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フジ:KLASSE(1)

初回:2003. 4.20
2003年 3月 5日(水)
 2003. 3. 5(水),有楽町の「スカラ座2」にてキャメロン・ディアスの出演作クリスティーナの好きなコト」を,銀座の「シネスイッチ銀座1」にてグウィネス・パルトロウの出演作「抱擁」を観た後,中央通りを秋葉原方面に歩いて,日本橋直前の「カメラ日本橋」にて,一応,「高級コンパクトカメラ」に分類されている富士写真フィルム(株)の35mmコンパクトカメラ「KLASSE」の白タイプを購入しました。

 このカメラはバブルはとっくにはじけ,高級コンパクトカメラ・ブームがとっくに過ぎ去った2001. 3.10に発売されたもので,希望小売価格は77,000円と高価格で(と言っても,「高級コンパクトカメラ」と言われている「リコー:GR-1V」や「京セラ:CONTAX T3」の希望小売価格は98,000円,「コニカ:KONICA HEXAR silver」 の希望小売価格は88,000円ともっと高価格ですので,本品はこの手のカメラの中では最も安いものですが),その時の宣伝文句は「表現主義」で,スライド用フィルムの使用を奨めると言うインパクトの強いものでした。

 そして,バブルが弾けて景気が非常に悪い状態でもある程度は売れたのか,その8ケ月後の2001.11. 9に黒タイプのものが発売されました(こちらは価格が少し上がって78,500円でした)。私も京セラやリコー,あるいはコニカ等の高級コンパクトカメラと言われているものは欲しいとは思いませんでしたが,唯一,日本光学の細かい目盛りのアナログ式のメーターが付いているカメラには憧れました。と言っても,勿論,買うことはできませんでしたが。

 このような状況の中で,富士写真フィルムの高級コンパクトカメラが発売されたわけで,カメラ雑誌の宣伝や,数寄橋ショッピングセンター2Fにある同社のサービスセンターにある美しいパンフレットを見て,また,宣伝文句の「表現主義」,「スライドフィルム用」と言う言葉にしびれました。しかしながら,そう思っても,私の持っている一眼レフより遥かに高いコンパクトカメラは,おいそれとは買う気にならず,憧れの状態が続きました(私の場合は,普通に写真を撮る時は,一眼レフカメラの「リコー:XR-1S」を, 女性写真では「リコー:XR-2S」を,山では「ヤシカ:FX-3 Super 2000」を,また,鎌倉等ではセミ判一眼レフカメラの「マミヤ:Mamiya 645 1000S」を,そして,AFコンパクトカメラでは,「コニカ:Konica BIG mini 3」と「リコー:R1S 」を使用しています。これ以外に,一眼レフカメラでは「リコー:XR-500,XR-1,XR-500AUTO,XR-7,XR-7SUPER」を,レンジファインダーカメラの「コシナ: L」,昔の35mmレンズシャッター式カメラ等,合わせて20台以上が使える状態になっています)。

 しかしながら,2/15(土)に錦糸町駅ビル内にある「ヒカリカメラ」に行くと,「KLASSE」の白の新品が29,800円で販売しており,いっぺんに欲しくなってしまいました。勿論,その時は買わなかったのですが(2万円程しか,財布に入っていませんでしたし)。そして, 3/1(土)の銀座松屋にて行われた「世界の中古カメラ市」に行った帰りに,中央通りを歩いている時に,日本橋直前にある「カメラ日本橋」でも29,800円で販売しているのを見つけたと言う訳です。

 このカメラ,確か,昨年の春だったのではないかと思うのですが,中野駅近くの「フジヤカメラ」でカメラケース付きで結構安く販売すると言う広告を見た時に欲しくなりましたが,私にはやはり,価格的に買えませんでした(と言うのは,前述のごとく,使えるカメラは20台以上持っていますので,買ってもそれほど使わないし,,また,これからはデジカメの時代だと思っているからです)。

 また,本年1月だったか,上野の「アメ横カメラ」で黒ボデイが39,800円と言うのを見た時に,欲しくて欲しくてたまらなくなり,とりあえず,上野の「ヨドバシカメラ」にて実際に触ってみると(触ったのは,その時が初めてでした),どうも右手で持ちにくいし(その点,「リコー:R1S」 のホールディングは素晴らしいです),また,ファインダーの表示は貧しいし,また,全体的に見て「高級コンパクトカメラ」と言う感じがしないので,いっぺんに熱が醒めてしまいました。

 ところが,白ボデイで29,800円と言うことで熱が再発してしまい,まずは,「@nifty」の 「FPHOTOH」の会議室の過去ログとインターネット上のホームページの「KLASSE」に関する書き込みをチェックし,「外見は洗練されておらず,また,ファインダー内情報は貧弱だが,写りに関しては非常に良い」と言う評価がほとんどで,これならば,「高級コンパクト」と言うステータスがあるし,撮影にも,まあ,使えるのではないかと言う結論になりました。

 また,2/28(土)に,会社で入っている1年満期のグループ保険の返還金が今までで最高の16,000円も出て(普通は5000円位しか戻ってきません。一昨年はほとんど0円でしたし。今年は亡くなった方が1名あるいは0名だったと思われます),思ってもみない金が入ったので,急遽買うことにしたと言うわけです。

 そして,本日,映画を観た帰りに買ったと言う訳です。勿論,本日は銀座に行ったので,映画と映画の間の待ち時間に幾つかのカメラ店をチェックしたのですが,いずれの店も白のものが39,800円でした(あ,私が買ったのには付いていませんでしたが,こちらは皮ケース付きでした)。それにしても,このカメラ,余程,生産過剰になって,大量に安く放出したのでしょうね。

 さて,「日本橋カメラ」のショーウィンドウを見て,10台のみ29,800円と書かれている白のクラッセがあることを確認し,中に入って「フジのクラッセの白を」と言うと,私は気がつかなかったのですが,中にも3台程,ワゴンに箱入りで置かれていたのを,店員さんが持って来てました。「消費税込みで31,290円です」と言うので,「クレジット・カードは使えますか」と聞くと,「ええ」と言うことだったので「1回払いで」とカードを渡しました。そして,支払い手続き終了後,保証書に日付とハンコを押して終了です。それにしても,このカメラ,恐ろしく立派な化粧箱に入っているのには驚きました。

 家に帰って,早速,外箱を開けて,化粧箱を取り出すと,皮貼り風の立派な箱の中にカメラが入っています。これだけ立派な箱だと,ちょっと,捨てられないですね。おそらく,これ,カメラを家に置いておく時は,この箱に入れて,カメラ屋のショーウィンドウのように置いておく方がいいのではと思うほどです。ともかく,箱だけで高級カメラと見せるためのものですね。

 とりあえず,電池を入れて,動作確認を行ってみました。スイッチを入れるとレンズが動き,また,シャッターを押すと,AF動作を行います。また,裏蓋を開けてみると,何と,フィルム室が普通のカメラと異なり,左側ではなく右側にありました。また,ホールディングに関しては,自分で買ったためか,ヨドバシカメラの時より,良く感じます。これならば問題なく使えそうです。

 このカメラを買った理由の1つが,プログラム式EEだけではなく,絞り優先EEができることですが,説明書によると,絞り開放を選ぶと最速のシャッター速度は1/290秒,F16に絞るとそれが1/1000になると言う,奇妙な仕様であることがわかり,ガッカリしています。

 また,ケースですが,専用の皮製ケースが販売されており,販売店によってはそれが無料でついてきたり,富士写真フィルムより送付されてきたりしたらしいのですが,私の場合は残念ながら付いてきませんでした。このため,以前に中古カメラ店で購入したキャノンのコンパクトカメラ用のケースに入れてみたら,まるで専用ケースのようにぴったりとした大きさでした。

 と言う事で,今後は,フィルムを入れて撮影することですね。


<フジ:KLASSE>

上:化粧箱,下:外箱(外箱を開けると,濃い灰色の皮貼り風の化粧箱が出てきました) 立派な化粧箱に入っているKLASSE(化粧箱の中には黒い布が張られており,そこにKLASSEが入っています。なお,写真のKLASSEはPower ON状態で,レンズの前のプロテクターが開いています)
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KLASSE正面(Power ON状態なので,レンズ前のプロテクターが開き,中のガラス製レンズが見えています。また,写真ではわかりませんが,レンズ本体はボデイの外に出ています) キャノンのコンパクトカメラ用ケースに半分ほど入れたところ(Power OFF状態なので,プロテクターは閉じ,また,レンズ本体はボデイの収まっています)


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