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ポケットポストペット日記(3)

最終改訂:2001.12.23(前回:2001.11.11)

 こちらの方は,主に失敗した話を書きたいと思います。その中に色々なヒントがある可能性がありますので。



1.Jdic(英和辞典)

(1)英和辞典[フリー辞書データ]

 西谷氏の「Jdic.exe」(Jdicwm22.zipの中のファイル)[H/PC・MIPS・日本語用,Ver.2.2]と「The Electronic Dictionary Research and Development Group, Nanash Group」氏の「Edict」及び「Edict.idx」(Jwp13edt.zip中のファイル)をマルチメディアカードの中のフォルダ「Dic」に移動し,マルチメディアカードをPocketPostPetに挿入し,PocketPostPetの裏面のリセットボタンを押してリセットします。

 「Jdic.exe」をダブルクリックで起動した後,「File」→「Option」にて,辞書ファイル設定画面となるので,「EDICT優先」の左の丸を黒し,右には「\Multimedia Card\Dic\EDICT」と入力し(本来は「参照」ボタンを押して設定するのでしょうが,押しても全く反応がありません),「OK」ボタンを押すと,「インデックスファイルが見あたらないとの表示が出て,それ以上,進みませんでした。うまくいった「光の辞典」での設定画面では辞書ファイルとインデックスファイルを設定しますが,こちらでは辞書ファイルのみという違いがあることから,うまくいかない原因はポケットポストペット中の「Windows CE」には一部のファイルが入っていないためかもしれません(その後,まつも氏のホームページにこれを使えるようにする方法が書かれていましたので,近い内にそれを試してみるつもりです)。


2.Fetsrch(英和辞典)

(1)英和辞典[フリー辞書データ]

 kazz氏の「Fetsrch.exe」(Fsrchmj2.lzhの中のファイル)[H/PC・MIPS・日本語用,Ver.1.05]と,kurumi氏の辞書ファイル「Gene.txt」(Gene95.lzhの中のファイル)をマルチメディアカードの中のフォルダ「Dic」に移動し,マルチメディアカードをPoketPostPetに挿入し,PocketPostPetの裏面のリセットボタンを押してリセットします。

 「Fstserch.exe」をダブルクリックで起動し,「Option」という辞書ファイルの画面になります。右側の窓に「英和辞典」と「\Multimedia Card\Dic\Gene.txt」と入力後,「Update」ボタンを押すと,「Create index?」と聞いてくるので,「OK」ボタンを押します。すると,インデックスファイルは作られ,画面左の<empty>には「英和辞典」という言葉と差し替えられて表示されますので,「OK」ボタンを押して,辞書設定画面は終了です。

 後は画面上部の一番右の検索用窓に米単語を入れて,「改行・決定」キーを押せば,砂時計が表示された後,その入れた単語を先頭に,前方一致の単語とその和訳が表示されます。しかしながら,このソフトは,画面の横サイズがもっと長い機種用に設定されているらしく,和訳の部分は全部が見えず,先頭20文字位のみで,後は画面の右外に隠れてしまいます。こういう場合,普通は下部にバーが出たり,あるいは,桁折りができたりするのですが,このソフトでは全くダメのようです。また,検索用の窓も半角で5文字しか画面に見えず,後は画面の右外に隠れてしまっている状態なので,長い単語も途中までしか見えません。更に,検索時間が結構かかるので,結構ストレスに感じます。

 ということで,短い単語や短い和訳のものでしたら使えなくもないといったところでしょうか。また,このソフトは「終了」することができず,壁紙設定やマルチタスク切り替え用の「Sqpp.exe」を使っても終了することはできず,リセットせざるをえませんでした(再現性はあります)。

 なお,各ファイルの大きさは以下の通りです。

 Fetsrch.exe(37KB),Gene.txt(2,633KB),Gene.idx(1KB)

 また,他の「Windows CE」機ではこの「Fetsrch.exe」を使って,百科事典の「Mypaedia98」も使うことができるようなのですが,残念ながらポケットポストペットでは上記の状況ですので,無理なようです(後日,「PenDic」を使用することにより,「Mypaedia98」が使用できるようになりました)。


3.Pdic(英英辞典)

(1)英英辞典[フリー辞書データ]

 Tan氏による「Pdicce.exe」(Pdicmips.lzh中のファイル)[H/PC・MIPS・日本語用,Ver1.03]と「1913 US Webster's Unabridged Dictionary」をYoshi氏がPDICのWin32版用に編集した辞書ファイル「Wud.dic」(Pd_wud.lzhの中のファイル)により,「英英辞典」としてを使ってみようとしましたが,結論からいうとうまく行きませんでした。

 すなわち,「Wud.dic」はPDIC用の「Hyper辞書形式」ですので,TaN氏の「Personal Dictionary for Win32」(Pdx32437.exe)[Windows95等用,Ver.4.37]を使って,[Tool]-[辞書の変換]にて「PDIC形式」から「1行テキスト形式」に変換し,そのファイル名を「Wud.txt」とします。

 「Pdicce.exe」と「Wud.txt」をマルチメディアカードのフォルダ「Dic」に移動し,マルチメディアカードをPocketPostPetに挿入し,PocketPostPetの裏面のリセットボタンを押してリセットします。

 そして,「Pdicce.exe」をダブルクリックして起動させると,「辞書グループ編集」画面となりますので,「新規グループ」ボタンを押して,「辞書グループ名」を「英英辞典」で「OK」ボタンを押します。次に「新規」ボタンを押すと「辞書の新規作成」画面となりますので,「Wud.txt」と記入し「OK」ボタンを押しますが,「辞書エラー <Wud.txt>PDIC用の辞書ではありません」との表示と共に砂時計が出てしまい,OKボタンを押すと砂時計は消えますが,検索しようとして,左上に英単語を入れて「改行・決定」キーを押しても,解説は全く表示されない状態です。これは,おそらく「Pdicce.exe」では,解説部が長い辞書ファイルは使えないのではないかということで,このソフトの使用をあきらめました。


4.PenDic(人名辞典)

(1)人名辞典[フリー辞書データ]

 Palm-size Penguim氏の「PenDic」(PenDic21HpcMIPS.LZH)[H/PC・CE2.0・MIPS・日本語用]と獨澄旻氏の「私立PDD図書館」内の「人名辞典」を使って,「人名辞典」を試みてみました。

 まず,「人名辞典」として登録されている「あ行」から「わ行+凡例」の10ファイル(a.lzh,ka.lzh,sa.lzh,ta.lzh,na.lzh,ha.lzh,ma.lzh,ya.lzh,ra.lzh,wa.lzh)を解凍します。そして,同じフォルダに,「田中serow良知」氏の「Jperl」[PC-DOS用のJperl14.lzhを解凍したJperl.exe]と小笠原博之氏の「jinmei.pl」(元々,Zaurusで辞書を使うために作られたもののようです)を置きます。そして,dos窓状態で「jperl jinmei.pl > jinmei.txt」とします。

 上記の操作によりできた「jinmei.txt」は「PDICテキスト形式」となっていますので,Windows95用の「Personal Dictionary for Win32 Ver.4.37」の「Tool」の「辞書の変換」を使って,「1行テキスト形式」に変更し,それを「Jinmei.dic」とします。

 そして,PenDic21HpcMIPS.LZHを解凍し,その中に入っているMakeidxj.exeを使って,DOS窓状態にて,「Makeidxj Jinmei.dic」と実行すると,なぜか,しばらくするとDOS窓が強制的に終了してしまい,インデックスファイルを作成することができませんでした(「Jinmei.dic」の中ををエデッタで見てみると,「ひらがな半角スペース///半角スペース漢字説明」という形ではなく,「漢字半角スペース///半角スペース漢字説明」となっているものがかなりあり,それが強制的に終了してしまった原因のように思えます)。

 ということで,本当はこの後に,PenDic21HpcMIPS.LZH内に入っていた「Pendic.exe」,上記の「Kinmei.dic」,4つ(?)のインデックス・ファイルをマルチメディアカード内のフォルダ「Dic」に移動し,そのマルチメディアカードをPocketPostPetに挿入し,PocketPostPetの裏面のリセットボタンを押してリセットします。そして,「Pendic.exe」をダブルクリックすると,辞書ファイル指定画面となりますので,国語辞典の欄に「\Multimedia Card\Dic\Jinmei.dic」と書きこみ,OKボタンを押します。すると,検索画面になりますので,上部の単語入力窓にひらがなで入力すると,画面の左半分にその言葉とそれと前方一致する単語がひらがなで表示されますので,必要な単語をダブルクリックすると,画面右にその単語が漢字となって,更にその下にその意味が表示される筈なのですが,残念ながら私の場合はインデックスファイルが作成できなかったために,動作確認はできませんでした。

(2)英英辞典[フリー辞書データ]

 Palm-size Penguim氏の「PenDic」(PenDic21HpcMIPS.LZH)[H/PC・CE2.0・MIPS・日本語用,Ver.2.1Β]と,Yoshi氏がPDICのWin32版用に編集した辞書ファイル「Wud.dic」(Pd_wud.lzhの中のファイル)により,「英英辞典」としてを使ってみました。

 すなわち,「Wud.dic」はPDIC用の「Hyper辞書形式」ですので,TaN氏の「Personal Dictionary for Win32」(Pdx32437.exe)[Windows95等用,Ver.4.37]を使って,[Tool]-[辞書の変換]にて「PDIC形式」から「1行テキスト形式」に変換し,そのファイル名を「Wud.txt」とします。

 次に,PenDic21HpcMIPS.LZHを解凍し,その中に含まれている「Makeidx2.exe」を使って,DOS窓状態にて「makeidx2 mud.txt」と実行すると,mud.idxとmud.idx2という2つのインデックス・ファイルができます。

 そして,PenDic21HpcMIPS.LZH内に入っていた「Pendic.exe」,上記の「Mud.txt」及び「mud.idx」と「mud.idx2」をマルトメディアカード内のフォルダ「Dic」に移動し,そのマルチメディアカードをPocketPostPetに挿入し,PocketPostPetの裏面のリセットボタンを押してリセットします。

 Pendic.exeをダブルクリックで起動すると,辞書ファイル指定画面となりますので,英英辞典の欄に「\Multimedia Card\Dic\Mud.txt」と書きこみ,OKボタンを押します。すると,検索場面となります。上部の単語窓に米単語を入力すると,画面左半分にその言葉及びそれと前方一致した単語が表示されますので,必要な単語をダブルクリックすると,画面右に英語の解説等が表示されます。また,これらは桁折り有りの状態ですので,見やすいです。

 ただし,理由はわかりませんが,右側の単語毎の解説部の最後に「・・・」とか訳のわからない漢字(「ゴミ」と言いますね)が表示されたりすることがあります。「Mud.txt」はテキストファイルですので,Windows 95用のエデッタで開いて,「・・・」が表れた単語を調べてみたのですが,「・・・」なんてものは入っておりませんでした。また,解説部は全部表示されていることも確認しましたので,まあ,気になることは確かですが,表示されていても実害はないようです。

 また,この辞書は元が1913年のもののようですので,ううん,こんなに古くて現代でも大丈夫なのかなあなんても思ってしまいます。それと,Pendic.exe特有の2段階検索というのも,この手の辞書の場合は面倒くさい感じがします。

 なお,ファイルの大きさは以下です。

 Pendic.exe(249KB),Wud.txt(11,443KB),Wud.idx(4KB),Wud.idx2(1016KB)

(3)広辞苑第4版[市販辞書データ]

 Palm-size Penguin氏の「PenDic」(PenDic21HpcMIPS.LZH)[H/PC・CE2.0・MIPS・日本語用,Ver.2.1B)と「新村出編 広辞苑第四版 CD-ROM(カラー)版」(岩波書店発行)を用いて,広辞苑第四版を使ってみました。

 このCD-ROMはEPWING形式なので,草本和馬氏による「Ddwin.exe」(「dd259.exe」をダブルクリックしてインストールする)を起動すると,辞書サーチが行われ,「広辞苑」が使えるようになります。そして,「ツール」→「全文検索」とすると「全文検索」の短冊が出るので「検索キーワード」には何も入れずに単に「閉じる」ボタンを押した後,今度は「検索」ボタンを押します(この際,左上の短冊には何も無い状態にしておくこと)。すると結構長い時間がかかって,広辞苑データ全てが検索されます。そして,「編集」→「エデッタ起動」とすると,「エデッタ起動」の短冊がでるので,ファイル名を「C:\Koujien4.txt」とし,「該当項目すべて」を選択した後,「OK」ボタンを押します。するとまた結構長い時間がかかって,Cドライブのルートに「Koujien4.txt」というファイルが保存されます。これで,ようやっと広辞苑のデータがエデッタで読める形になりました。なお,これで「Ddwin.exe」は使わないので終了させます 。

 今度は「田中serow良知」氏の「Jperl.exe Ver.1.4」[PC-DOS用のJperl14.lzhを解凍したJperl.exe]とPalm-size Penguin氏の「koujien.pl」(「KoujienScr.lzh」中のファイル)をCドライブのルートに置きます。そして,DOS窓状態で,「Jperl koujien.pl Koujien4.txt > Koujien4.dic 」とすると,結構長い時間がかかって「Koujien4.dic」というファイルができる筈なのですが,このJperl.exeのバグなのか,何回行っても途中でハングアップしてしまいました。このため,Larry氏とSerow氏及び謎の二面氏による「Jperl.exe Ver.4.036+1.4」(Jplwin32.lzhとJplw32up.lzhより作成)を今までの「Jperl.exe Ver1.4」の代わりに使ったら,今度はハングアップしないでKoujien4.dicができました。

 そして,Palm-size Penguin氏の「PenDic」(PenDic21HpcMIPS.LZH)[H/PC・CE2.0・MIPS・日本語用,Ver.2.1B)の中の「Makeidxj.exe」をCドライブのルートに移動し,DOS窓状態にて「makeidxj Koujien4.dic」と実行すると,Koujien4.idx ,Koujien4.idx2,koujien4.idx3,Koujien4.jdxという計4つのインデックス・ファイルができます(後述の事情により,ファイルサイズが半分程のKoujien4.txtに対し「Jperl.exe Ver.1.4」を使用して作ったKoujien4.dicで行った時はきちんと4つのインデックス・ファイルができましたが,なぜか,「Jperl.exe Ver.4.036+1.4」を使って作ったKoujien4.dicで行った時は途中でハングアップし,2つのインデックス・ファイルしかできませんでした)。

 今度は,PenDic21HpcMIPS.LZH内に入っていた「Pendic.exe」,上記の「Koujien4.dic」,4つのインデックス・ファイルをマルチメディアカード内のフォルダ「Dic」に移動し,そのマルチメディアカードをPocketPostPetに挿入し,PocketPostPetの裏面のリセットボタンを押してリセットします。

 Pendic.exeをダブルクリックで起動すると,辞書ファイル指定画面となりますので,国語辞典の欄に「\Multimedia Card\Dic\Koujien4.dic」と書きこみ,OKボタンを押します。すると,検索場面となります。上部の単語窓にひらがなを入れて検索すると,その下の欄に,前方一致の単語がひらがなで表示され,そのひらがなをダブルクリックすると,その右側の欄ににひらがな,漢字,意味の順で表示されます。また,漢字を入力して検索すると,その下の欄に前方一致で漢字の単語が表示され,それをダブルクリックすると,右側の欄にひらがな,漢字,意味の順で表示されます。なお,一部の単語では漢字の後ろに半角のマルボチと半角カタカナ,[zB655]等が表示されます。おそらく,外字が文字化けしてゴミとなっていると思われます。

 なお,私は32MB-MMCしか持っていないために,実際にはDDWinを起動し,辞書データを取り込む際,半分程度しかデータ取り込みを行いませんでした(辞書データが32MB以下にするため)が,全部を取り込んでも上記と同様な結果になると思っています(実際はなぜか,違っていましたが,原因はわかりません)。

 ということで,ファイルの大きさは以下です。なお,上記の事情により,インデックスファイルは計算値です。

Koujien4.dic(36,304KB),Koujien4.idx0(3,837KB),Koujien4.idx1(47KB),Koujien4.idx2(2,877KB),Koujien4.idx3(8KB),Pendic.exe(249KB)

(4)広辞苑第5版[市販辞書データ]

 Palm-size Penguim氏の「PenDic」(PenDic21HpcMIPS.LZH)[H/PC・CE2.0・MIPS・日本語用,Ver.2.1Β]と「スーパー統合辞書99」(発売:富士通)という「広辞苑(岩波書店),新英和中辞典・新和英中辞典(研究者),漢字源(学習研究社),現代用語の基礎知識(自由国民社)」が入っているCD-ROMを使い,その中の「広辞苑第5版」に関し,使い勝手を試してみました。

 このCD-ROMはEPWING形式なので,草本和馬氏による「Ddwin.exe」(「dd259.exe」をダブルクリックしてインストールする)を起動すると,辞書サーチが行われ,「広辞苑」が使えるようになります。そして,「ツール」→「全文検索」とすると「全文検索」の短冊が出るので「検索キーワード」には何も入れずに単に「閉じる」ボタンを押した後,今度は「検索」ボタンを押します(この際,左上の短冊には何も無い状態にしておくこと)。すると結構長い時間がかかって,広辞苑データ全てが検索されます。そして,「編集」→「エデッタ起動」とすると,「エデッタ起動」の短冊がでるので,ファイル名を「C:\Koujien5.txt」とし,「該当項目すべて」を選択した後,「OK」ボタンを押します。するとまた結構長い時間がかかって,Cドライブのルートに「Koujien5.txt」というファイルが保存されます。これで,ようやっと広辞苑のデータがエデッタで読める形になりました。なお,これで「Ddwin.exe」は使わないので終了させます 。

 今度は「田中serow良知」氏の「Jperl.exe Ver.1.4」[PC-DOS用のJperl14.lzhを解凍したJperl.exe]とPalm-size Penguin氏の「koujien.pl」(「KoujienScr.lzh」中のファイル)をCドライブのルートに置きます。そして,DOS窓状態で,「Jperl koujien.pl Koujien5.txt > Koujien5.dic 」とすると,結構長い時間がかかって「Koujien5.dic」というファイルができました(「広辞苑 第4版」とは異なり,ハングアップしませんでした。ううん,第4版のデータ,どこかがおかしいのでしょうね)。

 そして,Palm-size Penguin氏の「PenDic」(PenDic21HpcMIPS.LZH)[H/PC・CE2.0・MIPS・日本語用,Ver.2.1B)の中の「Makeidxj.exe」をCドライブのルートに移動し,DOS窓状態にて「makeidxj Koujien5.dic」と実行すると,Koujien5.idx ,Koujien5.idx2,koujien5.idx3,Koujien5.jdxという計4つのインデックス・ファイルができました。

 今度は,PenDic21HpcMIPS.LZH内に入っていた「Pendic.exe」,上記の「Koujien5.dic」,4つのインデックス・ファイルをマルチメディアカード内のフォルダ「Dic」に移動し,そのマルチメディアカードをPocketPostPetに挿入し,PocketPostPetの裏面のリセットボタンを押してリセットします。

 Pendic.exeをダブルクリックで起動すると,辞書ファイル指定画面となりますので,国語辞典の欄に「\Multimedia Card\Dic\Koujien5.dic」と書きこみ,OKボタンを押します。すると,検索場面となります。上部の単語窓にひらがなを入れて検索すると,その下の欄に,前方一致の単語がひらがなで表示され,そのひらがなをダブルクリックすると,その右側の欄ににひらがな,漢字,意味の順で表示されます。また,漢字を入力して検索すると,その下の欄に前方一致で漢字の単語が表示され,それをダブルクリックすると,右側の欄にひらがな,漢字,意味の順で表示されます。なお,一部の単語では漢字の後ろの説明文書中に「全角の中ボチ+全角カタカナ」が表示され(第4版では,半角のマルボチと半角カタカナが表示されました),このほか,[zB655]等が表示されました。おそらく,外字が文字化けしてゴミとなっていると思われます。

 ということで,これらを我慢すれば使えると思います。

 なお,ファイルサイズは以下の通りです。

Koujien5.dic(38,528KB),Koujien5.idx0(3,931KB),Koujien5.idx1(47KB),Koujien5.idx2(2,958KB),Koujien5.idx3(6KB),Pendic.exe(249KB)

 なお,全部のファイルサイズは46MB弱となり,私は32MB-MMCしか持っていない関係から,実際の動作確認はCD-ROMからデータを抽出する際,半分位行ったところで,中止し,辞書の前半部分のみ使って確認しましたが,全部のデータを抽出し,64MB-MMCを使っても同様な結果と思われます。



<最後に>

 ということで,「ポケットポストペット」で使える辞書は,色々ありそうですが,私のお勧めは,やはり,「Hikaruce.exe」を使った「光の辞典」(英和・和英・国語辞典),Pendic.exeを使った「Mypaedia」(百科事典),そして,「Pdic.exe」を使った「厚生科学研究」の1つとして発表された「ライフサイエンス辞書」といったところでしょうか。また,英語をよく使いたい人の場合は,英辞郎を使った英和辞典は90万語で43MBということで魅力的だと思います。

 また,上述以外に「Windows CE」用辞書ということで,ソフト会社から販売されているものがありますが,それらは持っていないので試したことはありません。しかしながら,PocketPostPetの掲示板にレジストリをいじることにより使えるようになった旨の書き込みがありましたので,裕福な方は試されるのもいいと思います。ただし,1辞典につき1万円近くするようですので,私には買えそうもありません。



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