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2010年10月 5日(火) 赤外線デジカメ「エグゼモード:YASHICA
EZ Digital F537IR」を入手
2010.10. 5(火),日暮里・舎人ライナー「足立小台駅」近くのホームセンター「島忠ホームズ」にて,赤外線デジカメ「エグゼモード:YASHICA
EZ Digital F537IR」を入手しました。このデジカメ,トイデジ,すなわち,おもちゃデジカメの一種だと思いますが,それでも,「赤外線ナイトモード」と言う擬似的な赤外線写真の撮影が可能で,赤外線フィルターを取り付けると,赤外線写真を撮ることが可能だからです。あ,標準価格は7,980円,私の入手価格は5,980円ですが,日本amazonでの価格は島忠ホームズと同じですので,まあまあと言ったところでしょうか。
このデジカメ,映像素子は1/3.2型の503万画素CMOS,レンズの焦点距離は35mmカメラ換算で40mmで明るさはF3.2で,通常の撮影のほか,擬似赤外線写真,そして,動画(720×480ピクセル・30fps)が撮影できます。ただし,オートフォーカスもマニュアルフォーカスも無い固定焦点です。
すなわち,このデジカメ,固定焦点の上,映像素子も普通のコンデジより更に小さなものですので,おもちゃデジカメ(トイ・デジカメ)ですが,擬似赤外線写真が撮れるのが特長です。すなわち,普通のデジカメには映像素子の直前に赤外線除去フィルターが付いているのですが,このデジカメは,レンズの前にその赤外線除去フィルターが付いており,切り替えスイッチにより,それを外すことができます(これが「赤外線ナイトモード」です)。ですから,そのフィルターを外した場合,普通の光から赤外線領域の光まで感光し,また,カラーではなく白黒写真にしますので,直射日光が当たった木の葉等が白く写り,擬似的な赤外線写真が撮れると言う訳です。なお,このデジカメ,夜でも撮れるように,レンズの周りには赤外線を出すLEDが付いており,これは光って赤外線を出すようになっています。ですから,赤外線除去フィルターを外した状態の「赤外線ナイトモード」場合,このLEDがいつも光っています。
と言うことで,本日は太陽が出ていましたので,家のそばの家を写してみました。
普通のカラー写真 | 赤外線ナイトモードの写真 |
現在,家の前では,「キンモクセイ」の花が咲いており,窓を開けているとその香りがします。それを撮影しました。
普通のカラー写真 | 赤外線ナイトモードの写真 |
と言うことで,上記の写真から,以下がわかりました。
(1)太陽の下で撮った普通の写真は,彩度が低く,非常に地味な感じで,これではトイデジとしても使えないし,また,普通の写真としても使えそうもないです。その上,写真の周りが暗くなる「トンネル効果」もありませんし。
(2)太陽の下で「赤外線ナイトモード」で撮影すると,赤外線写真風のものが撮影可能です。
(3)「赤外線ナイトモード」で,赤外線フィルター「富士写真フィルム:IR80」をレンズ前に付けても,太陽の下で撮る場合は,撮影が可能です。なお,上記の写真では,フィルターをレンズから1cm位の所に置いたため,「赤外線ナイトモード」でLEDが光っているため,その灯りがフィルターで光り,コントラストが下がっているのだと思います。レンズのすぐ前にフィルターを付ければ,これは解消すると思います。
(4)電池込で100g程度と非常に軽いです。また,小さいので,持ち運びにいいです。
その内,新たにIR80を入手し,円形に切って,F537IRのレンズの前に取り付けようと思います。そうすれば,擬似赤外線写真ではなく,ちゃんとした赤外線写真が撮影可能ですので,今後は赤外線写真専用で使う予定です。
2010年10月 9日(土) 「エグゼモード:YASHICA EZ Digital
F537IR」の赤外線写真専用化
2010.10. 5(火)に入手した赤外線デジカメ「エグゼモード:YASHICA EZ Digital
F537IR」ですが,このカメラ,前述のごとく,通常のモードではトイカメラとしても普通のカメラとしても使い物にならないので,赤外線カメラ専用とすることとしました。すなわち,ゼラチンフィルター「IR80」より
円形に切り取って,デジタル式一眼レフカメラ「ペンタックス:PRNTAX *istDS」用の赤外線用フィルターを作った余り,と言っても,面積的には円形部分と同じ位あるのではと思いますが,これより直径18mm程の円形に切り取り,レンズの前の所に,接着剤「コニシ:ボンド G17」で貼り付けて終了です。
勿論,撮影する時は「赤外線ナイトモード」で行います。なお,この場合,レンズの周りの赤外線照射LEDが赤く光り,電池が無駄になってしまいますが,これは諦めです(カメラのネジを外して,レンズ前にある赤外線除去フィルターを外し,その部分に赤外線フィルターを付ければ,「赤外線ナイトモード」撮影しなくて済みますし,赤外線フィルターに手で触ることもなくなりますが,これは面倒なので,簡易法にしました)。
あ,このLEDの強さですが,夜中の真っ暗な時に部屋の天井を照らしたところです。結構,ムラがある上,輪場に強い光が出ています。
これで,天井の蛍光灯を撮った所です(勿論,蛍光灯は点灯していません)。距離は2.5m位でしょうか。
そして,この赤外線専用デジカメを使用して,一昨日(10/7)に行った日和田山・金比羅神社付近から巾着田を撮った写真,高尾山等から富士山を撮った写真、新宿御苑や六義園で撮った写真です。ただし,撮った写真をフリーソフト「Dibas32」を使用して「縮小」し,「コントラスト」を上げ,更に,「鮮鋭化」を行っています。いずれも,直射日光が当たった木や草の緑は明るくなっています。
なお,「コントラスト」を上げているのは,撮れた写真はコントラストが低く眠い感じの写真であるため(これは,デジタル式一眼レフカメラを使用して赤外線写真を撮っても同様ですので,フィルム部分に相当するCCDの性質だと思います),「鮮鋭化」を行っているのはこのカメラ,固定焦点でピントを合わせないもののため,全体的にボケたような感じの写真が撮れるためです。と言うことで,この改造デジカメを使って赤外線写真を撮ることは可能ですが,大きさ的には「1024×786ピクセル」がせいぜいで,本当は「500×375ピクセル」が最適だと思います。
この改造デジカメの良い所は,何と言っても,軽さと大きさで,今までのようにデジタル式一眼レフカメラを持参しなくても,簡単に赤外線写真が撮れることです。
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