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2004. 1.25(日),新宿のヨドバシカメラにて,ペンタックスKマウントレンズをレンジファインダー式のライカMマウントカメラに取り付けるマウント変換アダプター「HANSA:マウントアダプター(B)
ライカM−ペンタックスK」を購入しました。標準小売価格17,000円のものが13,600円,それに加えてポイントが10%付きましたので,実際は3割引近くと言ったところでしょうか。
実はこの手のアダプターは, 「コシナ:Bessa L」を購入した時から欲しいと思っていたのですが,その頃はLマウントレンズ用ボディに
M42スクリューマウントレンズを取り付けるアダプターが「(株)近代インターナショナル」から1ケ8000円で発売されていました。しかしながら,なぜか,ペンタックスKマウントレンズをLマウントやMマウントのカメラに取り付けるアダプターは発売されていませんでした。私はKマウントレンズはかなりの数を持っているのですが,
M42マウントのレンズは,ペンタックスの「SMC TAKUMAR 55mmF1.8」とロシア製の「ジュピター8
85mmF2」の2本しか持っていないので,最近は毎年行く銀座松屋百貨店の「世界のカメラ市」で新品で販売しているのを何回か見たにもかかわらず,結局,購入しませんでした。
ところが,昨年,ライカMマウントの「コシナ:Bessa R2」を購入し,レンズもLマウントの「コシナ:
COLOR-SKOPAR 35mmF2.5P」と「安原製作所: YASUHARA 50mmF2.8MC」を購入したのですが,その後,1本15万円もするペンタックスの「SMC
PENTAX L43mmF1.9 Special」が東銀座のカメラ店で新品で39,800円で販売しているので猛烈に欲しくなったり,また,コニカのMマウントレンズ「M-Hexanon
50mmF2」が中野の中古カメラ店で32,000円で販売しているので,欲しくなったりしていました。まあ,いずれも,後一歩と言う所で踏み留まっているので良かったのですが(もっとも,上記のいずれも購入できなかった大きな原因は,昨年末のボーナスの手取りが一昨年よりかなり下がってしまったと言うショック状態のためだったのですが),やはり,精神衛生上,よくありません。
ところが,最近,購入したカメラ関係のムック本に,「近江屋写真用品(株)」がこの手のアダプターを「HANSA」ブランドで多種類発売したことが書かれており,その中に,KマウントレンズをMマウントやLマウントのカメラボディに付けるアダプターもありました。これには大きくわけて2種類あり,1つはアダプターに距離計が内蔵されており,このアダプターを介してレンズをカメラに取り付けた後,まず,そのアダプターの距離計部分を使用して被写体までの距離を測定し,その数値をレンズの距離目盛りに合わせると言う2段階で行うものです。そして,もう1つは,被写体までの距離を目測し,その数字をレンズの距離メモリに合わせると言うものです。価格は当然,前者の方が高くて,Mマウントカメラ用が39,000円,Lマウントカメラ用が37,000円もします。これなら,Lマウント用レンズを買った方がいいと言う感じがしてしまいます。一方,後者はMマウントカメラ用が17,000円,Lマウントカメラ用が14,000円とかなり安い感じがします。と言っても,先程の(株)近代インターナショナルのものの1ケ8000円に比較すれば,随分,高い感じがします。
と言うことで,これならば買ってもいいかもと思って,2004. 1.25(日),「新宿御苑」での紅梅等の撮影後,新宿の中古カメラ店巡りを行い,この手のアダプターがあることで有名な「カメラのキムラ」に行くと,これがありました。しかしながら,何と,標準価格の17,000円のままなのです。これではとても買う気が起きないので,もしかして,「ヨドバシカメラ」にあるかもしれない。そこだったら,たとえ標準価格でもポイントが10%付くので,カメラのキムラで購入するよりは遥かにいいと言うことで,早速,ガードをくぐって行ってみると,何と,2割引の13,600円でおいてありました。勿論,それに加えてポイントが10%付くので,事実上,3割弱の割引と言うことになります。それにしても,同じ新宿にあり,また,歩いて5分もかからない所にあるのに,随分と価格が異なるのには驚きました。と言うことで,勿論,ヨドバシカメラにて購入しました(しかしながら,2004.
2.29(日)に銀座松屋で行われていた「世界の中古カメラ市」に行くと,何と同じものが新品で43%引の9,700円で販売されていたので,泣きました。このマウントアダプター,値段が高いせいか,余程,売れなかったみたいです)。
<「Lマウント→Mマウント」アダプター>
HANSA: マウントアダプター(B) ライカM−ペンタックスK | 左:一眼レフ用35mmF2.8レンズ(SMC-PENTAX) 右:Lマウント用35mmF2.5レンズ(COLOR-SKOPAR) |
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アダプターを取り付けた「BESSA R2」と「20mmF4」レンズ | 「SMC-PENTAX M20mmF4」を取り付けた「BESSA R2」 |
家に帰って,早速,「Bessa R2」に取り付けてみました。勿論,問題なく付きます。このアダプターは内部は黒く塗ってあり変な反射は起きないようにしてあります。まず,これにペンタックスの「SMC
PEXTAX M20mmF4」レンズを付けてみましたが,問題はないようです。また,ファインダーをのぞいても,レンズによる右下のケラレはそれほど大きくないようで,これならば,Lマウントレンズを使った場合と大きな差はありません。
と言うことで,これで私が持っている以下のKマウントの単焦点レンズを「Bessa
R2」で使用できそうです。勿論,目測ですので,基本的に遠景の風景がメインになりそうですし,絞りも被写体深度を十分にとるためにF8程度に絞る必要がありますが。また,このカメラは「TTL式EE」なので,このアダプターを使用しても,露出は問題なさそうなのがいいです。
<持っているKマウントの単焦点レンズ一覧>
20mmF4, 24mmF2.8(コシナ), 35mmF2.8, 40mmF2.8, 45mmF2.8(リコー),
50mmF1.7(リコー), 50mmF2, 50mmF2(リコー), 55mmF1.2(コシナ), 120mmF2.8
注)表記のないものはペンタックスのもの(いずれも,マニュアルフォーカス用のMタイプのレンズです)
なお,ソフトフォーカスレンズでは以下がありますが,70mmレンズは距離目盛りはありません。また,ソフトフォーカスレンズは基本的に絞り開放のあたりで使用するものですので(絞ってしまうと,ソフトフォーカスになりませんので),目測ではピントをきちんと合わせるのが難しいと思います(もっとも,ソフトフォーカスですから,ピントに関してはそれほど神経質にならなくてもいいかもしれませんが)。
<持っているKマウントのソフトフォーカスレンズ一覧>
35mmF4(ケンコー),45mmF4.5(ケンコー),50mmF4.5(キヨハラ),70mmF5(キヨハラ),85mmF2.5(ケンコー)
勿論,これ以外にズームレンズもありますが,やはり,この手のカメラには単焦点レンズの方が似合うと思います。でも,考えてみると,「Bessa
R2」のファインダーは35mm,50mm,75mm,90mmレンズ用の枠があるだけですので,おそらく,ファインダー内全面では28mmレンズに相当するでしょうから,20mmや24mmのレンズを使用するには,どこまで写るのかわかるように専用ファインファーが必要ですね。しかしながら,28mmの単焦点レンズは持っていませんので,とりあえず,24mmレンズを使用してみようかと思います。なお,40mmや45mmレンズはLマウント用レンズの35mmと50mmレンズがあれば十分だと思います。ううん,それとも,ズームレンズ「ペンタックス:SMC
PEXTAX 28-50mmF2.8-3.5」を28mmレンズとして使用した方がいいのかもしれません。あるいは,Kマウントの28mmレンズの安いものを探すべきなのかもしれませんが,それだと,何だか,本末転倒のように思えますし。いずれにしろ,20mmや24mm用のファインダーは自作か適当なものを流用して,これらのレンズをきちんと使える形にしたいですね。特に,20mmレンズをどうにかしたいです(もっとも,このレンズ,周辺部の歪みが大きいのと,遠近感の強調が強いので,私にとっては一眼レフカメラででも非常に使い方が難しいのですが)。
さて,このマウント変換アダプターを使う長所と短所ですが,以下が上げられると思います。
長所: 前述のごとく,35mm一眼レフ用のレンズが使えるので,新たな出費が起きない。また,Lマウント用カメラと一眼レフカメラを同時に持って行っても,レンズが同じものが使えるので,別々に持って行く必要はない。
短所:距離計が使えないので,目測でしかピント合わせができない。近くのものは目測ではピントが合わせにくいので,なるべく絞っての撮影となるため,ボケを利用した撮影はやりにくくなる。また,同一焦点距離・同一の明るさのLマウントカメラ用レンズと35mm一眼レフカメラ用レンズの大きさを比較すると,レンズの直径も長さも後者の方が大きい(容積的には1.5倍程度か)。このため,カメラボディとの見た目のバランスや重量のバランスが悪くなりやすく,また,重量も重くなる。
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