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「Libretto20/60」日記(9)

最終改訂:2000.10. 1(初回:1999. 2. 7)

1998年 7月19日(日) 「CD-ROMの”辞・典・盤97”をインストール」

 先日,中古レコード店に行ったら,CD-ROMの「辞・典・盤97」があったので購入しました。Libretto60には百科事典の「マイペディア97」を入れてあるので,Libretto20にインストールしました。といっても,勿論,「携速95」を使ってCD-ROMをイメージの形で内蔵HDにコピーし,イメージの中のセットアップ・プログラムを使って検索ソフトをインストールしました。

 このCD-ROMは,文字だけですが,岩波国語辞典,研究社新英和・和英中辞典,知恵蔵,マイペディア97の5つの辞典が入っており,全部で 220MB程です。Libretto60に入っているマイペディア97が画像や映像等が入っているために500MB以上必要ななのに比べればハードディスクを食う量が遥かに少ないです。

 使い心地ですが,やはり,Libretto60と比較すれば,遥かに軽くストレスが少ないです。感覚的には半分位の起動時間・検索時間です。Libretto60と同20を比較すれば60は20の2倍以上の速度の筈ですから,これまで含めれば,文字だけのものに比較すれば4倍程度の時間が必要ということでしょうか。

 ということで,最新鋭のパソコンを使うのでなければ,この手の文字だけの辞典の方が遥かに使いやすいのではないかと思いました。


1998年8月22日(土) 「DR-DOS 7.02をインストール」

 Libretto60に個人使用ならば事実上無料で使用することができるOSである 「DR-DOS 7.02」をインストールしてみました。なお,これは成功例ではなく,事実上の失敗例です(勿論,私の意図に反したという点についてです)。

 まず,DR-DOSの入手ですが,インターネットの以下のアドレスから入手します。

 http://www.caldera.com

 ここにアクセスして,ヅウンロードしようとすると,名前,住所,E-mailアドレス等が要求されますので,それを記入し,

(1)DR-DOS7.02+NetWare(5.9MB)
(2)DR-DOS7.2(3.1MB)

のどちらかをダウンロードします。私はとりあえず (1)をダウンしました。そして,DynaBook EZ486上でファイルを実行すると幾つかのファイルができますので,今度はMAKE .EXEを実行し,指示通りにFDを入れていくと,5枚組のDR-DOS7.02のフロッピーができます。

 Libretto60ですが,これには810MBのHDが入っていますので,その中の800MBはWindows95区画,10MBをDR-DOS区画とします。このため,まず,810MBの基本区画を2つの基本区画に分ける必要があります。とりあえず,Windows95の状態でアクセサリ→システム→デフラグを行った後,終了します。そして,PC-DOS J6.3/V起動FDから起動してから,基本区画を分割するFIPS.EXEを起動し,HDの後の方にDR-DOS用として10MBの基本区画を作り,終了します。次に,再び,PC-DOSのFDより起動し,今度はFDISK.EXEを起動し,アクテイブ区画を10MB部分とします(この状態では,Dドライブ:800MB,Cドライブ:10MBとなっています)。

 次に先程作ったDR-DOSの5枚組のFDの1枚目を入れてリセットし,以下,指示通りに行います。なお,その際,名前等を入れる場面がありますが,そこには名前のみ入れ,他はそのままの状態で大丈夫です。また,そのほかの設定項目もデフォルトの状態で大丈夫です。

 5枚目のFDが終了し,その後も指示通りにFDを取り出し,そして,リセットのボタンを押すと,自動的にリセットされ,起動します。

 しかしながら,ここで誤算が。まず,現われたのはOSの選択場面です。すなわち,Windows95とDR-DOSのどちらを起動するかという場面が現われ,DR-DOSを選択するとDR-DOSが起動します。あれ,こんな風になる筈はないのだが,と思って,PC-DOS起動FDより起動してから,HDの中を見ると,DR-DOSは10MBの基本区画にははいっておらず,800MBの基本区画に入っているのです。ううん,これはどう考えてもおかしい!! FDISK.EXEを起動すると,800MB:Cドライブ,10MB:Dドライブとなっていますし。

 これに関し,Libretto60は特殊なのかと思って,DynaBook EZ486の内蔵HDに2つの基本区画を作って確認してみたところ,

(1)DR-DOS 7.02はPC-DOS J6.3/Vとは異なり,基本区画が2つあった場合,アクテイブ区画がHDの後の方だとしても,インストールすると必ず,最初の区画にインストールされてしまう。

(2)DR-DOSの起動FDから起動し,FDISK.EXEを行うと,最初の区画が必ずCドライブとなる。後の区画をアクティブにしても同じ。

(3)DR-DOSのFDISK.EXEはPC-DOSのFDISK.EXEと異なり,基本区画を確保すると,自動的にフォーマットする。

等のことがわかりました。

 また, Windows95が入っている区画にインストールされた場合は,OS選択画面が出て来るようになること,これを消すには「FDISK /MBR」が必要なこと,Windowsa95のCONFIG.SYSやAUTOEXEC.BATはリネームされて保存され,これらの代わりにDCONFIG.SYS及びAUTODOS7.BATというファイルができ,CONFIG.SYSとAUTOEXEC.BATと同様な働きをすることもわかりました。

 ということで,私が意図したことは失敗に終わってしまいました(Windows95と同じ区画に入れたくない理由はロングネームの件があり,私が好きなファイル管理ソフトのFILMTN.EXEを使うと,Windows95関連のファイルがおかしくなってしまうからです)。このため,日本語化は行いませんでした(日本語化に関しては,成書「DOS/V スーパードライバーズ」の付録FDに入っている日本語フォントとドライバー,成書「HP-100/200LX Bible」の付録FDに入っているKC .SYS,日本語FEP「WX2+ Ver2.7」にて,ほぼPC-DOS J6.3/Vと同様に使えるようになることを確認しております。


1998年9月15日(火) 「4.3GB・HDに交換」

 Libretto60の内蔵HDを800MBから4.3GBに交換しました。以前より, 800MBでは小さすぎると思っており,東芝の厚さ8.45mmのものが出たら交換しようと思っていたのですが,3.2GBのものは結局秋葉原では出てこず,その次の4.3GBのものが出たので,購入したというわけです(IBMの厚さ9.5mmのものでしたら,3.2GBのものが当時でも入手できたのですが,それは駆動音が騒さいとの評判でしたので,止めました)。購入価格は41800円です(1998.9.13)。一応,秋葉原で見つけたのはT-ZONEミナミ:49800円,FlipFlap:45800円,TWO-TOP:41800円だったので,勿論,一番安い所にしました。だって,8000円も違うのですから。

 さて,OSとして入れたかったのは,Windows95,PC-DOS J6.3/V,1B/V3の3つだったのですが,最終的な区画分けを決めるまでに色々と試行錯誤し,結局,10時間程かけてわかったことは,Libretto20+1.6GB・HDの時とは異なり,上記3つのOSを3つの基本区画に入れることはできないということです。いや,正確に言うと,上記の3つを入れても,PC-DOSは起動しないという状態になってしまいました。これは色々と異なる条件でやっても同様なので,どうも,1.6GB・HDでは可能だが,4.3GB・HDでは無理ということみたいです。大容量HDに対するバイオスあたりの制限のような気がするのですが,詳細はわかりません(なお,これは後日,誤ったいたことがわかり,最終的には自分の思った通りにできました)。

 なお,4.3GBというのは1GB=1,000,000,000Bで計算された値ですので,その実容量は 4.1GB程度です。また,Libretto60で使用する場合は更にハイバネーションで使われる40MB程度がバイオスの関係で見えないために更に差し引かれます。

 Windows95区画はFAT32ではなくFAT16で,PC-DOS区画もFAT16で検討しました。 FAT32の方が色々とよいこともあるのですが,PC-DOS区画からもそちらを見る必要がありますし,購入時に作った ZIPバックアップディスクでのリストアが FAT32では多分できないと思いますので(一応,インストール用のバックアップFDも作ってありますが,これでやると40枚以上のFDを交換しなければならないので,めちゃめちゃ大変ですし,それに購入時に入っていたアプリケーションのかなりの部分がインストールできなくなりますので)。

 なお,基本区画を3つ作るためには, Windows95起動セットアップFDより起動し, FDISKで2GBの基本区画を作り,フォーマット後,今度はDR-DOS7.02起動FDより起動し,FIPS.EXEを起動し,その基本区画を2つに分け,再度,FIPS.EXEを起動して,更に2つに分けて,計3つの基本区画を作りました。

 これとは別な方法としては,DR-DOS起動FDより起動し, FDISKを起動し基本区画を作った後,今度は「FDISK /X」とし, DOS以外の基本区画を作り(ただし,FAT16を選択),更にもう1つ同様な操作で,もう1つ基本区画を作りました。

 ところがいずれの方法でも,先頭区画を Windows95をインストール,中央区画をPC-DOSをインストール,最後の区画に1Bを入れると,PC-DOS区画をアクティブにすると起動しないのです。

 これ以外にも色々とやってみたのですが,結局,解決しなかったので,最終的にPC-DOSのインストールは諦めて,2つの基本区画と1つの拡張区画とし,Windows95と1Bを入れることにしました。そして,Windows95用の区画は1.8GBをとることにし(本当はこれだとクラスタサイズは32KBとなり,効率がよくないのですが),拡張区画は2GBととし,これを2つの論理区画に分けてクラスタサイズを16KBとすることにしました。そして,残りは1B区画としました。

 そして,クラスタサイズ・ギャップにより効率の悪いWindows95区画にはWindows95のほか,CD-ROMイメージソフト「携速95」で作られるCD-ROMイメージや映像ファイル等の大きさザイズのものを入れることとし,アプリケーションンはできるだけ拡張区画に入れることにしました(もっとも,これを行うと,HDの中でファイルが分散するためにファイルの読み込みが遅くなる可能性がありますが)。

 また,どうしても,DOSが使いたくなった場合は,DR-DOS7.02をWindows95区画に入れれば,自動的にインストールされるブートマネージャーにてWindows95とDR-DOSの選択ができるようになるので,そうするつもりです。

 なお色々やっていて面白いことがわかりました。すなわち, FDISKの種類により,HDの容量が違うのです。

 Windows95 :4087MB
PC-DOS J6.3/V:4079MB
 DR-DOS 7.02 :4079MB
 1B/V3    :4120MB

 1B/V3はハイバネ領域まで足してみているのだと思うのですが,わからないのはWindows95がDOSよりも8MB余計に+していることです。一体,何が異なるのでしょうか。おそらくはハイバネ領域を狭くみているということだと思うのですが。

 さて,最終的に以下の操作を行いました。

(1)PC-DOS起動FDより起動し,FDISKを起動する。基本区画を最大容量で作成する。すると,自動的に再起動されるので, また,FDISKを起動し,残りを拡張区画として作成する。次に論理区画を作成する画面となるので,1015MBを入力すると,1020MBの論理区画区画ができ,残りも論理区画とすると,最終的に,以下の区画ができる。

ディスク容量:4079MB
 基本区画:2047MB
 拡張区画:2032MB(1020MB+1012MB)

(2)Windows95セットアップ起動FDより起動し,半/全キー,F3キー,F3キーと押し,セットアップを中止する。「FORMAT C:/S」,「FORMAT D:」,「FORMAT E:」を行う。この状態だと,基本区画のクラスタサイズは32KBだが,拡張区画は16KBとなる。

(3)DR-DOS7.02起動FDより起動し,FIPS.EXEを起動し,2047MB区画を1748.3MBと198.1MBに分割する。

(4)パラレルポート接続用ZIPドライブを付け,PC-DOS起動FDより起動し,FDISKを起動してHDの中を見てみると,以下のようになっている。

ディスク容量:4079MB
 基本区画:1749MB
 基本区画:298MB
 拡張区画:2032MB(1020MB+1012MB)

 ZIPドライブに付いてきたGUEST.EXEを起動して, ZIPドライブをGドライブとして認識させる。Libretto60購入時にファイルバックアップソフトのYUPDATE.EXEを使ってHDの中味を4枚の ZIPディスクにバックアップしてあるので,それをリストアるために,

YUPDATE -X -XS G:\ C:\

とし,1749MB区画をLibretto60購入時の状態とする。リストア終了後,FDを外して再起動して Windows95が動くことを確認する。

(5)1BインストールFDを入れ,1Bを 298MB区画にインストールする。なお,最初の画面で見えるHDの様子は以下である。

全体:4120MB
 DOS基本区画:1749MB
 DOS基本区画: 298MB
 DOS拡張区画:2032MB
 空き区画 :41MB

この空き区画というのがハイバネーション用の区画と思います。インストールが終わったら,指示通りにFDを外して,再起動し,1Bが立ち上がることを確認します。

(6)DR-DOS起動FDより起動し,ブートナメージャーのBTEASY.EXEを起動し,Windows95と1Bを登録し,再起動する。すると,画面に

 F1:DOS
 F2:1B

が表れるので,F1キーを押せば Windows95が,F2キーを押せば1Bが起動するようになります。

(7)この後,以前に書いた通りに不要なアプリケーションの削除し,また,矢印キーの変更のためのソフトのインストール,画面の一部のフォントを小さくしてから,アプリケーションの登録を行いました。とりあえず,「携速95」をインストールし,CドライブにCD-ROMという区画を作って,百科事典,辞典類,ゲーム等のCD-ROMをインストールしています。

 なお,使っての感想ですが,まず,今まで使っていた 800MBのものよりも音がかなり静かで,使っていても耳ざわりな音がしないので,非常に快適です。静かさはIBMの1.6GBのものとほぼ同様だと思います。ただし,発熱はひどく多くなったと思います。もっとも,1日12時間以上フルに動かしていましたので,そのせいもあるとは思いますが,ともかく,底の部分はものすごい熱さですし,PCカードなんかも取り出すと,熱くてさわれないくらいです。

追記(1998.9.19)

 その後,PC-DOS J6.3/Vが起動しなかったのは,AUTOEXEC.BATやCONFIG.SYSをLibretto20と同じにしたためではないかと思いつき(本当はもっと早く気がつけばよかったのですが),早速,PC-DOS起動FDより起動し,まずは,ブートマネージャーを削除するために「FDISK /MBR」し,更に FDISKを起動して1Bが入っている区画(298MB)を削除しました。今度はDR-DOS 7.02起動FDより起動し,「FDISK /X」し, NON-DOS基本区画の作成を選び,そして,PC-DOS用の区画として100MBをFAT16(>32MB)で基本区画として作成すると102MBがその区画となりました。次に,残りの 196MBも同様にFAT16(>32MB)の基本区画とし,結局,

 Windows95用基本区画:1749MB
 PC-DOS J6.3/V用基本区画:102MB
 1B/V3用基本区画:196MB
 DOS用拡張区画:2032MB(1022MB+1010MB)

としました。いや,DR-DOS 7.02って便利ですね!!

 なお,PC-DOSのインストールはFDISK.EXEを使ってPC-DOS区画をアクティブにとしてから,PC-DOSインストールFDを使って最初からインストールしました。こういうところは,手抜きをすると今回みたいなことになるようです。


1998年10月3日(土) 「B-right/V体験版をインストール」

 Libretto60にBTRONの一種である「B-right/V」体験版を入れてみました。

 これは雑誌「Tronware」No.53 の付録CD-ROMの中に入っているもので,市販の 「B-right/v」との違いは使用可能期間が30日間のみというだけで,後はほぼ市販品と同様な機能を持っているもので,今までの1B/V3体験版のFEPがないために事実上使用することはできないものと一線を画しています。これ以前に同様に1カ月間使用できるものとして「 OS/2 Warp」の体験版が出まわっていましたが,それと同じ感覚で使えるものです。

 さて,この 「B-right/V」は市販品も含めてCD-ROMの形態で,HDへのインストールには以下の3つの方法があります。

(1)BIOS的にCD-ROMより起動できる機種では,CD-ROMより起動してインストールする。
(2)上ができない機種で,CD-ROMが内蔵している機種では,CD-ROMより起動FDを作り,以下,起動FDより起動し,以後,指示に従ってCD-ROMよりインストールする。
(3)上のいずれもできない機種では, Windows95上からインストール用FDを作成し(起動FD,Disk01〜Disk20),それを使ってインストールする。

 Libretto60はCD-ROMドライブが内蔵されていませんし(CD-ROMドライブを使いたい場合は,パラレルポート接続の「MINI SCSI Plus」とSCSI-CDROMドライブを使用しています),また,パラレルポート経由で接続してもうまくいかないだろうと思って, (3)で行うことにしました。

 とりあえず,DynaBook GT-R590を使って,CD-ROMよりDisk01〜Disk20まで作成し,また,起動FDに関しては,このCD-ROMに入っているリビジョンはR1.010であり, NiftyのSPMCのLib1に最新版であるR1.011が登録されているのでこれを使って作成しました(約2時間かかりました)。

 そして,Libretto60にFDドライブを付けて,起動FDより起動し,以下,指示通りに行い,計21枚のFDを交換してインストールしました。ちなみに,インストールは約200MBの区画に行いましたが,とりあえずは100MBあればいいようです。かかった時間は思ったより短く,30分程度であったと思います。

 さて,使っての感想ですが, FEPが1Bのものと変わってVJE-デルタになったとのことで,きっと変換方法が ATOK7式のF6〜F9を使う方法も可能で,私にとっては使い易くなったとのではないかと期待していたのですが,残念ながら違うようで,F6〜F9キーによる変換は全くできないようでした。また,変換キーも使い慣れているスペースキーではなく,普通の大きさの「変換/無変換」キーであり,これまた,PC-DOS上のVZエデッタや Windows95上の一太郎での漢字変換とは異なっており,これらに慣れている私には使いにくいです。

2000年 7月 5日(水) 「内蔵ハードディスクの容量を更に大きく」

 2000. 7. 5(水),映画サービスデーだったので,新宿で映画2本を観た後,ビッグカメラ・パソコン館に行ったら,東芝の「2.5インチ・厚さ8.45mm・8.1GB」(MK8113MAT)が18800円で販売されたので,購入しました。本当はここはポイント制なので,専用カードを持っていれば,金額の10%分が金券みたいな形で付くのですが,私はヨドバシカメラ派のため持っていないので,実質,その1割引きとはなりませんでした。

 あ,目的は現在,Libretto60に入っている4.6GB・HDをこの8.1GB・HDに交換し,その4.6GB・HDを今度はLibretto20に入っている1.6GB・HDと交換するためです。まあ,これで,前者は0.81GB→4.6GB→8.1GB,後者は0.27GB→1.6GB→4.6GBと変わったことになり,これで,この機種に対するHDの交換は終了です。まあ,現在ではかなり遅い機種に入る Libretto20/60では,これ以上出費しても仕方がないと思いますし。

ということで,Libretto60の場合の,HD交換の際のやり方です。使ったものは以下です。

(a)PC-DOS6.3の起動FD
(b)Xpressdock[IDE・HDとパソコンを接続するPCカードの1種]

 Libretto60(4.6GB)のHDは以下のようになっています。

 Cドライブ (1749MB):Windows95(基本区画)
 Dドライブ (1020MB):Data-1  (拡張区画)
 Eドライブ (1012MB):Data-2  (拡張区画)
 Fドライブ ( 102MB):PC-DOS63 (基本区画)
 B-right区画( 196MB)・・・BTRONの一種

(1)Libretto60より4.6GB・HDを外し,その代わりに8.1GB・HDを入れ,FDドライブを付けて(a)より起動する。FDISKを起動し,基本区画2047MB,拡張区画4095MB(論理区画を2つ作る)を作って終了する。

(2) (a)より再起動し,「format c:」,「format d:」,「format e:」とし,各々のドライブをフォーマットする。

(3)8.1GB・HDと4.6GB・HDを交換し,この8.1GB・HDはXpressdockの先に付けて,(b)はLibretto60のPCカードスロットに入れて,Libretto60を起動する。そして,8.1GB・HD中の先程作った区画のドライブ名を確認し(私の場合は,G,H,Iドライブ),以下のような操作で,4.6GB・HDの中身を8.1GB・HDにコピーする。まず,システムのコピーで, DOS窓状態で,「SYS g:」(Gドライブが8.1GB・HD中のWindows95基本区画)とし,システムをコピーする。そして,「xcopy32 c:\ g:\ /E/C/H/R/K」にて,Cドライブ全てをコピーする。以後,同様に,「xcopy32 d:\ h:\ /E/C/H/R/K」,「xcopy32 e:\ i:\ /E/C/H/R/K」,とし,Windows95,データの全てをコピーする(ただし,この方法では1B区画はコピーできません)。

(4)4.6GB・HDと8.1GB・HDを交換し(すなわち,Libretto60には8.1GB・HDが入っている状態), (a)より再起動し,区画を分けるフリーソフトの「FIPS.EXE」を起動し,Cドライブ2047MBを1945MBと102MBの2つに分ける。そして,この102MB区画はFドライブとなるので,「format f:/s」でフォーマットとシステムを入れる。

(5)4.6GB・HDをXpressdock経由で取り付けて, Windows95より起動し,4.6GB・HD中に入っているPC-DOS区画のシステム関係以外のファイルをエクスプローラを使って,8.1GB・HD中のPC-DOS63区画にコピーする。

(6)この後,B-right/V2をまだ,区画を作っていない部分(1639MB)にインストールして,終了です(なお,起動区画の再設定は (a)より起動し, FDISKにて設定,また,HDから起動しない場合はやはり (a)より起動し,「FDISK /BMR」とすればよいです。また,B-right/V2を入れる事により,電源スイッチを入れた時に,Windows95,PC-DOS6.3/V,B-right/V2の3つのOSのどれを起動するか選択できるようになります)。

 ということで,うまく引っ越しを行うことができましたが,何だか,8.1GB・HDに替えたら,動作が重くなったような気がします。これはアクセス時間がかかるようになったということなのでしょうか。それと,HDへのアクセス時の雑音が大きくなったような気がします。

 なお,Libretto20に対しても,同様な操作で行いましたが(勿論,区画の切り方は違いますし,B-right/V2のかわりに,1B/V3を入れましたが),こちらも,問題なくできました。

2000年 7月15日(土) 「B-right/V2 R2.5をインストール」

 私のLibretto60には8.1GB・HDが入っており,それを以下の4つの区画に分けています。

(1)基本区画 1945MB:Windows95
(2)基本区画  102MB:PC-DOS6.3/V
(3)拡張区画 4095MB:Data
(4)B-right/V 1632MB:B-right/V R2.1

 (4)は当初は「超漢字」(B-right/V R2)を入れていたのですが,それがバージョンアップされたので(「超漢字2」(B-right/V R2.5)になりました),これをインストールするにあたって,この区画を削除し,上書きではなく,最初から入れることにしました(すなわち, FDISKにて,その区画を削除しました)。

 まずは,Libretto60にCD-ROMドライブを付けて,Windows95より起動し,超漢字2のCD-ROM中の「Bright」フォルダを内蔵HDのCドライブに全てコピーしました。そして,今度はFDドライブを付けて,超漢字起動FDより起動し,以下,指示通りに操作すると,ほぼ自動的にインストールされました。

 とりあえず,使ってみた感じでは特に問題は見あたりませんでした。ということで,Libretto60では今までと同様に超漢字2を使えるようです。

 なお,大きく変わったところは, JISの漢字が第3・4水準まで使えるようになった位でしょうか。他はあまり変わったようには見えませんでした。

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