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クリスティーネ・カウフマン(2)

初回:2004. 2. 1

 クリスティーヌ・カウフマン出演の「ポンペイ最後の日」(マリオ・ボンナルド監督)は大昔のTVで放映された時に観て,ギリシア風の衣装を着た彼女の清楚な美しさに魅せられたのですが,LDではついに発売されなかったので,いくら観たいと思っても長い間観ることができませんでした。これは DVD時代になってからも続いていましたが,米国で DVDが発売されていることがわかり,よくやく入手して観ることできました。ただし,画質の方は,よくなく,初期のLDで観ているような感じのノイズが出ます。また,画面サイズもTV画面サイズとなっており,右側と左側が削除されているので,観ていてかなり欲求不満になります(おそらく,映画はビスタサイズだったのではないでしょうか)。

 さて,感想ですが,期待していたものとはかなり異なっていました。どうやら,「過去の記憶は美化されていて美しい」がそのまま当たる状態でした。ともかく,カーフマンは後半の白い服の時はかなりの美しさでしたが,最初の方は「老婆風の若さ」かなあと非常に奇妙な感じをいだきました。この映画の中では,3名の女優さんが出て来ますが,現在の私には,最も歳上と思われ執政官の妻で神官とも通じていると言う悪女役を演じている女優さん(バーバラ・キャロル?)が最も魅力的だと思いましたし,その次がキリスト教徒役の女優さん(アンネ・マリー・バウマン?)で,全体から言えば,カーフマンはこの2人にはかなり劣る感じでした。

 さて,話の方はまあまあだったのですが,素晴らしいと思ったのは,やはり,終わりの20分間位の,ポンペイの火山の噴火場面ですね。最近の映画だとこの手のものとしては「ダンテズピーク」がありました,人間の数の人海戦術的多さと石造り建物の壊れる数から,「ポンペイ最後の日」の方が余程よくできています(ただし,あれだけ真っ赤な火山弾が降り注ぐ中で,裸足に近い状態で逃げることはほとんどできないのではと思いますが)。

 演技の方は,やはり,執政官役の女優さんが一番で,硬軟つけた演技が素晴らしかったです。カーフマンはクリヤーな米語でしたが,これ,多分,イタリア語バージョンと米語バージョンの2つがあるのではないでしょうか。彼女の場合は気がつかなかったのですが,他の俳優さんの時に,台詞と口の動きとが合わない感じがしたのですが。イタリア語版があって,それを米語に吹き替えたもののような気がします。しかしながら,カウフマンの声は,ミシェル・ファイファーやヘレナ・ボナム・カーターとは異なり,魅力的は感じませんでした。

 と言うことで,長年の念願は果たせたが,思い出の状態の方が良かったと言ったところでしょうか。 



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<付録>もう1人のChristine ”Marie-Christine Barrault”
 以前にフランスのPaul氏より,本ページにupしているクリスチーネ・カウマンの写真の半分位が間違っている旨のメールをいただき,また,インターネット上の某掲示板にて,日本の「TOKI令二」氏より,写真4枚はクリスチーネ・カウフマンではなく,マリー・クリスチーヌの若い時のものであろうとの御示唆をいただきましたことから,該当する4枚の写真を外し,新たに彼女のものと思われる写真を4枚加えました。

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