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雑誌「DigiFi No.7」付録Olasonic:USB-DAC付デジタルパワーアンプ

最終改訂:2013. 2.28

 2012. 8.29(水)付にて、雑誌”「別冊ステレオサウンド DigiFi」 2012 August No.7”が出たとのことで、翌日の2012. 8.30(木)、秋葉原の「書泉ブックタワー」で入手してきました。これ、「Olasonic製USB-DAC付デジタルパワーアンプ(10W×2)」が付録として付いてくるとのことで入手したものです。インターネット上の書き込みだと、結構、売れているようで、初日に売り切れ等の書店の話もあったので、まずは、秋葉原のヨドバシカメラ2Fに行ったのですが、オーディオ関係の雑誌の所には無し、次に、7Fの有隣堂に行ったのですが、こちらも無しです。ううん、インターネット上の書き込みは本当だったのだと思ったのですが、次に、「書泉ブックタワー」に行くと、ここの3F及び4Fの3ヶ所に山積み状態でした。ううん、この雑誌、かなりマイナーなので、もしかして、ヨドバシカメラでは販売していないのかも。それにしても、このUSB-DAC付デジタルパワーアンプの大きさ、と言っても、ケースには入っておらず、プリント基板だけのものですが、その大きさが「8cm×6.5cm」と小さいのには驚きました。

 これをプラスティック製のケースに入れることを考えたのですが,単にケースに入れたのではなく、大きなプラスティック製ケース(ボックス)にアンプとスピーカー(ユニット)2個を入れて、それだけで、ステレオ音が出るものとすることにしました。この場合、本当は、プラスティック製ケース(ボックス)を2個入手し、それぞれにスピーカー(ユニット)を入れて、一方は右側用、他方は左側用に必要があるのですが、できるだけ小さく、かつ、手軽なものを作りたいと言うことで、反則技なのですが、1個のプラスティック製ケース(ボックス)にスピーカー(ユニット)を2個入れ、また、Olasonic製USB-DAC付デジタルパワーアンプも組み込み、このボックス1つで、使うことができるものを作ることとしました。勿論、これだと、2つのスピーカー(ユニット)から出る音が干渉等を起こす可能性もあることは承知しています。

 本誌と付録のUSB-DAC付デジタルパワーアンプです。ただし、これなぜか、型番がありません。

 100円ショップ「ダイソー」にて、「スッキリ収納 フタ付ボックス A004-048」と言う「幅14.2×奥行22.5×高さ16.5cm、容量:3.4リットル」と言う白いポリプロピレン製ボックスを入手しました。
 そして、スピーカー(ユニット)としては、雑誌「ステレオ」2011. 7号付録のスピーカーユニット・キットを組み立てた「FOSTEX:P800」を使用することとしました。と言うのは、これ、1年前に組み立てたのですが、いざ、音を出してみると、1台のユニットからビビリ音が出てしまい、それをブログ「Network ENTRY」の「AO-CHANさん」のおかげで出ないようにできたのですが、やはり気になって、そのまま放置状態になっていたからです。

 まずは、フタ付ボックスのフタ部にスピーカー用の直径7cm位の穴2つ、ボックス本体の底部にUSB端子用の四角い穴、そして、それぞれをとりつけるためのネジのための穴を開けます。

 私は1mm程度のドリル刃を付ける小型ドリルは持っていますが、もっと太いドリル刃を付けるドリルは持っておらず(以前は持っていたのですが、壊れてしまったので捨ててしまいました)、また、丸い穴をあけるための糸鋸も持っていないため、スピーカー用の穴は、電気を入れて熱くしたハンダ鏝で円形に沿って多数の穴を開け、穴と穴の間をニッパで切り、そして、カッターナイフを使って直径7cm程度の穴としました。勿論、最後はスピーカーユニットを取り付けてみながらのカット・アンド・トライです。また、USB端子用の穴も準じたやり方で、ネジ穴は小型ドリルで穴を開け、木ネジで広げました。

 そして、P800(勿論、その前にアンプと接続するための線はハンダで付けています)をネジで取り付け、次に、付属の4本のスペーサーを付けた「Olasonic製USB-DAC付デジタルアンプ」もネジでボックスの内側に取り付けました。

 そして、P800からの線をデジタルアンプのスピーカー用接続端子に取り付けます。

 フタを閉めて、ボックスを横に寝かせて、音出しを行ったところ、ボックスが振動して盛大にビビリ音が出るので、厚さ0.5mm程のゴム布をボックスの内側全体に両面テープを使って貼り付けたところ、このビビリ音はほぼ消えました。

 しかしながら、今度は音がボンつき、低音がまともに出ていないことに気がつきました。このため、吸音材として、ボックスの中に使っていない布巾を2枚入れましたが、ボンつき音は少しは解消されましたが、まだまだの感じです。このため、更に、タオルを入れてみたところ、ようやく、ボンつき音は消え、まあまあの低音になりました。

 しかしながら、このボックスは半透明のため、両面テープやゴム布が見えてしまい見栄えが悪くなってしまったので、そこで、ボックスの周りの見える場所に木目模様の紙を貼ることとしました。すなわち、インターネット上から木目模様の画像ファイルを探し、それをインクジェット用写真紙に印刷して、ボックスの周りに両面テープを使って貼ると、まあまあの見栄えになりました。また、ブランドと型番として、「FOSTEX Olasonic Model DigiFi StereoSound P800」と書いたものを印刷し、スピーカーユニットの側に貼りました。


 寝かした場合、「Olasonic製USB-DAC付デジタルパワーアンプ」を取り付けたネジの頭が表面に出て、座りが悪いので、最後に、ゴム足4個を両面テープで取り付けました。そして、フタはボックス本体から外れやすいので、両面テープを使って、フタを本体にきちんと付けました。これで、フタは外れなくなりました。

 と言うことで、1つのボックスの中に左右用の2つのスピーカーとUSB-DAC付デジタルアンプを組み込むと言う変則的なことを行いましたが、とりあえず、まあまあの見栄えと音のものができました。

 21インチのブラウン管式テレビの上に乗せて所です。左側の上は、雑誌「ステレオ」2012.1号付録のデジタルアンプ「Luxman LXA-OT1」です。


<雑誌”「別冊ステレオサウンド DigiFi」 2012 August No.7付録「「Olasonic製USB-DAC付パワーアンプ(10W×2)」の使い心地>
 Olasonic製USB-DAC付デジタルアンプにボリュームの無い件ですが、パソコンの画面右下にあるボリュームアイコンで音量を調節しなければならないので不自由です。しかしながら、スピーカーユニットP800の能率が悪いせいか、パソコンとの接続時の音はそれほど大きな音は出ないし、また、音量調節しなくても、耐えられないような大きな音にはならないので、それに関しては問題ありません。ただし、低音はあまり出ていない感じがしなす。

 と言うことでこれの低音部の周波数特性をチェックしてみました。と言っても、極めて簡易的な方法、すなわち、オーディオ用CDの低音部チェックの部分を再生し、それをWAVE Recorder「ローランド:EDIROL R-09」のUVメーターで見てみただけなのですが。ですから、これにはR-09のマイクの周波数特性が低音部も平坦なのかが大きな鍵なのですが、これに関しては不明です。また、スピーカーユニットとR-09の距離は普通は1mの筈ですが、ここでは10cm位にしています。

 さて、測定結果ですが、「1KHz=0dB、150Hz=-5dB、100Hz=-8dB、80Hz=-15dB、60Hz=-20dB」でした。また、耳で聴いた限りでは100Hzの音は結構、よく聞こえるのですが、80Hzの音になるとかなり小さな音になります。これより、やはり、ボックスの容積が小さいこと、それにまた、吸音材としてタオル等をかなり入れており、容積がより小さくなっていること、加えて、スピーカーユニット自体が直径8cmと低音は期待できないものであることにより、やはり、低音は期待できないと思います。

 なお、全体的な音の感じですが、低音はそれほど出ないが、「元気な音」と言ったところでしょうか。でも、これ、パソコンにつなげば、結構、よい音で音が出ますので、インターネットからダウンロードした音楽ファイルを気軽に聴きたい時にいいですね。



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