うことはできますので(といっても,後,何枚というのがわからないとかなり苦労しそうですが。でも,12枚撮り位のフィルムしか使うつもりはありませんので・・・だって,正常な「ビックミニ3」は持っていますし)。
電源スイッチを入れると,まず,レンズが前に出,シャッターを押すと,フォーカスを合わせる動作の後,シャッターが切れて,フィルムを巻く動作がありますし,暗い場所ではストロボが光ります。裏蓋を開けて,裏からレンズを見ると,シャッターを押すと,明るさにより絞りが大きくなったりしていますので,どうやら,店員さんが言ったように,液晶表示以外は正常なようです。
それにしても,不思議なことは,デジカメの東芝Allegretto PDR-2で使えなくなった電池を入れているのですが,これで十分に動くことです。ということは,このデジカメが如加に大量の電気を使うかわかりますね。
ということで,汚れている部分をよく拭いて,少しでも綺麗にみえるようにしました。ストラップがついてないと不便なので,携帯電話用にもらったのを付けました。また,一部,5mm程の長さで×の字の形でヒビが入っている液晶部分を覆っている透明プラスチック板はこれ以上ヒビが広がるといけないので,「プラリペア」というアクリル系の接着剤を少し付けました。そして,フラットケーブルの断裂がこれ以上進行しないように,裂け目をケーブルと同じ方向に少し入れ,更に,切れていない部分にセメダインボンドをつけました。
4/22(土)に根津神社でのツツジの撮影に使ってみたのですが,困ったことは,フィルムがきちんと巻き上げられているかどうかわからないことです。自分で巻くならば,巻き戻しノブが動くのできちんと巻かれているのかどうかわかるのですが,自動巻きだと,液晶表示で確認するしかないので,これが壊れていると不安で不安でしょうがないです。ということで,どうやら,このカメラは「飾り」で終わってしまいそうです(この後,もう1回,フィルムを詰めた時に,どうしてもシャッターが押せないのでおかしいと思って裏蓋を開けたらフィルムが巻かれていませんでした。このため,再度,フィルムをきちんと入れて裏蓋を閉めると,ようやっとシャッターが押せるようになりました。ということで,シャッターが押せれば,きちんとフィルムが巻かれるようです)。なお,撮影後,ヨドバシカメラで現像・プリントしましたが(なお,使用したフィルムはカメラショーでもらった愛光のISO100の12枚撮りフィルムです),鮮やかな色の仕上がりでした。
そういえば,1999.12. 4(土)に,久しぶりに行った神田の「カメラのキムラ」にて,その前の週にやっていた半額セールの売れ残り品らしい「ペンタックス:80-200 F4.5 レンズ」を17,000円の5割引,すなわち,8500円で購入しましたが(おかげさまで,このレンズ3本持っていることになりました),カメラ関係の中古品を買うのは4カ月ぶりでした(結構,中古カメラ店に行っているのですが,中々,欲しいものがありませんので)。
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