と言う訳で，折角買うのであれば，広角から望遠まで撮れる高倍率ズームがいいと思い，28-200mmのレンズが欲しくなりました。この手のレンズとしては，ペンタックスから「28-200mmF3.8-5.6AL[IF]」が出ているほか（と言っても，このレンズはタムロンのものと同じと言われております），タムロンから「28-200mmF3.8-5.6」と「28-300mmF3.5-6.3」，そして，同じようなスペックのものがトキナー及びシグマから出ています。しかしながら，やはり，この手のレンズで評判が良いタムロンのものが欲しいと思いました。すると，前述のごとく，200mmまでのものと300mmまでのものがあり，300mmまでのものは今年発売された「デジタル対応」と称するものなのですが，大きさと重量，そして，販売価格を考えると，２，３年前に発売された200mmまでのものの方が私には適していると思いました。勿論，300mmまであった方がより使い手はあるとは思いますが，普通の撮影では200mmまであれば十分だからです（その上，*istDSで使用の場合は，300mm相当になりますし）。それと純正ではなく，レンズメーカー製の高倍率ズームの方が良いと思った理由は，女性写真では，解像度が高くて毛穴まで写ったり ，あるいは，シミやソバカスが明確に写るようなものは良くないですので，適度に解像度が低いものの方がよいと思ったからです。
早速，「タムロン：28-200mmF3.8-5.6」の価格を調べてみると，税込みの標準小売価格は51,450円で，実売価格は，最近，暴落しているとは言え，２万円以上です。と言うことで，できるだけ安くするために，まずは，中古店で5000円程度で販売されていないか，調べてみました。しかしながら，やはり無いのですね。勿論，このレンズの初代のものは5000円程度でも販売されているのですが，私が欲しいのはその次の代のもので，中古店ではほとんど見掛けない上，あっても，1.5万円以上していました。その位出すのであれば，中古品よりは新品の方がいいです。
と言うことで，価格.comを調べてみると，何と，銀色タイプの最低価格は消費税込みで17,800円，黒色タイプの最低価格は消費税込みで20,400円でした。勿論，これらは通信販売ですので，実際はこれに送付料や銀行振込料がかかるのでですが。私の持っているカメラは１台のみをのぞいて黒ですので，いくら安くても銀色タイプは買う気がしませんので，黒色タイプを購入することとしました。そして，最低価格の２店の内，「カメラ」との名詞が入っている「富士カメラ」で購入することとしました。
そして，2005. 5.13(金)の20時頃に同社のホームページより注文，即，自動の確認メール受領しました。通信販売だから土日も営業しているのかと思って，手での確認メールを期待していたのですが，どうやら，休みのようで，5/16(月)の12時過ぎにようやく手での在庫確認メールが来ました。そして，１時間後に銀行より，消費税込の価格：20,400円＋送料：600円＋銀行振込手数料：210円の合わせて21,210円を入金し，すぐに，入金した旨のメールを出しました。すると，5/17(火)の12時前に入金を確認したので本日送付予定のメールが来ました。そして，その翌日の5/18(水)の夕方，会社からか帰ったら，到着していました。
と言う事で，金曜夜から月曜日の朝までの間は発注しても，あまり意味のない感じです。また，真空管アンプ等の通信販売店「ザ・キット屋」を２回程利用したことがありますが，こちらでは，送付したら，送付した旨とその荷物番号のメールをくれたので，荷物がどこにあるか，運送会社のホームページで確認することができましたが，この店ではそういうことは行っておらず，やや不安があり，少し高くても，会社に届けてもらう時に代金を払う 支払いの方が安心できると思いました。
さて，使いがってですが，AFは評判通りにもたつく感じですね。勿論，部屋で試しただけなので，屋外では異なるのかもしれませんが，シャッターボタンを押すと，ビュッと音がしてほぼピントが合い，その後，カッカッカッと細かく動いてようやく合焦マークが出ると言う感じです。もっとも，これはこのレンズのせいと言うより，*istDSのAFがあまり速くないと言う事に原因があるのではないかと思いますが。と言うことで，ううん，モデル撮影会は大丈夫かいなと少し心配になってきました。
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| 左： タムロン：AF28-200mm Super
XR F/3.8-5.6 ASPHERICAL [IF] MACRO （A03） 中： フロントキャップ， 右： 付属フード |
焦点距離：28mmの状態 |
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| 焦点距離：200mmの状態（約２倍の長さになります） | 新宿御苑での写真（ピントは前のツツジに） |
2005. 5.29(日)は「タムロン：28-200mmF3.8-5.6」のレンズ使用の練習がてら，まずは，上野公園にある「五條天神」の「神幸祭」の行列の撮影に。また，2005. 6. 1(水)は「新宿御苑」にて撮影に行ってきました。さて，レンズの使いがってですが，まあ，まあと言う所ですね。やはり，高倍率ズームはこう言う場合は，すばやく対応できるのでいいです。ただし，やはり，ズームリングの固いのは気になります。また，レンズが暗いせいか，どうやら，ファインダーから入る光がEEに影響しているようで，結構，暗めに写ってしまったカットが多いです。目を十分にファインダーの押しつけて撮影する必要があるようです。後，やはり，レンズが暗いので，背景等のボケはあまり期待できないようです。ううん，「ペンタックス：80-200mmF4.5」では大きなボケができましたが，4.5（80-200mmF4.5）と5.6（28-200mmF3.8-5.6）では半絞りしか違わないと思うのですが。
なお，後日，知ったのですが，このレンズは焦点距離を変えてもピントが変化しないと言う「ズームレンズ」ではなく，ピントが変化してしまう「バリフォーカスレンズ」なのだそうです。ですから，マニュアルフォーカスレンズの場合のように，望遠状態でピントを合わせ，そして，ズームリングを回してそれを広角にしてからシャッターを押すなんてすることは意味がなく，写したい焦点距離の状態で，ピントを合わせる必要があるそうです。また，最短距離ですが，このレンズは「初代：2.5ｍ→二代目：1.8ｍ→三代目：0.49ｍ」と徐々に短くなったそうです。