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高倍率ズームレンズ付コンパクトデジカメ「キヤノン:PowerShot SX10 IS」日記(1)

初回:2009. 1.25


2008年11月15日(土) 「キヤノン:PowerShot SX10IS」を入手

 2008.11.15(土),昨日の天気予報だと本日の午前中はまあまあのようでしたが,本日,朝起きると,曇り状態で,晴れている内に奥多摩に紅葉の撮影に行きたいと思っていた私はガッカリでした。と言うことで,仕方無しに,御徒町駅より安売店「PCボンバー」に行き,37,300円まで下がったコンパクトデジカメ「キヤノン:PowerShot SX10 IS」を入手しました。

 このデジカメは「1030万画素の1/2.3インチCCD・20倍ズームレンズ・23万ドットの液晶ビューファインダー・単三型電池4本」と言うのもので,デジタル式一眼レフカメラをやや小振りにした程度の大きさと重さですので,コンデジとしては大きく重たいものだと思います。考えてみると,新品のコンデジを入手したのは,「コダック:DC20」→「東芝:Allegretto PDR-2」→「キヤノン:IXY DIDITAL」→「富士写真フイルム:FinePix 4500」→「京セラ:Finecam M400R」とこれで6台目です。京セラのものを入手したのが,2004.5でしたから,4年半程,間が開いたことになります。京セラのものは発色が好きではなかったので,買い換えたいと思っていたのですが,ずうっと,私が欲しいと思うコンデジが出なかったので,中々購入することができませんでした。

 私が欲しいコンデジの形としては,「キヤノン:PowerShot S5 IS」の液晶ビューファインダーが「11.5万画素→20万画素以上」になったものだったのですが,S5 ISよりレンズのズーム比が大きくなり,筐体も大きく重さも増えましたが,一応,液晶ビューファインダーが23.5万画素になったものが,本日,入手した「キヤノン:PowerShot SX10 IS」です。これ以上,待っていても,欲しいものが出そうもないので,ズーム比,大きさ,重さに目をつぶって,入手したと言う訳です。

 本日は曇っていましたが,とりあえず,動作確認することとし,家に帰らずに,「神田明神」に行き,箱を開けてデジカメを取り出し,電池とSDカードを入れて撮影しました。とりあえずの使ってみての感想ですが,液晶ビューファインダー,23.5万画素だそうですが,画素と画素の間がありすぎて,黒い線が強調されるので,今まで使っていた20万画素程度の液晶ビューファインダーの「京セラ:Finecam M400R」の方が遥かによくできています。期待していたのに残念です。これでは,あまり撮影意欲は起きない感じですので,楽しんで撮影と言う気分にはならないと思います。また,手ぶれ補正のため,カメラ内部で何かが動いており,カタカタカタと言う音が結構しますので,これも気になります。後,レンズキャップも取り外し式で,せめて,「京セラ:Finecam M400R」と同様,キャップに紐がつけられ,ボデイに結んでおくことにより,無くすのを防止する仕組みにして欲しかったです。



2008年11月17日(月) 大きさの比較

 先日,入手したデジタル式コンパクトカメラ「キヤノン:PowerShot SX10 IS」は,コンパクトデジカメとしては「大きく重たい」との評判であることから,これも先日入手したデジタル式一眼レフカメラ「HOYA:PENTAX K200D」,そして,大昔に入手したデジタル式コンパクトカメラ「富士フィルム:FinePix 4500」,フィルム式一眼レフカメラ「リコー:XR-1」とで,その大きさを比較してみました。

 こうやって比較すると,かなり小さいと思っていたK200Dは,XR-1より大きいのですね! また,SX10ISもXR-1と同じ位の大きさですので,やはり,これでは「コンデジ」と言うより「レンズ一体型デジ一眼」と言ってもよいと思います。重さもボディのみで560gですから,単三電池4本を入れると660g程になりますので,やはり,重さもフィルム式一眼レフカメラなみだと思います。



2008年12月24日(水) 「PowerShot SX10 IS」の使い勝手

 先日,入手した高倍率ズームレンズ付きコンパクトデジカメ「キヤノン:PowerShot SX10IS」ですが,12/9(火)〜12/12(金)の京都・名古屋旅行の際,それ1台のみを持参して十分に使いましたので,その使い勝手です。と言っても,使いにくい所ばかりなのですが(笑)。また,主として,今まで使っていたコンパクトデジカメ「キョウセラ:Finecam M400R」との比較になります。


<操作性>
(1)ズームレンズ,これ非常に操作しにくいです。右人差し指で操作するのですが,中々,思った焦点距離の所に止まってくれません。

やはり,デジ一眼レフ「HOYA:PENTAX K200D」の交換レンズように手動ズームの方が遙かにやりやすいです。また,「M400R」では,全域ではなく,幾つかのの焦点距離でのズームしかできませんが,そちらの方が,きちんと止まるので,まだ,使いやすいです。

(2) 液晶ビューファインダー,「M400R」と同様の約20万画素なのですが,ドットとドットの間隔が広いため,非常に荒く見えます。これでは,10万画素程度の値打ちしかないですし,また,ドットとドットの間の黒い部分が強調されていて見にくいです。せめて,「M400R」と同等,できれば,「パナソニック: G1」程度のドット数が欲しいです。

(3)液晶ビューファインダーですが,「M400R」ではシャッターボタンを押して撮影後,そのまま,他の所を撮影しようとすると,画像は適正露出の画像で表示されるのですが,「SX10IS」ではシャッターボタンを半押ししない限り,その前の撮影のままの露出で固定されていることから,明るすぎたり暗すぎたりすることが大部分で,その度にシャッターボタンを半押しする必要があり,非常に面倒です。

(4)露出補正がやりにくいです。M400Rだと,「±ボタン」を押した後,2つの「↑」「↓」ボタンを押せばいいのですが,「SX10IS」では「±ボタン」を押した後,リング(輪)を回すのですが,なぜか,反応が遅くイライラします。

また,電源スイッチを切ったら,これらの設定は自動的に消えて欲しいです。いちいち,元に戻すのは面倒です。

(5)撮影可能枚数ですが,撮影している間は液晶画面に表示されず,表示されるのは電源スイッチを入れた時だけです。これも不便です。

(6)ピントに関しては,「M400R」より合いやすい感じです。

(7) レンズの明るさは「F2.8〜F5.7」となっていますが,実際はこれより暗いような気がします。と言うのは,ISO100に設定しておくと,絞り開放でも直射日光が当たった所でないとブレが起きないシャッター速度になりませんので,ISO400にセットしてようやく,まあ使えるシャッター速度になることが多いです。「K200D」でしたらISO200で,「M400R」でしたらISO100で十分,実用になるのですが。

(8)ザックにいれておくと,自動的に電源スイッチが入ることがあります。これ,完全に欠陥だと思います。「M400R」では電源スイッチの周りが高くなっていることより,このようなことは起こりにくいです。

(9)AV(絞り優先),TV(シャッター速度優先),P(プログラム式EE)等を選ぶダイヤルがすごく動きやすく,ザックの中に入れておいたり,持っている最中に勝手に動いてしまうことがあります。

(10)撮影したものを見たいだけなのに,電源スイッチを入れると,レンズが伸びてしまいます。まあ,それほど実害は無いのですが。「M400R」ではそう言うことはありません。

(11)SX10ISのCCDは1/2.3型と非常に小さいので被写界深度が大きく,ピントが合う範囲が広いです。また,液晶モニターは色々と動かせるので,特に低い位置にあるもの,例えば,冬の高尾山のニモバシラの接写でも,無理な姿勢をせずに接写できます。

(12)シャッターを押すと,画像データがSDカードに記録されるのですが,これにかなりの時間がかかるため,1秒間隔の撮影さえできないので,一発必中でシャッターを押す必要があります。


<写った写真>
(1)写っている写真はフレアが多く,コントラストが低いです。また,明かるく撮れ過ぎる感じがします。おそらく,1段は明るく撮れるのではないでしょうか。また,1000万画素と言うのに,画質はそんなに精密と言う感じがしません。

(2) ISO100にセットするとシャッター速度が1/30秒以下になることが多かったので,ブレを防ぐためにISO400やISO800を多用したためかもしれませんが,全体的にザラついた感じの写真が多いです。また,「ポジフィルムカラー」を選択しているのに,彩度が不足しています。いずれにしろ,同じ 1000万画素でも,「K200D」の写真の方が遙かによく,格が違うと言う感じです。

(3)20倍ズームと言う高倍率はすごいです。名古屋城の下から,鯱があれだけ大きく写るとは思ってもみませんでした。

(4)ISO 400で使うと,縮小すれば問題ない程度のノイズが出ます。

と言うことで,結論としては,色々と使いにくいところがありますが,値段が値段でしたので,まあまあと言うところでしょうか。



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