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液晶プロジェクター(2) -LVP-L2000V日記-

最終改訂:2001. 5.27
製品名: 液晶プロジェクター LVP-L2000V
会社名: 三菱電機(株)
レンズ: 33.2mm〜43.1mmF1.7〜2.0
液晶画素数: 48万画素×3枚=144万画素
入力端子: VIDIO,S-VIDEO,RGB,D4,RS-232C
各種設定: 画質(コントラト・明るさ・色の濃さ・色合い・色温度・カラーマトリクス・シャープネス・ガンマ補正),設置(台形補正),オプション(信号判別・スクイーズ・言語選択)等
外 形: 24.2cm×7.9cm×29.4cm(レンズ,脚部除く)
重 量: 3.4kg
消費電力: 230W
2001. 1.20(土)
 2001. 1.20(土),秋葉原の「AVAC」という,よくオーディオ・ビジュアル関係の雑誌で宣伝広告を見る店にて,三菱電気の液晶プロジェクター「LVP-L2000V」を購入しました。といっても,ものが来るのが来月の10日,すなわち,今から21日後というのですから,参ってしまいますが(笑)。

 私は今から10年以上前(多分,12年前)にシャープの液晶プロジェクター「XV-H1」という 「9万画素×3枚=27万画素」のものを購入し(現在は倒産してしまった「ステップ」という安売店にて,29万円でした),,自分で白い敷布の上下に金属製の長い管を縫いつけたスクリーンを使って,画面サイズが90インチ程(横 180cm程)でLD等の映画を観ていたのですが,そのプロジェクターが昨年ついに壊れてしまったというわけです。症状は画面に青い線が1本入る,すなわち,3枚ある液晶の1枚に不都合が生じたというわけです。青線は時々生じるという程度でしたので,我慢できないことはなかったのですが,このプロジェクターは購入当時においては,その程度の費用で大画面が見れるという画期的なものでしたが,現在では画質的にかなり劣る品物ですので(27万画素では,洋画の字幕スーパーが小さな文字の時には,つぶれてしまって読めない文字も出る事があります),これを期に,画質が良いものを変更したというわけです。

 まず,最初に欲しいと思ったのはソニーの「VPL-VW10HT」で,これは 315万画素の上,冷却ファン・ノイズも小さいというのが魅力でしたが,AVACでの販売価格は45万円程もします。そして,次が画素数は 144万画素とソニーのものの半分以下にになってしまいますが,本体が非常に小さく,また,販売価格も32万円程と10万円以上安い三菱電気の 「LVP-L2000」でした。しかしながら,ACACの視聴室でそれらを見たところ,ソニーのは今まで使っていた 「XV-1H」程は本体が大きくはありませんが,それでも結構大きく,また,ファンノイズも思った程小さくなっておりません。ただし,その周波数が低くなっており,「ゴー」という音ではなくて,「ブウーン」といった感じなの音なのです。オーディオ・ビジュアル関係雑誌では,ファンノイズが減ったと絶賛されていたので,これにはガッカリしました。勿論,画質の方はスクリーンの画素が見えない位に細かくて素晴らしいものでしたが。

 一方,三菱電気の方は,本体が非常に小さく,また,直方体なので,しまっておくのも楽そうです(注:狭い部屋なので,観る時に押入れからスクリーンやプロジェクターを出して,設置する必要があります)。しかしながら,画質の方は勿論,ソニーのに比較すればかなりおちるというわけですが,それでも今まで使ってたシャープのものに比較すれば雲泥の差です。また,ファンノイズの方も,シャープのものとそれほど差はないようです。しかしながら,1つだけ大きな欠点がありました。それは入力端子で,私はパイオニアのLD/DVD兼用プレーヤー「DVL-909」, ビクターのVHDプレーヤー「HD-V1」,シャープのVHSデッキ「VC-HF10」を 山水のセレクター「VS-α607」を使用して切り替えて使っているのですが,それにはピンプラグを使われています。そして,「LVP-L2000」 には何と,そのピンプラグ入力端子がないのです(一方,ソニーのは付いていました)。

 それで,どうしょうかと考えたのですが,どうせ今後はLD/DVDプレーヤーを使うのが主であり,それにSVHSケーブルを接続して映せばいいし,そのAVACの販売価格32万円はそろそろ底値段であり,ソニーのは買えないが(これで,映画を1000回観るとすると,電気代は別にして1回 320円となりますので,やはり,安い方がいいですので),32万円ならばどうにか出せるとのことで買うことにしました。

 これが昨年10月あたりにの話で,冬のボーナスが出る前に購入し,冬の間,それを楽しもうと思っていました。しかしながら, 10月末の新聞に,何と「LVP-L2000」の改良型である「 LVP-L2000V」が11月下旬に新発売され,それにはピン端子が付き,映像の輝度も明るくなるというではありませんか。これは私の望んだものになることで,12月に新しいものを買おうかと思ったのですが,最初の方のロットは故障が多いことが多いので,少したってから,すなわち,2月に入ってからと決めました。

 しかしながら,1月の中旬にAVACより宣伝物が送られてきて(新しい液晶プロジェクターを購入することに決めた時に,情報収集のために同社の会員になりました),何と1月中は「決算セール」とかで通常価格よりは3%安とのことです。2月になると元に戻りそうな気配でしたので,もしかして,更に値段は下がるかもしれませんが,それでも,同程度であろうし,それならば,その間に楽しんだ方が良いとのことで,今度の土曜日に買いに行くことにしました。

 そして,1/20(土)の午後に秋葉原の同店に行くと,視聴室には,ソニーのは置いてありましたが,三菱の「LVP-L2000V」は姿無し。店員さんに聞いてみると,「展示品の即売会があり,既に引きとられてしまったので,申し訳ありません」とのことです。それで,「ファンノイズを聴きたかったのだが」というと,「強いエアコンの音と同程度です」とのことで,あまり小さな感じはしません。「今までシャープの XV-1Hを使っていたのですが,それと比較してどうですかと聞くと,店員さんは「私も以前,使っていました。あれはハロゲンランプなのでいい色が出ました。ファンノイズはそれと同程度かやや大きいと考えて下さい」ということでした。

 まあ,値段から考えても仕方がないかということで,「値段はいくらですか」と聞くと,「35万5000円です」というので,ダイレクトメールに1月中は3%引と書いてあったのですが」というと,「わかりました。後,運送代の 500円が足したものに消費税がかかります。それと,現在,本品は品薄で,納品は2/10を目標に行います」というので,「ええっ,2月ですか」と渋った顔をすると,「では,4%の割引で,端数は切り捨てて消費税込で35万円ではいかかですか」というので,「じゃあ,それでいいです」ということで,購入することにしました。

 勿論,昨今の不況から,AVACがその間に倒産してしまう可能性もないとは言えないことも無かったのですが,それはリスクということで,しょうがないですし。

 ということで,お金を払って,領収書をもらい,届ける前には電話にて,平日は会社に,土日は家に連絡をこれることになりました。ううん,それにしても,約3週間後とは,それも「目標」ですから。

 なお,領収書には,LVP-L200V標準価格498,000円,特価365400円,運送費:500円,追加値引15,900円で,消費税込み350,000円と記載されていました。

2001年2月3日(土)

 2001. 2. 3(土)の夜,AVACから「目標通りの2/10にLV-2000Vが到着するように発送できそうです」との電話がAVACからかかってきました。電話をとった時に,あれ,予想よりも随分早く来るのだなあと思ったら,先の内容で,ガッカリしてしまいましたが,これは多分,同社が忘れてはいないということを知らせるためにかけているのだなあと思って,「わかりました」と答えました。

2001年2月10日(土)

 そして,2001. 2. 9(金)は会社に「明日届きます」との電話が入ると思っていたのですが,全くなくて,こりゃあ,予定より遅れているのだなあとガッカリしました。

 2001. 2.10(土),本日,家に帰ったら先日の電話通りに液晶プロジェクターが到着していました。ううん,それならば,2/3にかけるよりも2/9に電話してくれた方がよっぽど良かったと思うのですが。それにしても,AVACがつぶれないで本当に良かったです。

 早速,箱から出して,とりあえず,説明書を読んでから,電気を入れて動作チェックしましたが,特に問題無し。そして,外が暗くなってから(というのは,私の部屋は厚手の緑色のカーテンなので,夜でないと部屋が真っ暗にならないからです),以前と同じく,自作の90インチ布スクリーンに映して調整しました。

 スクリーンと液晶プロジェクターとの間隔は今まで使用していたシャープ「XV-H1」 と同様でOK(ズームレンズは広角の33.2mmにしました)でしたが,冷却ファン・ノイズは「XV-H1」 よりやや大きいか同じという程大きく,エアコンの側にいるという感じです。

 映像の方は,黒が飛び気味だったので,「ガンマー補正」を「シアターモード」とし,「ブライト」を 「-10」にして,ほぼ満足できるものになりました。本当はこれ以外に色とか,もっと細かい調整が可能なのですが,私にとってはこの程度で十分です。

 ということで,感想です。まずは,もっとも心配していたドットですが,私が観る位置,すなわち,スクリーンから 4.5m位から離れた所からは全くドットは見えません。また, 「VX-H1」では一部の字幕の文字が潰れてしまいましたが,こちらでは勿論,問題無しです。ということで,これは合格(勿論,近くに寄れば見えます)。色やコントラストに関しては,色は問題ありませんが,コントラストに関しては,黒がもっと沈んで欲しいと思います。そして,一番の問題はやはり冷却ファン・ノイズですね。これを解決するには,このプロジェクターを別室に置くしか解決法はないと思いますが,私のように,使う時のみ,しまい場所から取り出して,セットするという場合はどうしょうもありません(天袋に置くということも考えましたが,それだと,スクリーンとの間の蛍光灯が邪魔になりますし)。

 なお, 「XV-1H」と比較して,もう1つ良いことがありました。それは本体が小さく,また,薄い直方体なことから,今までは置いておく場所に苦労していたのですが,今度は,押し入れの隙間に入れておけば済むようになりましたから。


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