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真空管アンプキット「TU-879R」(4)

初回:2007. 2.25

 先日,ようやく組み立てた真空管アンプ・キット「イーケイ・ジャパン:TU-879R」ですが,ずっと使っていなかったスピーカー[1つのエンクロジャー(スピーカー箱)につき,「フォステクス:FE83」と言う直径8cmのスピーカーを2個入れたもの]に接続して,サブシステムとして,CD等を再生しています。あ,勿論,ステレオ再生ですので,エンクロージャーは2本,すなわち,FE83は4個,同時に鳴っていると言う訳です。1個のエンクロージャーにスピーカーを2個入れるのは低音を少しでも出すためですが,やはり,直径8cmのスピーカーでは低音が出ません。このため,これも使っておらず,現在,テレビの台になっているスーパーウーハー「ヤマハ:NS-W2」も使用することとし,こちらにも接続しました。と言っても,両スピーカーからの線をNS-W2の端子に接続するだけです。勿論,スーパーウーハーにはアンプが内蔵されておりますので,音としては,真空管アンプ+トランジスターアンプの音になってしまうので,邪道と言う方もいらっしゃるかもしれませんが。なお,スーパーウーハーは1台で,両チャンネル分の音を出しています。これは高音は指向性が高いが,低音では指向性 が低いと言う為です。
 と言うことで,このTU-879Rは,今後,しばらくはこの形で使用するつもりです。


 真空管アンプの後ろの黒い箱ががスーパーウーハー「NS-W2」です。これを接続することにより、70〜140Hz位の音が追加されます。
 接続した感想としては,音の響きが豊かになりました。NS-W2のボリュームは10段階の内の3ですので,僅かに聞こえる程度ですが,これを加えることにより,響きが随分違います。その証拠として,ボリュームを0にすると,音が高域寄りとなり,寂しくなります。ともかく,FE83単体よりは聴きやすくなったことだけは確かです。


 前述のごとく,私は多種類ある真空管の中では,「EL34(欧州名)/6CA7(日本名)」が好きで,大昔に入手した「Siemens」及び数年前に入手した「Telefunken」と言うドイツ製で,今や製造されていないことからビンテージ物になっているものの他に,最近,入手した現在も製造中のロシア・中国・スロバキヤ製のものも数種類持っております。
 なお、この手の真空管は、旧共産圏の国々、すなわち、ロシア、中国、そして、ソロヴァキア等で、現在もドンドン、作られているようです。

 まずは,SiemenseのEL34です(左側)。外箱も綺麗なままです。大昔に、確か,2本組3,500円程で入手しました。また,Telefunken(右側)のものは、2,3年前に2本組3,500円程で入手したものです。「Telefunken EL34」と印が押された白箱に入っていることから,こちらはおそらく日本で白箱に入れたのではないでしょうか。
 しかしながら,これらは現在,ドイツでは生産されていないことから、ビンテージ品と化しており,先日,行った秋葉原のラジオセンター内の店では,両者とも2本組24,000円で販売されていました。

 いくらもうドイツでは生産されていないとは言え,この価格は驚きです。
 次は,ロシア製のもので,「electro-harmonix社」製のEL34です。放熱性を高めるためだと思いますが,通常の太さのもの(右側)のほか,太い管のもの(左側)があります。価格は,太い方が2本組3,600円,通常の太さのものが2本組2,400円です。いずれも,秋葉原の「クラシックコンポーネンツ」と言う店で入手したものです(H18.12及びH19.1)。
 そして,中国製のものです。こちらも,太管(左側)と通常の太さのもの(右側)があります。
 太管は「ブランド:Classic Compornets,製造:曙光電子」,通常管は「ブランド:Sun Valley Prime Tubes,製造:不明」です。価格はいずれも2本組で3,000円でしたが,前者は秋葉原の「クラシックコンポーネンツ」と言う店で,後者は「ザ・キット屋」と言う通信販売の店より入手したものです。
 左側はスロヴァキアの「JJ Electronic社」製で,右側はロシアの「Svetlana社」製のもので,いずれも先日(2007. 1.27),秋葉原の「ラジオデパート」の3階の店で入手したものです。価格は,左側が2本組3,600円,右側が2本組3,500円でした。
 後は,「EL34/6CA7」以外で,左より,「KT88」(SunValley製,製造は中国),「TU-879R」付属の「6L6GC」(ブランド:無しだが,Classic Compornentsブランドのものと同一,製造:曙光電子),大きさの参考のための「EL34」(ブランド:Sun Valley Prime Tubes,製造:不明),そして,ミニチュア管みたいのが,「12AX7A」(ブランド:無しだが,Classic Compornentsブランドのものと同一,製造:曙光電子)です。


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