BTRON,1B,1B/V3,B-right/V,B-right,超漢字,matsumo,matsumo2,matsumoto,matumoto
Japanese Only

Home(gozaru) 「TiPO PLUS」日記目次 Home(coocan) 次ページ


BTRON

最終改訂:1999.12.26(初回:1999. 4. 4)

 私が「BTRON」の1種の「1B」に興味を持ったのはパソコン通信ネットの「DynaBook Net」にて,「1B」の話題が出て,その体験版が雑誌「TRONWARE」のバックナンバーにて入手できるとの書き込みを見た時でした。その後,本屋に行った時にほんの僅かの本屋にしか置いていないこの雑誌を偶然見つけ,その付録FDに入っていた体験版「1B/V2」を当時結構使っていた「DynaBook EZ486」にインストールしました。そして,「東芝日英MS-DOS5.0+MS-Windows3.1」と比較して,同様なGUIなのにその軽さに驚嘆しました。

 それからしばらくして,「1B/V2スタンダード」という製品版を確か3万円弱で購入し,インストールしましたが,当時は家にあるパソコンは白黒ばかりでしたので,「1B/V2」のカラー画面とは縁はありませんでした。そして,1年ほどたってから,バージョンアップが行われ「1B/V3マスターズ」を購入しました。なお,スタンダードとマスターズの違いは,付属のアプリケーションの数で,スタンダードには「文章エデッタ,図形エデッタ,通信ソフト,マイクロスクリプト」だけですが,マスターズにはこれ以外に「表計算,カード,マイクロスクリプト開発キット」が付いてきます。

 「1B/V3」の最初のリビジョンは「Libretto20」にインストールしたのですが,ハードディスクの基本区画を2つとし,その一方に入れると,両方の区画とも起動できなくなるというバグがありました。しかしながら,これはその後のリビジョンアップにより解決しました。

 そして,現在,「BTRON」は更に発展し,今までの16ビットCPU用から32ビット用CPUのOSとなり,「PDA」用の「B-right」とパソコン用の「B-right/V」となっています。「TiPO PLUS」にはこの「B-right」が入っています。



TRON(トロン)

 「トロン」といえば,一時期,同じ題名で話題になった映画がありますが,私の場合は「トロン」とはパソコン用のOSの一種である「BTRON」のことを指しています。しかしながら,本当は「トロン」とはパソコン用の「BTRON」のほかに,機器組み込み用の「ITRON」,電話交換機等に使われている「CTRON」等の総称です。この中では,「ITRON」は我々が使う機器にも知らぬ間に組み込まれていることも多いですし(この理由は,「トロン」は単なる規格であり,自社で作成すれば無料で使えるためのようです),また,「CTRON」はNTTが使っているそうです。

 さて,トロンという名前が人々の口ののぼったのは「トロン・キーボード」という現在使われているキーボードとその形,キーの配置が全く異なるものが発表された時だと思います。この時,人々はそのあまりの突飛さに反発しました。勿論,私も同様でした。そして,次は小学校等のパソコンにトロンマシンが導入されようとした時で,この時は米国の圧力により,その導入は消え去りました。

 その後,トロンは上記のごとく,産業用OSとしての道を歩み,一般の人々の口には全く話題に上がらなくなりました。しかしながら,ビジネス用の「BTRON」は死んだわけではなく,現在,我々が使っているパソコン(いわゆる「DOS/Vパソコン」です)でも使用できるものとして,パーソナルメディア社より16ビットマシン用として開発された「1B」というのが発売されていました(開発されたが,発売されなかったものとしては,松下電気のものがあったようです。いや、正確に言うと,松下のものをパーソナルメディア社が一部改良して発売したようです)。そして,この「1B」はバージョンアップされ,「1B/V2」,「1V/B3」となりました。そして,その後,32ビットマシン用として,「B-right/V R1」というのが開発,発売されました。

1B/V3の画面(16色)
 
機種:DynaBooK GT-R590(800×600ドット)
B-right/V R1(体験版)の画面(65536色)
 機種:DynaBook GT-R590(800×600ドット)

 ですから,現在,我々が手にすることができる「BTRON」は「1B/V3」と「B-right/V R1」の2種類です。これの大きな違いは何かというと,画面の大きさと色数,そして,FEPです。すなわち,前者では「最大800×600ドット・最大16色,独自FEP」ですが,後者では「最大1600×1200ドット・最大1677万色,VJEデルタ」で,「1B/V3」では写真等は汚くてとても表示する気にはなりませんでしたが,「B-right/V」でようやっと表示しても大丈夫になりました。また,FEPも以前よりはよくなったようですが,私はATOK7のF7キー〜F9キー及びスペースを使う変換方法に慣れてしまっているので,入力は相変わらず使いにくいです。また,「1B/V3」より機能が増えた分,重くなりましたので,といっても,Windows95/98のようなとんでもない重さではありませんが,同じ機種を使った場合,以前より遅くなった気がします。なお,上記の写真をご覧いただけばわかりますが,画面の内容はほとんど同じですので,「1B/V3」を使っていた人は「B-right/V R1」もほとんど同じ感覚で使えます。

 「BTRON」の最大の特長は何かというと,ハイパーテキストを簡単に作れることだと思います。ハイパーテキストというと,最近ではインターネットのホームページ用のHTML文書が有名ですが,これで色々な所にリンクするには,一々,そのリンク先を入力する必要があり,これがまた面倒なのですね。しかしながら,「BTRON」の場合はこれが極めて簡単にできるのです。すなわち,リンクさせたい文書等のファイルのアイコンを単に文書中に置くだけなのです。その上,そのアイコンもWindows95/98の絵だけとは異なり,短冊型でその中に文字を書くことができ,その大きさも変えることもできます。ですから,そのアイコンを表題として,あるいは文書の一部として置くこともできます。ともかく,単に置くだけですから,こんなに簡単なことはありません。その上,このアイコンは何個でも作ることができますので,1つの文書中だけではなく,色々な文書中に置くこともできます。

 なお,「1B/V3」の体験版はniftyserveのSPMCにあります(全部でFD3枚分です)。ただし,これにはFEPが付いていないので入力はできますが,漢字が使えないので,実際のところは雰囲気が味わえるだけです。また,「B-right/V」の体験版は「B-right/V」入門」[鹿嶋育朗著,潟Jットシステム発行]の付録CD-ROMに入っており,これはインストール後,1ケ月間,製品と同様に使えます。雑誌「TRONWARE」No.53にも体験版が付いていましたが,これは前のリビジョン(R1.0)で,現時点(1998.3.28)ではこの体験版が最新です(R1.1)。

 さて,こんな便利なことができる「BTRON」は今まではパソコンでしか使えませんでしたが,それが「PDA」(小型情報機器)にても,制限がありながら使えるようになりました。それが,「B-right」が入った「TiPO PLUS」です。

<1999.12.1追記>
 1999.11.12に「B-right/V R1」のリビジョンアップ版の「B-right/V R2」(通称「超漢字」)が発売されたので,勿論,購入し,Libretto60にインストールしました。これは「超漢字」との通称の通りにものすごい数の漢字が使えるもので,漢字10万字とその他合わせて13万字,150カ国語が混在して使え,このためにこれら全てのフォントが入っています。これだけの漢字が使えれば,現在,外字で対応している漢字のほとんど全てが普通に使えると思います(しかしながら,これだけのフォントを読まねばならない分,起動に時間がかかるようになったような気がします)。また,FEPは相変わらずVJE-Deltaですが,ファンクションキーを使ったATOK風のキー操作による漢字変換が設定できるようになったので,以前と比較して格段に使いやすくなりました。ということで,昔のパソコンではなく,最近のパソコンの方は絶対に「1B/V3」ではなく,この「超漢字」を使うようにすべきだと思います(インストールには,大・中・小の3種類あり,小でしたら,フォントは「V-right/V R1」と同様に,約1.2万字分しか入りますので,機能的には「1B/V3」とほぼ同じになると思います(なお,「V-right/V R2」の動作条件は「Intel 486DX」以上のCPUと16MB以上のRAMを積んでいることです。このため,「Intel 386SX」等を積んでいる昔のパソコンの場合は「B-right/V R2」は使えず,「1B/V3」しか使えません)。



Home(gozaru) 「TiPO PLUS」日記目次 Home(coocan) 次ページ