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液晶プロジェクター(1)

最終改訂:2001. 5.27

 私は映画を観るのが好きで,月1回程度映画館に行き,また,気に入った映画等はDVDやLDで週に3本位を液晶プロジェクターで90インチ(横幅で約180cm)程度の画面で観ています。勿論,音はドルビーサラウンドで,ヤマハのドルビーサラウンド・デコーダ「DSR-100PRO」を使用し,フロント(前)用はケンウッドのスピーカー「LS-11」を左右に各2台づつで(2台重ねたものを左右においています),リア(後)用は天井付近にオーディオテクニカの無指向性スピーカー「AT-SP35」を左右に各1台づつで,更に,重低音用のヤマハのスーパー・ウーファー「NS-W2」を使用しています。また,フロント用のスピーカーのアンプにはマランツの「PM-78」をA級動作で,リヤ用には自作のICアンプを使っています。一方,映像の入口の方としては,LD/DVDプレーヤーはパイオニア「DVL-909」,VHDプレーヤーはビクター「HD-V1」,VHSテープデッキはシャープ「VC-HF10」を使用し,これらの切り替えのセレクターとして,サンスイ「VS-α607」を使用しています。また,映画を観る場合,グラフィック・イコライザーで1000Hzを強調すると人の声を聴きやすくなるのですが,そのためにADCの「SS-300SL」を 使用しています。
 ということで,以前はシャープの液晶プロジェクター「XV-1H」を使用していましたが,それが壊れてしまい今年になって別な機種を買いなおしたので,それの紹介です。



<液晶プロジェクター「XV-1H」と「LVP-L2000V」>
 10年以上使っていたシャープの液晶プロジェクター「XV-1H」がついに壊れてしまったので(画面に1本青い線が入るという現象です),2001. 2.10に今度は三菱電機の液晶プロジェクター「LVP-L2000V」を購入しました。液晶プロジェクターにおいては,液晶の画素数が重要な要素の1つですが,「XV-1H」では「89,505×3」だったのが,「LVP-L2000V」では「48万×3」と飛躍的に増加しています。しかしながら,それにもかかわらず,下左側の写真のごとく,その大きさはものすごく小さくなっています。「XV-1H」は液晶プロジェクターとしては二代目のものであり,その明るさから言って当時としては画期的なものでしたが,10年もたつと,さすがに古くさくなってしまっていることがわかります。

<「XV-1H」と「LVP-L2000V」の大きさの比較>
シャープXV-1H:
21.9(幅)×31.4(高さ)×42.5(奥行き)cm,10.6kg
三菱電機LVP-L2000V:
24.2(幅)×7.9(高さ)×29.4(奥行き)cm,3.4kg
<「LVP-L2000V」を斜め前から見たところ>
大きさは上面がA4ファイルサイズで厚さ8cmといったところ
XV-1Hの約1/5の容積,約1/3の重量
左前がレンズ
上面のレンズ上あたりはズームとピント調節ノブ


<自作の布製スクリーンでの上映>
 映像を映すにはスクリーンが必要ですが,それは非常に値段が高く,例えば100インチのビーズ式スクリーン(反射率を高めるために非常に小さいガラス玉が全面に貼ってあるものです)だと15万円以上,マット式スクリーンでも5万円以上と(もっとも,これは設置金具は含んでいるようでしたが),当時29万円も出してようやっとの思いで「XV-1H」を購入した私にはとても出せない金額でした。それでどうしたのかというと,どこの家庭でもあるもの,すなわち,布団の敷布を使うことを思いついたわけです。しかしながら,それだけではシワが寄りますので,市販のスクリーンのように上下に棒を付けることとし,長さ2m強の太い中空の金属管と同じ長さの細い金属管を購入し,敷布の長い方を220cm程に切って(短い方はそのまま),切ったところがほつれないように裁縫しました。次に,敷布の短い方の上下を裁縫で袋状とし,各々金属管を入れました。細い管が入った方を上とし,つり下げられるようにひもをつけ,できあがりました。そして,それを現在も使っているというわけですが,下の写真の通り,映画を観るのには全く支障はありません。この自作スクリーンの大きさは90イ ンチといったところです。なお,部屋は和室ですが,観る時は椅子に座った高さで観ています。


観る位置からのスクリーンと液晶プロジェクター>

<蛍光灯を消した状態>
DVDの「ショー・ミー・ラブ」。
学校での場面で,スウェーデンの「アレクサンドラ・ダールストルム」という名前の女優さんが演じています

ほぼ,観る位置からの写真です。
スクリーンの左右は約180cmです。
<LVP-L2000Vの設置状態>
ストロボでLVP-L2000Vを照らしました。
高さ30cm程の台の上に置いてあります。
和室ですので,下は畳敷きです。
LVP-L2000Vはスクリーンから約3.3m,
私の座席はスクリーンから約4.3mです。
画面はDVDの「踊れ! トスカーナ」。
フラメンコを踊っている場面です。
<蛍光灯を消した状態>
DVDの「キャメロット・ガーデンの少女」。
最後の方のシーンで,ミーシャ・バートン演じる主人公が木に登ってしまうシーンです。
演技力から言って,明日のハイウッドを担う女優さんでしょう。
こちらもほぼ,観る位置からの写真です。
スクリーンの左右は約180cmです。


<スクリーンへ映った映像の部分拡大(液晶のドットはほとんど気になりません)

映像:キャメロットガーデンの少女
上右の映像の一部です。この位では全く液晶のドットは気になりません。
映像:キャメロットガーデンの少女
更に拡大し,目の部分をクローズアップしたものです。
これだけ拡大すると,液晶のドットが見えます。
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映像:ショー・ミー・ラブ
これも「キャメロット・ガーデンの少女」と同様に映像の一部です。こちらも全く液晶のドットは気になりません。
映像:ショー・ミーラブ
左の映像の唇の部分をクローズアップしたものです。上の写真よりは拡大率は低いですが,やはり液晶のドットが見えます。


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