ポータブル・ビデオ・プレーヤー,PORTABLE AV PLAYER,MT-AV1,シャープ,ポータブルAVプレーヤー,SHARP,matsumo,matsumo2,matsumoto,matumoto
Japanese Only

Home(gozaru) matsumoの使用機器目次 Home(coocan) 次ページ

小型録再ビデオプレーヤー:「MT-AV1」日記

初回:2004. 9.26

 2004. 6.16(水)に,秋葉原の「あきばお〜 6号店」にて,小型録再ビデオプレーヤー「シャープ:MT-AV1」を購入し,それで再生,あるいは,パソコンや今後購入予定のPDAにて再生するための映画のファイルを作成しています。これに関する日記です。



2004年 6月16日(水)

 2004. 6.16(水),2年位前に購入寸前まで行ったが,結局,値段の割に(確か,オープン価格で,実際の販売価格は39,800円位しました)安っぽい感じがしたのと,内蔵電池での再生時間が1時間と非常に短かったために購入しなかったポータブルAVプレーヤー「シャープ:MT-AV1」を秋葉原の「あきばお〜 6号店」にて,13,648円で購入しました。

 購入した直接の理由は,月曜日(6/14)にインターネット上の秋葉原に関するホームページ「nikkeibp.jp」の「デジタルARENA」に,これが13,648円と発売当時の価格の 1/3程度で売っていることが書かれていたためです。そこにはあまりに安いので,日曜日中には売りきれてしまうだろうと書かれていましたが,その日は仕事の関係で行けず,次の火曜日はもう完全に売りきれているだろうと言うことで行きませんでした。しかしながら,本日は久しぶりに会社を17時に出たので,秋葉原に寄りました。秋葉原にはこの「あきばお〜」は何店かありますが,最初の店には見あたらず,2軒目の店に,箱に入ったまま積み上げられているのがあったので購入したと言う訳です。インターネット上では,箱から出したものが目につくように飾られている写真が掲載されていましたが,この店では箱のままでしたので,よく見ないとわからず,売れずに残っていたと思われます(7/11に再び同店に寄ったら,「白」の方は無くなっていましたが,ピンクの方はまだ結構残っていました。そして,値段も1,000円程下がっていました。ううん,欲しい人はほとんど買ってしまったのでしょうね)。

 あ,これは,何かと言うと,液晶画面付き小型ビデオレコーダーと言ったところでしょうか。映像を64MB内蔵メモリかSDメモリカードに記録し,それを液晶画面で再生して観ることができると言うものです。液晶画面の大きさは「6cm× 4.5cm」と小型の上,「336×220ドット」とNTSC方式の走査線数の 525本の半分以下しか表示できないものなので,画質的には全く期待できませんが,全体が小型なことが特長です。発売は2002. 3.15と2年以上前ですので,今回は売れ残り品の在庫整理と言ったところでしょうか。

 さて,本機が欲しかったもう1つの理由は,PDA「シャープ:Zaurus SL-C860」を将来,購入したいと考えているためです。このSL-C860では映像を観ることができるのですが,この映像を作るのにもっとも簡単なのが,この「MT-AV1」でSDメモリカードに録画し,それを SL-C860に挿入して再生することなのです(他に,Mpeg-4ビデオレコーダー「シャープ:CE-VR1」でも同様なことが可能で,こちらはビッグカメラ等で一時期,2年程前に1台 5,000円と言う低価格で販売されていたそうですが,私がそれを知った探した時は,既に姿,形はありませんでした)。

 また,上記以外に, 256MBのSDメモリカードを持っていると言うこともあります。実は先日,私はデジタルカメラ 「京セラ:Finecam M400R」を購入したのですが,それ用のメモリカードとして,256MB-SDメモリカードを購入して使っています。しかしながら,デジカメを使うのは週1回程度ですし,その間,そのSDメモリカードは使われないで遊んでいる状態となっていますので,それをMT-AV1で使用すれば良いと思ったからです。そうすれば,このMT-AV1用にSDメモリカードを購入する必要はありませんし。

 なお,MT-AV1は色違いの3種類が発売されたそうですが,「あきばお〜」で販売していたのは2種類,すなわち,インターネットに書かれていた通り,「本体:薄いピンク色+フロントパーツ:濃いピンク色」,「本体:白+フロントパーツ:濃い黄色」のみでした。すなわち,青系統のものは無かったので,おそらく,そちらは完売に近かったのではないでしょうか。インターネットでは,後者は前者より1,000円程高い旨が書かれていましたが,私の購入時には両者とも同じ価格でした(ただし,なぜか,前者は消費税込,後者は消費税別での値段が表示されていました。これ,少しでも安く見せるためだったのでしょうか)。私には濃い黄色は目に刺激が強すぎるので,ピンク色の方を選びました。なお,積み上げられていたのは各3台づつでした。

 レジに持って行くと,店員さんより,「もし,初期故障があったら1週間以内に持って来て下さい」と言われて,お金を払って受領しました。その際,保証書に店のハンコやシールは無しでした。

 そして,帰りの電車内で早速,箱の中に入っている説明書を取り出して読んでみると,驚くべきことが書いてありました。これ,中に64MBのメモリがあり,そこにも映像を記録することができるのですが,内蔵電池が満杯であっても,スイッチを切って放っておくと1週間で電池がなくなり,そして,その後,12時間で映像も消去されてしまうらしいのです。すなわち,どうやらこの64MBのメモリはフラッシュメモリではなく,ラムであり,それは内蔵電池によりバックアップされて保存されるようなのです。このため,スイッチを入れないでも電池はドンドン消耗し,その電池が無くなれば,映像も消去されてしまうと言うことのようです。ううん,これはおそらく,著作権保護の為に行われているのでしょうが,使う方にとっては実に不合理なやり方ですね。使わなくても電池は1週間しかもたないなんていうのは,欠陥製品以外の何者でもないと思います(説明書には,使わない時でも,ACアダプターを常につけておく旨が記載されています)。改めてパッケージを見てみると,内蔵電池では1時間しか使用できないことは記載されていましたが,電池が1週間しかもたないことは書かれていませんでし た。すなわち,シャープは重大な欠陥を隠して消費者を騙していると考えても過言ではないと思います(後に,インターネット上で,MT-AV1に関する評論家達によるレビューあるいは評論を合わせて10位読みましたが,いずれも,この使わずに放っておいても1週間で電池がなくなってしまう件に関する記載は全くありませんでした。このような重大な欠陥に全く触れないとは,この評論家達は,「欠陥人間」以外の何者でもないと思います)。

 もう1つ問題点は,前述のごとく,内蔵電池では1時間しか再生できないことです。ですから,普通の映画である2時間分を再生するのでしたら,ACアダプターを使うか(このACアダプターは 「5×4.5×1.5cm」と非常に小さいものだったので,これならば持参しても苦になることは無さそうです),別売の増設電池アダプターをつけるしかありません。こちらは,パッケージに書かれていますので,まあ,仕方がないことだと思います。

 残りはSDメモリカードへの収録時間で,録画モードは画質により3種類あるのですが,最も良い画質の「Super Fine」場合は,1時間で約 256MB必要なのですが,それでも1秒間のコマ数は15コマと,普通のTVの60コマの 1/4しかありません。これだったら,映像がかなりカクカクしそうな感じです。しかしながら,2時間は録画したいので,中位の画質の「Fine」としなければなりませんが,この場合のコマ数は10コマとなってしまいます。まあ,TV放送では60コマですが,映画では24コマで,昔の8mm映画では15コマでしたので,これでも我慢できる程度かもしれません。

 家に帰って,説明書を見ながら,全部そろっているか確認し,電池を入れて,書かれている操作を行った後,AVスタンド(クレードル)に差しこんで,ACアダプターで充電をしました。充電中は赤ランプがついていましたが,終了と共に消えました。

 そして,説明書通りにLD/DVDプレーヤーと接続して,本体に録画。まずは,コピーガード信号が入っていないLDを使用して,最も画質の悪いモードの「Normal」で録画しましたが,やはり,動きがカクカクしていてこれでは観る気になりません。このため,やはり,中程度の画質「Fine」,音も中程度「Fine」とし,ようやく我慢できる程度になりました。LDを使って録画して面白かったことがありました。LDを早送りしていると,MT-AV1がコピーガード信号と間違えて録画を止めてしまうのです。これには驚いてしまいました。なお,この状態での録画可能時間は 120分ではなく109分,音を「Normal」とすると133分になりました。ですから,映画の長さで,音質を変えねばならないようです。

<MT-AV1一式>
前列:左より「ピンプラグ」,「SDメモリカード」
後列:左より「ACアダプター」,「クレードル」,「MT-AV1」
「MT-AV1」+「クレードル」で録画している状態
(録画するには,この状態でACアダプター使用が必須)


 次に, DVDを録音しようとしましたが,思った通り,コピーガード信号のためにすぐに録画が停止してしまいました。これから考えると,MT-AV1は後数年で無くなると言うアナログTV放送,すでに過去のものになっているLDや VHD,そして,コピーガード信号が入っていない一部の VHSテープからしか録画しかできないようです。

 さて,録画したものを見ましたが,動きは確かによくないですが,色の方はまあまあ。また,字幕は読むのが可能。と言う事で,楽しむのには問題なさそうです(後日,某所のパソコンにてこの映像を再生してみましたが,Media Playerできちんと再生できました。ですから,この映像は一般的なパソコンでも再生可能と言う訳です。すなわち,この映像ファイルを沢山パソコンにインストールしておけば,パソコンで何時間にも渡って楽しむことは可能と言う訳です。勿論,画質的には非常に悪いものですが,それでも我慢できないことはなさそうです。

LDを録画したものを「MT-AV1」+「クレードル」で再生
56MB・SDカード1枚で約2時間再生可能
スピーカーが無いので,音はヘッドフォンで聴く必要有り
LDを録画したものを「MT-AV1」単独で再生
LDに入っていた字幕も読めます。
ただし,ACアダプターがないと,再生時間は1時間。


 なお,このMT-AV1はMP-3録再プレーヤーとしても使え,この場合の使用可能時間は 3.5時間だそうですが,これでは普通のMP-3プレヤーは勿論,MDプレーヤーにも劣るので,こちらは使いたくないです(その上,普通のMP-3プレーヤーの場合,パソコンと USB接続することにより,何倍速かでCDからMP-3プレーヤーにデータを送りこむことができますので,録音時間はものすごく短くすることができますが,このMT-AV1は等速録音ですので,CDの演奏時間と同一の時間が必要です)。

 後,注意書きをよく読むと,録画したものはこのMT-AV1でしか再生できない旨が書かれていました。ううん,私はザウルスに関する個人のホームページを観て,これも可能だと思ったのですが,ダメなのでしょうかねえ(しかしながら,翌日,インターネット上で調査してみると,やはり,使えるようですし,また,その映像はパソコンでも観ることができるそうです。このため,再度,説明書を注意して読むと,上記は録画したものではなく,MP-3として録音したものは著作権法上,ダメにしているとのことのようです)。

 また,このままでは,1週間に1度は充電しなければならないので(電池がなくなったまま放っておくと,過放電状態になって電池にもよくないでしょうし),電池を抜いた状態でACアダプターを差しこんだらどうなるかと思ってやってみたのですが,赤ランプが点滅して,スイッチも入らず,全く使えない状態にでした。と言う事で,これは使う時に内蔵電池は必須のようです。ううん,この電池は 500回位しか充電・放電ができないようですので,SL-C860の購入後は,録画専用とし,電池満杯状態で電池を外して保存し,録画する時のみ,とりつけると言うことにしようと思います(SL-C860だち2時間以上は再生可能のようですし)。

一方,SDメモリカードに録画したものですが,こちらはとりあえず,パソコンのハードディスクに移動し,CD-R化するつもりです。2時間で256MBですから,CD-R1枚に映画3本しか入らないことになりますね。再生する際はこれより,SDメモリカードに移動すれば再生できると思います。



2004年 6月17日(木)

 インターネットで「MT-AV1」で検索をしてみたら,何と,今年の春に9,800円で購入した話が載っていました。ううん,これは「あきばお〜」より, 4000円近く安いですね。こういうのを本当に「劇安」と言うのだと思います。 これに比較すれば,私の買ったのは「安い」ですね。

 VHDから録画していたら,30分位経ってから,突然,録画が中止となっていました。再度,行っても同じでした。また,VHSテープでも同様なことがありました。どうやら,MT-AV1のコピーガードを検出する仕組みは非常に敏感で,瞬間的に出ただけでも,録画を止めてしまうようです。

 できた拡張子が「asf」の映像ファイルは「Windows 2000」中の「Media Player」で再生可能ですが,パソコンで再生するより,MT-AV1で再生した方が映像が綺麗なように感じます。また,パソコンだと,画面が横長になってしまい,人物は太ったように見えます。これは,おそらく,パソコンのCPUは映像処理専用のものではないことと,やはり,マイクロソフト社の技術力の問題ではと思いますが,いかがでしょうか。

 また,肝心な画質ですが,MT-AV1で観ても,パソコンで観ても,ブロック・ノイズがかなり見える場合があります。特に,均一・平面的な場面では,ブロックノイズだらけになってしまいます。ですから,Video-CDをパソコンで観るよりはかなりノイズが多い上,画面の大きさも小さなものになります。しかしながら,それでも,ヘッドフォンで音を聴きながら観れば,楽しめると思います。



2004年 6月26日(土)

 256MB・SDメモリカード1枚に110分弱の映画が1本,また,音質をおとすと130分の映画が1本入ります。家にあるコピーガード信号が入っていないLD,VHD,VHS,Video-CDの中から好きな映画を選んで,ドンドン録画し,できたファイルをパソコンのハードディスクにためていますが,いよいよ,ハードディスクの余りが少なくなってきたので,CD-Rに焼きました。

 1枚のCD-Rに3本入りますが,合わせて,CD-Rの限界容量である700MBを越えてしまう場合は,映画の組み合わせを変えて700MB以下になるようにして,CD-Rに焼いています。これで,後はCD-RからSDカードにファイルをコピーすれば,いつでも観たいのを観ることができるようになります。できれば, 100位の映画をファイル化して,一大ライブラリーを作りたいと思っています。もっとも, そこまで根気が続くかが問題の上,その前に「 SL-C860」も買わねばならないですので,これを購入することが最も問題かもしれません。

 SL-C860ですが,現時点で一番安い店でも5.5万円程します。映像を観る事と,PHS電話「Air H"」の「AH-S401C」を差しこんで外出中にインターネットをすることに意味があるかと考えると,現在1時間しか再生できない「MT-AV1」に,単三型ニッケル水素電池4本を使用するアダプターを自作し,それより,DC端子に接続すれば,合わせて2時間以上の再生が可能となりますので,そちらの方が安上がりでいいかと思っています。しかしながら,DCプラグが特殊なもので,秋葉原の部品店を探したのですが,見つかりませんでした。これがあれば,単三型ニッケル水素充電式4本を使った増設電池アダプターを作ることができるのですが。ううん,これでしたら,SL-C860が5万円弱に下がったところで購入と言うのがいいような気がします。



2004年 8月 8日(日)

 私は先日まで知らなかったのですが,1年程前からSDメモリカード等ではなく,小型のハードディスクを内蔵した携帯型小型録再生ビデオプレヤーが発売されているようです。最近,ソニーかた発売されたものでは,ハードディスクの容量は40GB程度もあるようですので,これだと,80本以上の映画が入るのではないでしょうか(勿論,これは映像等の圧縮の程度によって異なります)。イメージ的には,「ipod」のビデオ版と言ったところでしょうね。

 これは,勿論,小型の液晶画面が付いていますので,もし,「MT-AV1」程度まで映像が圧縮できたら,1台で 150本程度の映画を収録することができますので,いつでもどこでも観たい映画を観ることができるようになりますね。

 ハードディスク内蔵と言えば,再生中に振動が与えられることにによるクラッシュが心配ですが,歩きながら聴くことがコンセプトの「ipod」ではその手のクレームは聞いたことがないので,案外丈夫なのかもしれません。

 私は現在のところ,毎日,1〜3本の映画を「MT-AV1」にてファイル化し,3本分できたらCD-R化しています。これまで,CD-Rが30枚,すなわち,好きな映画90本分ができましたが,やはり,SDメモリカードではなくハードディスクが入っていれば魅力だと思います。これから考えると,「MT-AV1」を購入したのは失敗のような気はします。この手の機器は,やはり,2,3年前のものではなく,最新版を購入しなければならないと言う典型のような気がします。しかしながら,それでも,ここ2ケ月間ほど,十分に楽しめたのですから,それを考えたら,安いものかもしれませんが。



Home(gozaru) matsumoの使用機器目次 Home(coocan) 次ページ