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コンパクトデジカメ「キヤノン:IXY DIGITAL」日記

最終改訂:2003. 7.27(前回:2001. 8.26)

 ひょんなことから,キヤノンのデジタルカメラの「IXY DIGITAL」 をタダでもらってしまいました。それも中古品ではなくて,新品でです。もっとも,この機種は 「IXY DIGITAL 200/300」という新しい2機種が本年5月頃に発売されたので,いわゆる「型落ち品」というわけですが,それでも6/30(土)に秋葉原のラオックス・コンピューター館で見たら,39,800円もしていました。

 というわけで,その日記です。


<IXY DIGITAL>

<表面>
右上の四角い部分がストロボ。
スイッチを入れてレンズ部が前に出ている状態。
スイッチOFFの状態ではレンズはボディに収納される。
<裏面>
左下の四角い黒い部分が液晶ディスプレイ。
液晶ディスプレイには保護シートを張ってある。
上部の小さな丸い部分がファインダー。



2001年 6月29日(金) タダでもらってしまいました

 ひょんなことから,キヤノンのデジタルカメラの「IXY DIGITAL」 をタダでもらってしまいました。私にとっては,デジタルカメラはこれで4台目で,昨年末に「フジ:FinePix 4500」という機種を買ったばかりです。それを購入する時に,この機種も当然入っていたのですが,その時は,「軽く小さなもの,電池は特殊なものではなく単3型充電池が使用できるもの,単焦点レンズでOK,固定焦点ではなくオートフォーカス,CCDの画素数は300万以上」ということで,このキャノンは「電池が専用の上,画素数は210万」, そして,雑誌なんかではすぐに電池が無くなる旨が書かれていたので,最初の方で落選でした。

 しかしながら,フジの FinePixは使い易いし,色は鮮やかだし,ピントもしっかりしているのですが,やはり,大きく写す必要があるのだが,近寄れないのでズームレンズが欲しい時があります(これ以外の欠点は,シャッターを押してからシャッターが開くまでのレスポンスが長いことです)。ですから,本当は FinePixに明るいズームレンズが付くのが一番だと思うのですが,それだと,大きく重くなるので,無理でしょうし。

 ということで,電池のことはさておき,ズームレンズが付いたデジタルカメラということだけでもうれしいです。しかしながら,やはりズームレンズが付いたというためか,持つとズシリという感じがしました。

 とりあえず,使ってみようということで,まずは,電池の充電です。これには,専用の充電器が付いており,電池をそれに入れて行います(ACアダプターを本体に差しこめば充電できるという形の方がいいと思うのですが, FinePixもこれと同様に専用充電器を使用するものでした)。しかしながら,この充電器は,電池の充電に 2.5時間必要ということはさておき,何と,ランプが点滅している時が充電中,連続してついたら終了という,誤解しやすい馬鹿な仕様になっています。普通はついている時は充電中,点滅している時は異常,終了ではランプが消えるという仕様なんだと思いますが。一体,キャノンの技術陣は何を考えているのか,人間の心理を考えていない馬鹿者の集まりではないかと思ってしまいます。また。内部に時計用の電池があるらしく,それを充電するには,電池を入れておく必要がある旨(4時間ほどで満充電になるらしいです)も書かれていました。

 結局,4時間後にようやっと試し撮りを行うことができました。私は電池の消費の関係と普通のカメラみたく使いたい関係から,液晶画面は使わず,ファインダー使用だけでの撮影ですが,残念ながら,その視野は歪曲した感じです。しかしながら,このファインダー,ズーム式になっており(35mmフィルム換算で35〜70mm),レンズを望遠側にすると,ファインダー内も大きくなります。

 とりあえず,室内を写してみて,それをTVで再生してみましたが(なぜ,TVで再生したかというと,このカメラはコンパクトフラッシュカードに記録されるのですが,ところがそれを挿入できるパソコンは持っておらず,また,それをPCカードにするアダプターも持っていないためです。正確に言えば持っているのですが,それはコンパクトフラッシュがPCカードアダプターから外れないように,接着剤でつけてしまっていますので,そのアダプターは使えないのです),とりあえず,写っているようです。しかしながら,色の方は鮮やかな感じはしません。

 ということで,とりあえず,説明書をよく読んでみました。すると,このカメラ,1600×1200ドットと640×480ドットの2種類のサイズで撮れるのですが,完全AUTOだと前者しか撮れない仕組みになっていました。しかしながら,付属してきた8MBコンパクトフラッシュカードではそれだと12枚しか撮れません(ラージ/ファインでの状態)。このため,640×480ドットでの撮影にするために「マニュアル」に設定しました。といっても,マニュアルでもほとんど「AUTO」と同じで,自分で設定できる項目が増えるだけで,基本的にはそれらも自動を選べばいいのです。というわけで,この「マニュアル」は本来の意味でのマニュアルとは全く違っています。



2001年 6月30日(土) 初めての撮影

 朝は雨が降っていましたが,10時頃に止んだので,山手線鶯谷駅近くの小野照崎神社の「下谷坂本富士」の撮影に行ってきました。というのは,6/30, 7/1は「お山開き」ということで,普段は登れないこの富士山に登ることができるからです。とりあえず,頂上に登ってから,下に下りて撮影していると, 11:30頃から「お山開き」の儀式が始まり,神主を先頭に多くの人々が登り始めました。そして,頂上にて,神主がおはらいの儀式を行いました。私がいた下からその様子を撮影するのに,望遠状態にしてかなり大きな状態で行いました。ううん,やっぱり,こういう場合はズームレンズは便利ですね。これを 「FinePix」で行う場合は,ラージサイズで撮影して,後で中央部を使うという方法しかありませんので(デジタルズームは画面が荒れて,全くといっていいほど使い物になりません)。なお,説明書にも書いてありましたが,使っていると,本体が熱くなってきます。ううん,どこかで妙に電気が消費しているところがあるのでしょうね。 「FinePix」では熱くなるなんていうことは無かったのですが。

 この後,本当は京成線沿線のまだ行っていない富士塚2つに行く予定だったのですが,雨が降ってきたので諦め,秋葉原に行きました。そして,数店をチェックし,結局,一番安かった地下鉄末広町駅構内の「イケショップ」にて,64MBコンパクトフラッシュカード(4980円)とPCカードアダプター(780円) [いずれも,グリーンハウス製]を購入しました。

 家に帰ってから,早速,撮って来た写真をパソコン画面で確認(今度はPCカードアダプターがありますので)しましたが,天気がよくないせいもあるでしょうが,色はあまり鮮やかな感じではありませんでした。



2001年 7月 1日(日) モデル撮影会にて

 本日は,多摩川にて,レース・クイーンによる水着撮影会があるので,一眼レフと共に, 「IXY DIGITAL」も持参し,彼女らの撮影を行いました。梅雨開けのようなピーカンの状態の強烈な太陽の下での撮影です。勿論,メインは一眼レフで,その撮影の合間に, 「IXY DIGITAL」で撮影したのですが,望遠側(35mmフィルムでの撮影換算で70mm相当)でも完全に不足です(これ当たり前ですね,一眼レフには80-200mmのズームレンズを付けて撮影しているのですから)。しかしながら,本日は昨日とは異なり「AUTO」での1600×1200ドットでの撮影であり,後でトリミングをすればいいやとのことで,周りに変なものが入ったり,あるいは彼女が小さく写っていてもあまり気にしないで撮影しました。しかしながら,やはり,コンパクトフラッシュカードに記録する時間が長くて,かなりのストレス状態です。おそらく,5秒間は必要ではないでしょうか。この間に,一眼レフだったら手巻きでも5枚は撮れると思います。すなわち,このデジカメはいい表情を逃し易いカメラだと思います。そして,午後にも撮影を続け,途中でコンパクトフラッシュカードが満杯となってしまいました。ううん,これならば,8MBのものも持ってくるのだと後悔しましたが,後の祭りです。

 家に帰ってから撮った写真をチェックしまいたが,やはり,80-200mmズームレンズで撮ったものと比較して,背景のボケが極端に少なく,まるで,70mm相当で撮っている筈なのに広角レンズで撮っているみたいです。一方,色の方は昨日の曇の中で撮ったのと比較して遥かに綺麗で,思ったより遥かによく,これならば大満足です。ただし,やはり,ズームとしては不足で,最低でも3倍ズームは必要ですね。ということで,その大部分がトリミングを行わなければならない状態ですので(すなわち,モデルさんが小さく写っているので。また,顔のアップにしたいとかあるので,トリミングを行って自分の思った通りの構図にするようにしました。一方,色の方はほとんどいじらなくてすみました。

 さて,画質ですが,これはやはり,FinePixの方がいいです。理由は簡単でFinePixは2400×1800ドット,「IXY DIGITAL」は1600×1200ドットで撮影していたので,それをホームページの載せるサイズの240×320ドットに縮小しても,サイズの効果があるようです。また, 「IXY DIGITAL」の方は,なぜか,ピントの外れているものもあり,もしかして,ピントはあまり正確ではないのかもしれません。また,露出は特に女性をアップした場合,オーバーしていました。

 なお,64MBコンパクトフラッシュカードで79枚の撮影ができましたが,説明書よりは少ない感じです。また,やはりシャッター・チャンスには弱く,表情の良くない写真が多かったのも残念です(やはり,一眼レフで表情のみをアップして撮影しますし,シャッターボタンを押してからシャッターが開くまでのタイムラグが一眼レフだとほとんどありませんし,1枚撮影した後に,次のシャッターを押せるまでの時間が一眼レフだと1秒も必要ないですが,デジカメだと5秒間位かかりますし)。

 ということで,この手のデジカメって,やはり,モデル撮影会にはあまり適していない感じがしました。



2003年 6月 7日(土) 使えなくなった電池が使えるように

 「Canon:IXY DIGITAL」は,入手後,「Fuji:FinePix」の補助として使っていたのですが,昨年の12月頃から前日に充電したと言うのに,撮影可能枚数が以前よりかなり少なくなりました。その上,徐々に満充電になるまでの時間も短くなり,満充電になるまでに10分もかからなくなりました。そして,今年の梅の季節(2月)には,内蔵リチウム充電地を満充電しても,2,3枚しか撮れなくなりました。このため,内蔵の充電式電池を新たに購入することも考えましたが,それが1つ7000円位しますし,また,「Canon:IXY DIGITAL」は「Fuji:FinePix」と比較して,画像の色も地味で私の趣味ではありませんし,また,画質も良くないと言うことで,それだったら,新たにデジカメを購入した方が良いと言うことで,そのまま放っておき,「Fuji:FinePix 4500」ばかり使っていました。

 その間に,新たに何を買うかと言うことで,色々検討した結果,

 (1)高価なリチウム充電池ではなく,2本の単3ニッケル水素電池を使用していること
 (2)「Canon:IXY DIGITAL」で使用している128MB/64MBコンパクト型フラッシュカードを使用できること
 (3)3倍以上のズームレンズが付いていること

が必要と考えられます。

 すなわち,ニッケル水素電池は1本200円で入手できますので,予備電池もすぐに購入できますし,ダメになってもすぐに購入することができます。また,コンパクト型フラッシュカードは2002. 7.14に128MBのものを購入していたので,使っていた64MBのものと併せて192MB分もありますので,これを使わないともったいないと思います。ズームレンズも今までの2倍では不足なことは多いですので,最低3倍は欲しいです。5月の連休の前に購入したいと言うことで,この3つをクリアーするもので,かつ,価格も安いものを探すと,「Nikon:COOLPIX 3100」がありました。本機は出たばかりと言うのに,安売り店の「PCボンバー」あたりの販売価格も3万円強でしたので,価格的にも問題ないことから買おうと思いましたが,なぜか,インターネットでは価格を表示しているのに,店頭には入荷していないのです。その上,インターネット上の本機に関する掲示板を見ると,付属の単三型ニッケル水素電池では規定の撮影枚数どころが,10枚も撮影しない内に電池切れの表示が出ると言う投稿が非常に多いのです。これはどうやら,付属の電池の電圧がなぜか低めであったことが原因のようで,他の会社に替えれば大丈夫なようだったので,対応は可能そうだったのですが,これとは別に,雑誌等の本機に関する批評を読むと,画質があまり良くないことがわかりました。このため,電池のことと併せて,一気に買う気が失せてしまいました。

 しかしながら,6月になり,久しぶりに「IXY DIGITAL」の内蔵リチウム充電池を充電してみると,2月の時は5分程で満充電になってしまっていたのに,今回は2時間程かかって満充電となり,こりゃあ,電池が元に戻ったのかと,試しにシャッターを押してみると, 300枚以上の撮影が可能でした。

これは,

(1)夏になり,温度が上がったので,リチウム電池の電圧が冬場より上がったために,使えるようになった。

(2)2月の時は,メモリー効果により充電ができない状態になっていたが,4月間程放っておいたために,電池内の電気がなくなり,メモリー効果が消えたために,充電可能になった。

の2つが考えられますが,「IXY DIGITAL」の充電式電池が劣化し,温度の低い場所ではすぐに電圧が低下し,その低下を「IXY DIGITAL」が過剰に反応にて,すぐに電池が無くなった旨の表示をして使えなくなるのではと推測できます。すなわち,12月頃の寒いさでは,電圧低下が起り,使えなくなったのではと思います。その上,使えないとすぐに充電したので,メモリー効果が益々ひどくなったのではと思います。おそらく,現在使えるのは,温度が高いためと考えられますので,このデジカメは冬場以外の三季専用デジカメと言うことになるのでしょうか。



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