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「Libretto20/60」日記(8)

最終改訂:1998. 8.30(初回:1998. 6. 7)

1998年3月18日(水) 「IBMのフラッシュディスクカード」

 Libretto20では普通に認識させると認識するまでに非常に時間がかかるIBMのフラッシュディスクカード「Intelligent Flash Memory 5MB」ですが,Libretto60では改善されたかと期待していたのに相変わらず同じく認識までの時間が必要です。すなわち,カードを入れてから40秒間必要でした(Libretto20では「スタンダードIDE/ESDIハードディスクコントローラ」と認識されて,そのデバイスドライバがインストールされてしまいますが,それをSUNDISK用のデバイスドライバに変えると認識時間が半分以下になりましたので,勿論,それで使用しています)。

 このため,Libretto60の「マイコンピュータ」→「コントロールパネル」→「システム」→「デバイスマネージャ」→「ハードディスクコントローラ」→「スタンダードIDE/ESDIハードディスクコントローラ」をダブルクリックし,「デバイスドライバの更新」を選択すると,「デバイスドライバウィザード」→「一覧から選ぶ」→「次へ」→「全てのハードウェアを表示」→「Sundisk」→「完了」で,デバイスドライバがSUNDISKになりました。しかしながら,Windows95を再起動し,フラッシュディスクカードを入れても,認識するまでの時間は40秒程必要で,結局,何も変わりませんでした。なお,勿論,上記のハードディスクコントローラの部分を見てみるとにはSUNDISKが入っています。ということで,この点に関しては Libretto60はLibretto20と比較して劣ります。

1998年3月19日(金) 「16MB・RAM増設」

 3/19(金),Libretto60用の16MB増設RAM を購入しました。T-ZONE,若松,チチブ電気,そして,Laoxと見て,結局,一番安かったLaoxにて,11,000円で買いました。これは「東芝情報システム」という会社のもので,他の会社のが13,800円から15,800円だった(他に,若松には12,800円というのもありましたが)のに比較するとかなり安いと思います(ただし,TWO TOPで8,000円で売られていたことがあるそうなので,もっと安く購入することもできたと思いますが)。また,「チチブ電気に常駐しているお客さん」というみねなまさんのFTOSHIBAへの書きこみによると,一部の会社のメモリーはLibrettoのPC DOS/Vでは動かないことがあり,純正品かハギワラのものならば大丈夫なのだそうなので,それが心配なのですが,まあ,「東芝情報システム」ならば,まあ,東芝系列の会社だということで,それにしました。

 家に帰って,早速,初めから入っていた8MBボードと交換しました。このRAMボードの位置ってLibretto20と違うのですね。すなわち,Libretto20では標準バッテリーをはずせばすぐに入れられるのですが,Libretto60ではキーボードを外してから取り付けなければならないですので,ネジを外したりして,結構気を付けなければなりませんし。

 8MBが入っていた時と16MBに交換した時のWindows95の起動時間については,
 16MB+ 8MB(購入時):72秒
 16MB+16MB(交換時):71秒

と,電源スイッチを押してから Windows95が使えるようになるまでの時間はほとんど変わりませんでした。

 また,PC-DOS/Vで起動した時でも増設メモリはちゃんと認識され,特に問題なく使えるようでした。

1998年3月20日(金) 「使っての感想」

 Libretto60ですが,とりあえず,パラレルポートにSCSI機器を接続させるMiniSCSI Plus経由でCD-ROMドライブDM5024[テクセル](2つとも,簡単に認識しました)をつなげ,CD-ROMからジョアンヌ・ゲストのクイックタイムムービーを入れて,音と映像を出して喜んでいます(おかげで,空き容量は50MB程になってしまいました)。

 やはり,Libretto20と異なり,内蔵スピーカー単独でまともな音が出るというのはいいですね!! 映像の動き自体も特に問題ないですし,音もほとんどとぎれませんし。というわけで,Libretto20に入れていたジョアンヌのムービーは全て削除し,今までよりもっと数多く入れることにしました。そして,Libretto20には少し古めの音が入っていないクイックタイムムービー,これはロシア物のCD-ROMなのですが,それを入れました。

 さて,Libretto60を使っての感想ですが,液晶では目に見えるドット落ちはないようです。その代わりに,キーボードの「S」の字がやや固く,他のキーと比較してかなり違和感を感じます。ただ,これは使っているうちに柔らかくなるのではないかと期待しています。また,私はLibretto20も I/Oアダプターを付けたまま使っていますが(パラレルポートやRS232C端子をすぐに使いたいし,キーボードが少し斜めになっている方が使いやすいので),Libretto60はこれに加えて標準バッテリーではなく大容量バッテリーが付いているので,Libretto20と比較して,かなり大きく,ズシリと重く感じます。

 また,リブポイントでの矢印の動かし方,すなわち,指の力の入れ方がLibretto20のやり方と違うようで,下方向に矢印を動かそうとするとついポイントの上に力を入れてしまうので,かなり力が必要となり,私にとっては使いにくく感じます。少なくとも私にはLibretto20のものの方が使いやすく感じます。でも,これもおそらく慣れの問題だと思っています。後は,内蔵HDのジーン,ジーンという音が非常に気になります。

 なお,Libretto20より進化したことといえば,専用の壁紙が付いたことですね。夜景や海の絵は品があって非常にいいです。もしかして,これだけでLibretto60を買う価値があるかもしれません。また,Libretto20とは異なり,電池が使っている時にも充電されるというのも,充電のことを考えなくてよいのでいいです。

 また,現時点ではLibretto20とLibretto60は併用するつもりですが,Libretto60用のACアダプターをLibretto20につなげるとLibretto20の中のヒューズがとんでしまうということなので,間違えてつなげないように,両者で使用できる横川電気の小型ACアダプターを使っています。

 とりあえずは,このLibretto60は音と映像で遊ぶつもりです。普通のアプリケーションはLibretto20改(100MHz,1.6GB・HD)で十分ですので。なお,液晶の色再現性ですが,やはり,Libretto20と同様にDynaBook GT-R590と比較すればかなり暗くきたない感じです。

1998年3月21日(土) 「再インストール」

 3/21(土),Libretto60にて,IBMのフラッシュディスクカードがもっと早く認識できるようにならないだろうかということで,色々いじりましたが,コントロールパネルのシステムのデバイスドライバーを消したり加えたりしているうちに, Windows95が起動途中で止まってしまい,それ以上進まなくなってしまいました。ううん,なんて弱いOSなのだ!! たかがこんなことでまともに動かなくなるなんてと思いました。

 しょうがなくて,電源を入れてF8キーを押して,メニューを出し,Safe ModeのDOSプロンプトで,C:\WINDOWS\OPTIONS\CABS\SETUP.EXEで上書きインストールを行ったのですが,セットアップの最初の方で停まってしまい,結局,諦めて再インストールすることにしました。

 例により,まずは,FDドライブ,パラレル接続ZIPドライブを付けて,Windows95セットアップFDより起動し,F3キーを2回押してインストールを中止し,

 FORMAT C:/S

でCドライブをフォーマットし,システムを入れます。次にPC-DOS・ZIPドライブ認識ソフト・YUPDATE.EXEが入ったFDより起動し,ZIPドライブを認識させ,

 YUPDATE -X -XS D:\ C:\

とし,ZIPディスクとしては,先日のWindows95セットアップ直後に作ったZIPディスク4枚を指示通りに入れ,やっと,Windows95セットアップ後の状態に戻し,その後は不要なアプリケーションの削除とジョアンヌのムービーを入れて,やっと,元の状態まで戻しました。

 パラレルポート経由のZIPディスクですので,4時間程必要でしたが,それでもFD交換はしなくてすむので,気が楽です。


1998年3月22日(日) 「ケース購入」

 やっと,Libretto60用のケースを購入しました。私はLibretto20もケースに入れていますが,その時はサンワサプライ(株)のLibretto20用のケースが出ていることを知らなかったので,モバイルギヤ用のものを購入しました。これは,標準バッテリー+ I/Oアダプターの状態でちょうどの状態ですが,今度のドコモタイプのLibretto60では大容量バッテリー+ I/Oアダプターですので,それでは入らないため,モバイルギヤ用より3cm程奥行きが深いLibretto用のケース(サンワサプライ(株)販売。リブレット20用。ケース品番:PDA-CASE20)を購入しまし。そして,家で入れてみたらちょうど入りました。どうやら,このLibretto用のケースは標準バッテリー+ I/OアダプターのLibrettoに予備の標準バッテリーを入れるか,大容量バッテリーと予備の標準バッテリー(I/Oアダプター無)という使い方のケースの様です。

 このケースには布製(PDA-CASE21)と合成皮革製(PDA-CASE20)があり,私は雨や水に強い合成皮革製を購入したのですが,秋葉原で丹念に探せば見つかるのかもしれませんが,Laoxコンピューター館,T-ZONEモバイル館,アイツーモバイル館では見つからなかったために(Laoxには布製のが2200円でありましたが),結局,ちちぶ電気にて標準価格の2600円で購入しました。そこでは,FTOSHIBAの常連さんと思われる人たちと異人がLibretto談義をしていました。


1998年4月10日(金) 「使えなくなったMD-2」

 Libretto60ですが,Libretto20と本体が違うせいか,あるいは, Windows95がOSR2.1になったためかよくわかりませんが(おそらく両方だと思うのですが),やはり,使えなくなったものがありました。

 それは「PCMCIA MobileDisk2」(MD-2)で,Libretto20だとWinmdows95でもPC-DOS J6.3/V+PCM Plusの両方で認識されるのですが (DynaBook GT-R590も Windows95では認識します),Libretto60だといずれの場合も認識されませんでした。

 まずは, Libretto60のWindows95の場合ですが,こちらは認識され,コントロールパネルのシステムを見た限りではドライバーも読み込まれているのですが,マイコンピュータにはMD-2のアイコンは出て来ませんので,中味は全く読めない状態です。電流が足りないのかなあとのことで,DCアダプターをMD-2に付けても試してみたのですが,同様でした。

 また,Libretto60でPC-DOS J6.3/V+PCM Plus の状態では,MDー2に付属FDよりドライバーをインストールすると,CONFIG.SYSが自動的に書き換えられるのですが,リセットすると,config.sysのそのドライバーのあたりでハングアップしてしまいました。CONFIG.SYSの内容を色々といじってみたのですが,結局,どうにもならずに諦めとなりました。

 なお,Libretto60のPCMCIAスロットはFDドライブやフラッシュディスクカードではきちんと使えますので,壊れているとは思えませんし,また,MD-2もLibretto20やDynaBook GT-R590で認識されましたので,こちらも壊れていないと思います。


1998年6月13日(土) 「CD-ROM百科事典を導入」

 CD-ROM百科事典を購入したので,Libretto60の内蔵ハードディスクに全部イメージの形でインストールしました。

 CD-ROM百科事典はCD-ROMのままだとCD-ROMドライブにそのCD-ROMを入れっぱなしにしておかねば,使おうとするたびにそこにCD-ROMを入れなければならないということで非常に面倒くさいので,Libretto60にその中身を入れてしまうことにしました。

 まずは百科事典ということで,近所の古本屋に行ったら,

 (1)「multimedia MYPEDIA 97 CD-ROM 百科事典」[日立デジタル平凡社]

が3400円であったので購入しました。現在は98年度版が販売されており,少し古いものですが,内容がそう大幅に変わるとも思えませんでしたし,未開封ののものの上,何といっても標準価格の3割程度ですからヒンミンの私には最適でした。後はCD-ROMの中身をパソコンのハードディスクにコピーするために

 (2)「携速95+CDエデッタ」[(株)ソース]

をヨドバシカメラで8480円で購入しました。同様なアプリケーションとして,「CD革命」というのがありますが,NiftyserveのFTOSHIBAではこちらの方が評判が良いので,そうしました。

 これらをインストールする前に,まず,Libretto60の内蔵HDより不要なファイルを削除し, 600MB以上の空きを作らねばなりません。MobilePack2の購入初期状態のHDよりファイルを消して行ったのですが,残念ながら内蔵HDの容量は800MBしかなく,空きエリア600MBを作ることは非常に困難なだったために,結局,初期化し,購入時に作成したWindows95セットアップディスクを使ってWindows95のインストールを行い,その際も不要そうなファイルのインストールは行わないようにし,やっと 650MB程度の空きエリアを作ることができました。

 そして,いつものように「MiniSCSI Plus」[プリンタポート接続SCSIアダプター]+「DM5024」[テクセル製CD-ROMドライブ]にて,まず,(1)をインストールし(ただし,このインストールにはCD-ROMのほか,FDも必要です),そして,インストールした(1)を起動し,(2)をCD-ROMドライブに入れてHDへのコピー(HDの消費量を少しでも少なくするために圧縮形式で行いました)を始めると何とコピーが終わるまでに必要な時間は3時間と表示され,そして,その通りの時間が必要でした。

 そして,コピーが終わって,コピーされたファイルの圧縮率をみると何と10%しか圧縮されず, 595MB程ありました。そして,そのファイルをCD-ROMとして認識させてから,HD内で (1)を使えるように通常のCD-ROMからのインストールと同様な操作を行い,やっと, (1)が使えるようになりました。そして,この時のHDの空きエリアは何と10MB程度になっていました。

 さて,これでやっと (1)を起動すると,起動に非常に時間がかかり,また,検索しても画面が変に乱れ,また,時々ハングアップしたようになってしまいます。このため,「コントロールパネル」の「画面」を見てみると,色が 256色表示となっていたのでこれを 16K色に変更し,また,「省電力」や「パワーマネージメント」で,常に最速になるようにし,再起動すると,どうやら,やっと,まあまあ我慢できる程度の起動時間と検索時間となり,画面表示もまともになりました。とりあえずは速度的にはCD-ROMドライブ付ディスクトップパソコンと同じ程度といったところでしょうか。まあ,我慢できる程度の速度で使えるというところです。

 というわけで,現在の私のLibretto60はこの百科事典しか入れられない状態となり,また,入っているアプリケーションは何もなく,また,「アクセサリ」の中のものも,メモ帳とワードパットしかなく,百科事典専用Librettoとなってしまいました。まあ,厚さが東芝製の厚さが8.45mmの3GB・HDが発売されたら,現在入っている 800MBのものと交換して色々なアプリケーションを入れたいと思っています。それまでは我慢我慢で,百科事典として使うつもりです。

 それにしても,やはり,この手の百科事典って面白いですね。解説は私にはちょっと短いですが,それでも,インターネットみたく,次々に関連事項を見ていけるのが楽しいです。


1998年6月16日(火) 「XpressDock」

 先日行ったMiniSCSI Plus経由のCD-ROMドライブを使用して,CD-ROMからLibretto60の内蔵HDへ 650MB程のファイルをコピーしたのですが,それに3時間もかかってしまったので,T-ZONEミナミの8Fにて,「東芝Libretto対応」と表示されているIDE機器と接続できるようにするPCMCIAカード「XpressDock」[MICROTECH INTERNATIONAL INC.] を消費税込15540円で購入しました。私はDynaBook GT-R590用の内蔵CD-ROMドライブ「XM-1402B」を持っており,T-ZONEではそれとXpressDockとの組み合わせでも販売しており,私はXpressDockだけを購入すれば LIbretto20/60でも快適にCD-ROMが使えるようになるだろうと思ったからです。

 このXpressDockはNiftyserveのFTOSHIBAでも結構評判がよく,特に内蔵HDを大きなものに替える際に,古いHDをXpressDockに付けて,新たに内蔵したHDに一気にコピーする際に使われているようです。

 家に帰って,早速,余っているIBMの厚さ12.5mmの720MB・HDを付けて,Libretto20,Libretto60,DynaBook GT-R590のPCMCIAカード挿入口にカードを差しこむと,いずれもWindows95標準ドライバーの「スタンダードIDE/ESDIハードコントローラ」で認識され,マイコンピュータに720MB・HDのアイコンが表示されました。性能的にどうかをみるために,Libretto60に百科事典マイペディアをインストールする際にDynaBook GT-R590に待避させてあった映像ファイルを720MB・HD に移動し,そして,Libretto60にてこの720MB・HDをXpressDock経由で再生してみると,内蔵HDよりの再生よりはギクシャクした感じはしますが,まあまあ我慢出来る程度の映像です。

 しかしながら,ここまでで困ったことは,

 (1)XpressDockカード本体の表面はどちらか。 Libretto20/60にどちらを表にして差しこめばよいか。
 (2)XpressDockカードより出ている平面44線ケーブルの先にあるコネクタと2.5インチHDをどう接続するか。

ということでした。

 (1)については,パッケージの表面に写っている写真とカード本体に会社のマークの入ったシールが貼ってある方が表面だと思って差しこんだら,最後まで差しこめたのでシールが貼ってあるのが表面でした。

 (2)に関しては,XpressDock本体とHDを机の上に置いた状態の時に,どのように接続するかということなのですが,

 1)パッケージの表面の写真では,XpressDock:表面 HD:裏面
 2)パッケージの裏面の写真では,XpressDock:表面 HD:表面
 3)付属説明書の表面の写真では,XpressDock:表面 HD:裏面
 4)付属説明書の解説では,HDのコネクタの1番ピンとXpressDockのケーブルの赤線の位置を合わせて接続する

と書かれており,私にはHDの1番ピンはどのピンだかわからないので,結局,2)は多数決の原理から判断して1)が正しく,2)は単に見栄えをよくするために行っているのであろうと思い,1)の通りに接続しました。なお,HDのピンは2列で,2本,空間,22本となっていますが,勿論,ケーブルのコネクタは22本の方に差しました。そして,これでHDが動き,また,認識もされたので,正解と判断しました(それにしても,折角,日本語の説明書がついているのですから,絵入りで説明してほしいものです)。

 使っての感想ですが,プリンタポートに接続するMD-2と比較すればものすごい速さでコピーや再生ができますし,また,PCMCIA-MD2と異なり別にDC電源は不要ですし,また,ファイルもきちんとコピーできますし(私の場合はPCMCIA-MD2だと,コピーしてもCHKDSKをかけるとファイルが壊れており,使用できませんでした。再生は問題ないので,MD-2に入れてコピーして,それをPCMCIA-MD2に入れて再生専用で使っています),Libretto20/60でもDynaBook GT-R590ででも使えます(PCMCIA-MD2はLibretto60では認識されませんでした)。

 欠点はというと,まずは,HDが裸でいることです。音は勿論気になりますが,それよりもHDの裏面のプリント基盤がむき出しなのが非常に気になります。また,HDをXpressDoscのコネクタと外すのが,HDのピンを曲げ易く壊しそうで嫌です。勿論,このピンはそう耐久性があるとは思えませんし。更に,XpressDockカード本体と IDEコネクタの間の平面ケーブルの耐久性も考えられますし(内部の線が切れるような気がします)。ということで,やはり,私にはMD-2やPCMCIA-MD2のようにHDがプラスチックケースに入れられ,また,ケーブルも普通の電線みたいなものの方が安心して使えます。ケーブルについてはどうしょうもありませんが,HDがむき出しであることに関しては,そのうち,秋葉原にてちょうどよい大きさのプラスチックケースを探すつもりです。

 ただ,ショックだったのは,東芝のXM-1402Bが事実上使えなかったことです。というのは,XM-1402BはDynaBook GT-R590に何回も差したり外したりできるように,IDEコネクタではなく,かなりの強さを持ったコネクタがそのIDEコネクタの上に被さっており,それを取り去るためにはネジを4本外して,そのIDEコネクタを出さねばならず,そうすると,今度はDynaBook GT-R590で使用する場合はまた組み立て直さねばならなくなってしまうからです。その上,このIDEコネクタは2列なんですが,2本,空き,42本,空き,2本のピン配置となっており,HDの時と同様に,XpressDockのコネクタをどの位置に接続すればよいかわかりませんし。というわけで,折角,購入したのですが,目的だったLibretto20/60 とのCD-ROM接続には使えず,HDを接続するだけになってしまいました。勿論,T-ZONEミナミにはXM-1402Bが販売されていますので,これを新たに購入してXpressDock専用とすれば問題はないのですが,8000円程度の出費となりますので(XpressDockと一緒に購入すれば2000円程安くなりますが),そう滅多に使わないので,これまで通りに遅いMiniSCSI Plus+MD-5024の組み合わせでCD-ROMからのインストールは行うことになりました。

 その後,わかったこととしては,Libretto20のPC-DOS J6.3/V+PCM Plusでは,全く認識せず,使えないことです。Libretto60にはPC-DOS J6.3/Vは入れていないので,使えるかどうか不明です。


1998年6月22日 「クロックアップについて」

 Libretto60に百科事典(マイペディア)をインストールすると,その起動時間の長さと検索時間の長さにストレスを感じるようになってしまったため,クロックアップしたいと思いましたが,安定性について疑問があったため,インターネット上のLibrettoについての書き込みOKのサイト「TOM CAT World」に「libretto60のクロックアップ(100MHz→133MHz)時の安定性」に関して質問させていただきましたところ,多数の方々から回答をいただきました。

 結論としては,個体差はかなりあるようですが,PCカードを差さない状態でもクロックダウンが起こり,ひどい場合はハイバネーションまでいってしまうことがあるようです。ということで,私の場合はクロックアップを諦めることにしました。

 以下に,クロックアップ後の状況を教えていただいた方の書き込みの抜粋を示します。これだけ,まとまったのはNiftyserveのFTOSHIBAやFPCUMでもほとんど見かけないと思います。なお,ハンドル名ではなく,アルファベットにさせていただきました。それにしても,Librettoが好きな方って親切な人が多いですね!!

    
 A氏:1時間未満でハイバネしました。 CPU制御ソフトのCPUIDLE導入で,かなりハイバネまでの時間は延長しました。PCカードタイプのファンをつけていつも使用しています。
 B氏:(150MHz化)ハイバネーション突入はいまだ経験がありません。PCカードモデムを使用しても問題はありません。なお,CPU制御ソフトのRAINを使用しています。
 C氏:(150MHz化)お腹の上やポトリ上で使用すると1時間以内にハイバネしていましたが,CPUIDLEとPCカードタイプのファンの併用でかなり安定化しました。
 D氏:ハイバネした事はありません。
 E氏:(Libretto50)1時間もすると必ずハイバネに入っていたのが,CPUIDLEの導入により,今のところ,ハイバネに入ったことがありません。
 F氏:ネットワークカードなどを使っていると,数時間でかなり熱くなってクロックダウンしてしまいます。
 G氏:(Libretto50)CPUIDLEを起動していても,PCカードは使わない状態で,1時間ほどでまずクロックダウンし,さらに30分ほどでハイバネしてしまいます。


1998年6月23日(土) 「XpressDock用CD-ROMドライブ」

 先日購入したPCMCIAカードの1種の「XpressDock」は 2.5インチIDE・HDを付けて Libretto20/60に挿入すると,そのHDが記憶媒体として使用でき,私は映像ファイルを入れて楽しんでいるのですが,元々は,これ以外にDynaBook GT-R 590用の内蔵CD-ROMドライブも接続して使うつもりでした。ところが,接続すすにはCD-ROMドライブのコネクタを外し, IDE端子をむき出しにせねばならず,そうすると,今度はDynaBookで使用する際は外したコネクタを付けねば使えないのでそれは不可能でした。

 ということで,XpressDockに付けられるCD-ROMドライブを探していたのですが(というのは,XpressDockを購入したT-ZONEではXpressDock単体では14,800円,それにDynaBookで使うために作ったと思われるIDE端子のCD-ROMドライブは7,800円,両者を同時に購入する場合は約3,000円安の19,800円とのことで,今更,同時に購入する場合より3000円近くを余計に払う気はしなかったもので),それが見つかりました。それも,何と,T-ZONEミナミ斜め前のソフマップ本店5Fにて, 1,980円と格安です。ただし,そのCD-ROMは東芝用ではなく,コンパックのノート型パソコン LTE5000シリーズ内蔵用のもので,新品,保証書付きのものです(といっても,私の場合はすぐに分解してしまうので,意味はありませんが)。まだ,5,6個以上残っています。

 家に帰って早速,ダンボール箱を開けると,説明書のほか,FDが2枚入っており,CD-ROMドライブ自体は分厚いスポンジに厳重に包まれていました。取り出してコネクタを見ると,勿論, IDEではありません。しかしながら,コネクタのまわりはプラスチックで覆われており,それを本体の金属板に取り付けているらしいネジが3本見えましたので,それをドライバーで取りましたが,それでもそのプラスチック部分はとれません。しかしながら,シートケーブル付きのコネクタ部分がうまく外れてくれたので,それを外してみると,更にネジが2本出て来て,それを外すと,やっと,プラスチック部分が外れ,そして,シートケーブルの先のコネクタを外すと,やはり,CDーROM本体の IDEコネクタが出て来ました(そのままだと,ガタガタする部分があるので,ネジを2本付け戻しました)。

 ところが,このコネクタは先のDynaBook用のCD-ROMドライブと同様に,コネクタピンが2列で,2本,1本分の空間,22本,2本分の空間,2本となっており,それが付いているプリント基板を見た限りではどうやら最後の2本は全く IDEとは関係ないと考えられました。すると,HDの場合と同様に最初のは避けて,22本の所に,XpressDockのコネクタを接続すれば(勿論,XpressDockの平面ケーブルの赤い部分を1本分の空間の次のピンの位置になるようにしなければなりませんが),大丈夫だろうということで,その形で Libretto20/60で使ってみると, Windows95にてCD-ROMドライブとして認識されました。そして,CD-ROMを入れて再生してみると,きちんと画面に表示されました。このCD-ROMドライブは4倍速ですが,Libretto60では映像も特に問題なく表示されました。

 しかしながら,ここで問題が。というのはこの状態だとCD-ROMドライブが裏返しになってしまうのです。HDでは裏返しでも見掛けを除けば特に問題はありませんが,CD-ROMドライブではCD-ROMは入れにくいし,どうしょうもありません。このため,XpressDockに付いている平面ケーブルを半分ひねることにより裏返しにすることができ,表面を上にできました。まあ,XpressDoccのケーブルの断線による寿命が気になりますが,それほど使うわけではないので我慢といったところでしょうか。

1998年6月27日(土) 「卓上型小型スピーカー」

 Libretto60にてムービーファイルを再生していると,画像はともかく音が割れてビビーッというような音が出るので(スピーカーのある場所を手で押さえると多少は良くなりますが),こりゃあ,スピーカーの質が悪いのだなあということで,外部スピーカー[会社名:ANDO,製品名:SP-66 チビマメスピーカー]を購入しました。秋葉原の千石通商にて,2本1組 700円という格安なもので,大きさは65×73×52mmと非常に小さなもので,Librettoを含めたミニミニノート型パソコンやノート型パソコンにはちょうどよい大きさだと思います。パソコンに差しこむためのプラグは3.5mmミニプラグが付いています。なお,一応,内部には45mmスピーカーが入っており,最大出力:0.3W,インピーダンス:8オームで,全く信じられませんが,周波数:100〜12000Hzだそうです。

 後は勿論,Libretto60でも使えるように2.5mmのステレオミニミニプラグのオスとメスを購入(勿論,2.5mmのオスだけ,あるいは,2.5mm→3.5mm変換プラグを購入してもよいのですが,前者だと3.5mmに付けかえるのですが,そうすると,今度はLibretto20+GameJammerCardあるいはDynaBook GT-R590等の3.5mmステレオミニミニプラグの機器は使えなくなってしまいますし,後者だと,プラグが2段となって長くなってしまいますので,2.5mmプラグオス+電線+3.5mmプラグメスという延長コードを作り,接続することにしました。

 家に帰って早速ハンダごてを握って,上記の延長コードを作り,早速,Libretto60にて,それを使って購入したスピーカーを鳴らしてみると,やはり,Libretto60内蔵のスピーカーと比較すれば格段の音質にて音が出ました。やはり,モノラルよりステレオの方がいいですし,それに,音がビビらないのがいいです。さて,このスピーカーの置き場所ですが,私の机の上には卓上型スタンドがありますので,台部に両面テープで固定しました。そうすると,Libretto60の後ろにスタンドが来る状態で使っているにで,ちょうど場所的によいようです。

 それにしても,ステレオミニアンプを作らねばならないかと覚悟していたのですが,これだけ大きな音で鳴るので全く不要でした。なお,勿論,上記2種の3.5mmプラグ用のパソコンでも勿論,綺麗な音が出ました。

 たった変換プラグを作る費用を入れても900円弱でこれだけ綺麗な音が出るようになえるのですから,この豆スピーカーはLibretto60の音が気にいらない人には必携のものだと思います。

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