HP-100LX,HP-200LX,matsumo,matsumo2,matsumoto,matumoto
Japanese Only
前ページ Home(gozaru) PDA日記目次 Home(coocan) 次ページ

HP-100/200LX日記(3)

初回:1999. 5.16

○デジタルカメラとの連携


 デジタルカメラは一般的には内蔵のフラッシュメモリカード(本体内蔵,コンパクトフラッシュカード,スマートメディア等)に撮影データを溜めて,満杯となれば,それをパソコンのハードディスクに移動するか,あるいは,新たなフラッシュメモリカードと交換するという使い方となるのですが,古いデジカメの場合は,HP-100/200LXにデータを移動することができます。すなわち,

(1)コダック:DC20
(2)チノン :ES-1000
(3)東芝:Allegretto PDR-2

の3機種では,(1)(2)ではフリーソフトの「LXDC.EXM」とRS232C接続ケーブルを使って,フラッシュメモリカードに撮影データを複写できますし,(3)では,普通に使っているフラッシュメモリカードを抜き,その代わりにAllegretto本体に付いているメモリカードを差しこんで,Cドライブに移動することができます。

コダック:DC20 上左:「Allegretto PDR-2」用ケース
上右:「HP-200LX(4MB)」
下左:「Allegretto PDR-2」
 左側の銀色部と右側のPCカード部が連結しており,
 勿論折り畳んだ形で使用する。
下右:Smart Media(3.3V用)
 最大8MBのものまで使用可能です

ということで,上記の3機種ではHP-100/200LXを持っている人はわざわざ重いパソコンを持ち歩かなくても,ほぼ無限に撮影が可能となるわけです。以下はその詳細です。

1.DC20 又は ES-1000

 この機種はいずれもチノンが製造したもので,販売会社が異なりますが,形や機能はほぼ同じです。ただし,撮影後のデータの形式がやや異なります。また,画面サイズは493×372ドットですが,1回に8枚しか撮れません(ただし,ファイルサイズは2 KBとやや大きいために画質はそれほど悪くはありません)。

 このため,データをHP-100/200LXのフラッシュメモリカードに移動する必要があるわけです(実際は複写し,カメラ内のデータを削除するという形ですが)。この方法は極めて簡単で,niftyserveのFHPPCに登録してある「LXDC.EXM」をダウンロードすれば,その中に両者を接続するための専用ケーブルの作り方,そして,ソフトの使い方が出ていますので,その通りに行えば完成です。ただし,専用ケーブルを作成するには,HP-100/200LXのRS232C端子用のコネクタを入手するのが面倒なので(DC20側はミニプラグで大丈夫なのですが),一番良いのはHP-100/200LX用に販売されているケーブルを半分に切って使うことだと思います(私の場合は,HP-100/200LXの工作用に若松が販売していたものを使って作りましたが,金型が悪かったのか,コネクタの精度が低く,時々接触不良を起こして,電気的にうまく接続できないこともあります)。

 さて,「DC20」と「HP-100LX(2MB)・倍速」を接続する場合,その転送速度は57600Bpsが精一杯で,これだと8枚のファイルを転送するのに10分程度かかります。ということで,1箇所で撮影終わったら,すぐに転送するという使い方をしていますが,1箇所で8枚以上撮りたい場合は10分間待つ必要があり,これがかなり苦痛となります。

 なお,この機種は現在200万画素のデシカメが普通の時代に完全に時代遅れとなってしまいましたが,電池込みで150gもないという小型軽量が魅力です。中古品で5000円以下で購入できれば「買い」だと思います。


2.Allegretto PDR-2

 これも小型・軽量のデシタルカメラで,本体にPCカード部が付いており,それをパソコン等のPCカードコネクターに差しこめば撮影データを移動できるというもので,この機種の次の機種もこの形式だったのですが,残念ながら,HP-200LXではこのPCカード部を認識できるのは最初の機種であるPDR-2だけのようです(HP-100LXでフラッシュメモリカードはサンディスク製造のものしか認識しませんので,当然,PDR-2も認識しません)。

 ということで,私の場合HP-200LXは日本語化しており,Cドライブにはフォント,日本語FEP,EMS等を入れており,これらを合わせて1.4MB程になってしまいますので,RAMが2MBのものでは無理で,4MBのものを使います。すなわち,これでしたら,上記の状態でもCドライブは2MB程が空いている状態であり,まず,Filmtn等のファイル管理ソフトを起動し,スイッチを切った後,フラッシュメモリカードをを取り出し,AllegrettoのPCカード部を差しこんだ後,スイッチを入れ,Allegretto中のファイルをCドライブに移動します(約2MB分)。次にスチッチを切り,Allegrettoのカード部とフラッシュメモリカードを入れ換え,スイッチを入れて,Cドライブからフラッシュメモリカードにファイルを移動します。これを4回繰り返せば,8MB分(この容量のスマートメディアがAllegrettoの認識できる最大だそうです)が移動できます。

 まあ,入れ換えが面倒ですが,HP-200LXみたいなPDAを使うのであれば仕方がないことだと思いますし(本当は4MBタイプではなく,32Mタイプを使えば極めて簡単にできるのですが,RAMを32MBまで拡張してしまうと電池に減りがかなり速くなるみたいですので今のところやる気がおきません。なお,現在の私のHP-200LX(4MB)は倍速ではなく,2.27倍速となっています。

 なお,「Allegretto PDR-2」の画像サイズは640×480ドットで,DC20よりは大きいですが,その画像ファイルの拡張子はJPGであり,そのサイズは78KB程度であり,DC20の1/3程度と非常に小さいですが,その圧縮のためか,画質はDC20と同程度です。しかしながら,8MBのスマートメディアを入れた状態で96枚も撮れるとのことですので,仕方がないかもしれません。

HP-100LXの修理

 HP-100/200LXは非常に便利ですが,ヒンジの部分(すなわち,蝶つがいの部分ですね),キーボードのキー,そして,閉じる部分のストッパー部分が弱く,3年ほど使っていると,これらが壊れてきます。特に,HP-100LXはその構造的にヒンジの部分が弱く,私のものも3年間程使っていたら壊れてしまいました(この部分は,その後に発売されたHP-200LXでは改良されたのですが,HP-200LX(4MB)となってから,同じ部分か別な部分かよくわからないのですが,プラスチック筐体にヒビが入るようになったそうです)。

 私の場合,後から購入したHP-200LXの2台は今の所大丈夫ですが,最初に購入したHP-100LXは,まず初めにストッパーが,次に,ヒンジが,そして,キーボードが,と次々に壊れました。そして,それは自分で修理することにより,現
在でもHP-100LXは使える状態になっています。

 さて,その修理法です。

1.フックのバネの修理

 1996.4.30,ついに私のHP-100LXが故障してしまいました。もっとも,故障といっても,蓋(液晶部分の方)のフックのバネが壊れてしまって,蓋を閉めても,蓋の部分をもつとバカッと開いてしまうようになってしまいました。

 それで,仕方がなく(だって,こんなことで修理に出して38,000円もとられたくないですので), FHPPCに書かれていたこの場合の修理法

(1)テレホンカードを補足きって,「く」の字型にして,フックと本体との間の隙間に入れる。
(2)ヒシチューブをフックと本体との間の隙間に入れる。

を試してみた結果,どちらも満足できるようにならなかったので,結局,輪ゴムを適当な長さに切ってマジックで黒く塗っから,隙間に押し込めて,やっと適度な弾力でカチッと閉まるものができました。

 それにしても,これから壊れる一方にならなければいいのですが。


2.ヒンジの修理

 1997.6.25,ついに私のHP100LXの右側のひんじの部分が壊れてしまいました。別に落としたわけではなく,何かヒンジ(ちょうつがい)の右側がガタガタしていておかしいということで,右側のキャップを取り外してみたら,液晶がついた上蓋とひんじの部分とは厚さ1mm幅6mm程のプラスチック板が2枚で付いているというだけで,その1枚は完全に断裂,もう,1枚も半分ヒビが入っているという瀕死の状態となっていました。これが世に言う「HP-100LXの疲労骨折」というものなのですね。ここ1年位はひんじがやや固い状態になっており,蓋の開け閉めの際,ここにかなりの力がかかっていたためだと思います。それにしても,購入して3年で,別に落として壊したわけではなく,普通に使っていて破壊というのはいくら何でも早すぎると思います。HP-200LXではこの部分はもっと厚くなったとのことで,HP社もこれが欠陥だということを認めているということだと思います。

 さて,それで,とりあえず,HP-100LXの代わりに,予備用に以前より持っているHP-200LX(2MB) を使うことにし,HP-100LXで使っている20MBフラッシュメモリカードをHP-200LXに移すとともに,HP-200LXのSRAMの中身を削除後,HP-100LXのSRAMの中身をを全部コピーしました(勿論,LXEMM.DATはコピーせず,後で作ります)。ところがHP-100LXとHP-200LXとでは内蔵ROM に入っているソフトが異なるので,一部変な挙動を示すようになってしまいダメなのですね。

 それで仕方が無く,ハードリセットをかけてSRAMを初期化し,そして,<_DAT>中のSETUP.ENVとAPPMGR.DAT関連ファイル以外をHP-100LXのSRAMからコピーし,そして,メニュー画面への登録をやり直すことにし,やっと,一応使える形になりました。

 ところが,今度はEXKEY.INIに問題が。私は,青キーのうち,<FILER>:FEP起動,<Phone>:LE.EXM起動,<Quicken>:POSTIT.EXM起動動,<Lotus123>:FLX.EXM起動として使えるようにセットしようとしたのですが,なぜかPOSTITだけがうまくいかないのです。最初はスペル間違いかと思ったのですが,何回やっても同じで,そういえば,EXKEY.COMはHP100LX時代に作られたソフトでHP-200LXで使う場合はそのプロセス名が異なるとの書きこみがあったことを想い出して,EXKEY.LZHに梱包されているCHECKEY.COMでQuickenキーを調べてみるとこれが「Quicken」ではなくて「CC:Mail」なのですね(関谷氏の「HP-100/200LX Bible」にもこれのプロセス名はQuickenと書かれているのですが)。というわけで,早速,EXKEY.INIの一部を

 [100]
 {Filer}={Alt+/}・・・・・・FEPのは「Alt+/」で起動するように登録済
 {Phone}={Alt+Phone}・・・・LEは「Alt+Phone」で登録済
 {cc:Mail}={Alt+P}・・・・・PostItは「Alt+P」で登録済
 {123}={Alt+More}・・・・・ FLXは「Alt+More」で登録済

とすることにより,やっと,こちらの希望していた通りのことができるようになりました。

 1997.7.5,HP-100LXのヒンジの右側が破断した件ですが,渋谷駅を通る会社の同僚に渋谷の東急ハンズで接着剤を購入してきてもらったので(先日行った池袋の東急ハンズにはなかったので),やっと,修理しました。この接着剤はNiftyserveのFHPPC でこういう場合に推奨されているもので,名前は以下です。

 製品名:プラリペア
 製造元:武藤商事
 価 格:1600円

 この接着剤は私が初めて使うタイプのもので,溶剤と粉末の2種類からなっています。まず,液(メチルメタクリアート)を注射針が付いている容器に入れ,先端から液を1滴出してそれを粉末(アクリル樹脂)の中に落とし,その液が付いた粉末を修理場所に付けるというものです。5分位で固まり接着します。

 というわけで,破断した部分を少し広げるようにして,その液で濡れた粉末をつけ,それだけではすぐにまた断裂してしまいそうなので,その回りに十分濡れた粉末をつけ,また,その反対側の液晶側にも同様に付けました。

 しかしながら,ここで問題が。すなわち,これでは,キャップが付けられなくなってしまうのですね。その上,この接着剤は技術があれば固まってからでも美しい形になるのでしょうが,私の場合はかなりガタガタとなって見栄えの悪いものになってしまいました。それで,少しはナイフとヤスリで整形しましたが,あまり削りすぎると間違いなく弱くなるし,それに,もう固くなっているので,削るのが大変ですのでいいかげんなところで諦めました。というわけで,見た目は非常に悪くなりましたが,とりあえずは,使えるようになりました。

 ともかく,この接着剤の問題点は見た目が綺麗になりにくいことですね。それでも,とりあえずはかなり丈夫になったような感じがしますので,よしとせねばならないと思います。

 そして,現在主力に使用しているHP-200LXを予備機として使用していた時に入れていた10MBフラッシュメモリカードを入れ,HP-100LXで使用できるようにセットアップをし直し,やっと,予備機として使用できるようにしました。とりあえず,これで,新しくHP-200LXを予備機として購入しなくてもよく


3.HP-100LXのキーボードの修理


 1997.7.30,滑河・銚子に行った際,持参していたHP-100LXのスペースキーが折れてしまいました。私にとっては現在はHP-200LXがメインとなっており,HP-100LXは旅行等でDC20を持参した際に撮影した画像を保存するのを目的に持参しているのですが(HP-100LXはサブにしているため,10MBフラッシュメモリカードの内8MB程が空けることができますので),旅日記を電車内で入力している時に,スペースキーがちょっと変な音がして,右側がブラブラしたような感じになってしまいました。このHP-100LXはまず,留め金部分が壊れ,次に右側のひんじが壊れ,いずれも自分で修理して使える状態になっていますが,今度はスペースキーというわけです。この修理法は確か,キーボード部分のシートを剥がし,むき出しになった状態で,スペースキーの下に両面テープを敷くとか,壊れた部分を接着剤とか熱で付けるとかいう方法が FHPPCで書かれていることを思い出しました。

 家に帰って,早速,キーボードのシートを剥がして,キーボード本体を見て唖然としました。私は各キーの下に突起が4つほど出ていて,それがその下の板と何等かの方法で接続されているのだと思っていたのですが,それが大間違いで,キーを上から見て,その両側の下方に幅2mm,長さ4mm,厚さ 0.2mm程度の薄い板が出ていて(キーと水平にです),それがキーボード本体とつながっており,その薄い板がキーボードを押すと戻すバネを兼ねているというわけです。ということで,スペースキーはその両端がそのように接続されているだけというわけですから,ある程度に使えば,疲労破断してしまうのは当たり前ですし,完全に設計ミスという感じがします。

 さて,私の場合は,スペースキーの右側の薄い板が破断していたのですが,早速,接着剤プラリペアをその薄い板の下に1mm程の厚さに塗り,5分程待つと接着しました。そして,以前よりはややキータッチが固くなったものの,正常に使えるようになったことを確認し,キーボードシートを元に戻し(シートに付いている接着剤は強力なので,貼り直してもほとんど元に戻りました),修理が終わりました。

 まあ,次はスペースキーの右側が破断するかもしれませんが,とりあえずは使用できるようになりました。


○WX2+を使っている時にF10キーをATOK7類似に

 私はHP-100/200LXではFEPとしてWX2+を使用し,ATOK7類似の使い方になるように設定しておりますが[すなわち,F6:ひらがな,F7:カタカナ,F8:半角カタカナ,F9:アルファベット],ATOK7ではF10キーを押すと「半角,コード,記号」を選択でき,コード入力ができるのに,私のHP-100LX+WX2+ではできないので不便に思って使っていました。ところが,やっと,これが解決しました。すなわち,

WX2SYS.INI中の[A7KEY]中の

「F10=D0 00 00 00 00 00」を「F10=8B 00 00 8C 00 00」

とすれば,F10キーを押すことにより,「JIS,シフトJIS,区点」と変更でき,コード入力ができるようになりました(ニコニコ)。

 また,第2水準の文字を「へん」等で探す場合,例えば,「にんべん」の場合は,「にんべん」と入力後,「Ctrl+スペースキー」にて,にんべんの文字が出てきます。なお,MS-DOS上では「Shift+F6」で単語登録もできます。



○HP-200LXで使っているソフト

 現在,私のHP-200LXに入っているゲーム以外のソフトの紹介です。

1.システムマネージャー上に登録したもの

(1)LE.EXM Ver0.55a[Nifty]
 テキストファイルの閲覧ビュアーです。
 私はこの14ドット文字の10行表示が最も見やすいと思って最新版ではなくこちらを使用しております[最新版は行数が増えて,私には目にきますので]。

(2)Filmtnv.EXE[Nifty]
 いわずとしれたファイル管理ソフトです。KLというの軽いソフトもあるのですが,私はDynaBookでも98ノートでもこちらを使用していますので,操作の共通性からこれを使用しています。
 ビュアーとしては,LE14.EXEを使用しており,ファイル管理場面では8*16ドット文字,ビュアーでは14ドット文字を使用しています。

(3)TRAIN.EXM[Nifty]
 「駅すぱーと」から料金表示を除いたようなソフトです。ただし,1路線しか表示されません。東京近郊のデータのみ入れています。

(4)VZ.EXE
 有名なエデッタです。

(5)HIKARU.EXM[Nifty]
 「光の辞典」の英和・和英・国語の3種類を使用できるようになっています。私は後方検索のインデックスやヘルプファイルも削除してありますが,それでも,11.5MBほどフラッシュラムを消費しております。

(6)MAPPOT.EXM[Nifty]
 内蔵ソフトのDatabaseと地図を連携させて,例えば,映画館のスカラ座がどこにあるか,地図上に(この場合でしたら,銀座の地図が表示されますが)示してくれます。なお,Databaseには「DBMenu」を使用して27種ほどのデータベース(映画館,ホテル,新幹線時刻表,ラーメン店等)を管理しています。

(7)POSTIT.EXM[Nifty]
 1枚の紙に書いたものを10枚ほど画面上においておけるもので,数枚を同時に表示させたり,あるいは, TABキーによって切り替えて見ます。書き込むにはF3キーを押すと内蔵のMEMO.EXMが起動します。MEMO.EXMもフリーソフトによる日本語化の時は8*16ドットフォントだったので見にくかったですが,日本語化キットになってからは,ZOOM機能を使用することにより,11*16ドット(?) フォントを使用できるようになり,非常に使いやすくなりました。

(8)TCARD.EXE[Nifty]
 CSV形式のファイルのための小さなデータベースソフトです。14ドットフォント表示なので,非常に見やすいです。

(9)FTM.EXM[Nifty]
 フレックスタイムの管理ソフトです。実は私の勤めている会社は,10月よりタイムレコーダーがなくなり(フレックスはかなり前からなのですが),出社・退社の時間を自分で指定されている紙に記入しなければならなくなりました。ところが,記入するのを忘れてしまうという事態となり,また,2,3日すると何時帰ったかというのも忘れてしまっています。本ソフトは出社時にF3キーを押せば出社時間が,F4キーを押せば退社時間が記録されます。特にすぐれもののところは,例えば出社時の8:25に押せばば8:30と,退社時は17:57に押せば17:45と会社の規定通りに記録させることです。しかしながら,1月間の労働時間の総計に関しては,私の会社の方法と異なりますので,設定ファイルを色々といじってみたのですが,残念ながらうまく計算できません。

(10)WW.EXE[Nifty]
 テグレット技術開発のメニューソフト兼共通OSみたいなもので,ここには同社のエデッタの「章子の書斎」,データベースソフトの「知子の情報」,住所録の「亜土の住所録」が使用できるようになっています。

(11)INTERSVR.EXE
 DynaBookとファイルのやりとりをするために使用しています。PC-DOS6.3/Vの中のものです。

(12)GS.EXM[Nifty]
 ファイルを探すためのソフトです。

(13)NENGOU.EXM[Nifty]
 西暦と年号の対比のソフトです。

(14)ASKS.EXE
 12種類のソフトが登録できるメニューソフトです。今のところ,以下が入っています。

1)HV.EXE
 インターネットのWWWの.HTMというファイルを読むためのものです。一応,米文専用で,アルファベット表示のみですが,デフォルトの場合,あまりにも文字が小さいので,HV.CFGという設定ファイルにて,標準のフォントをボールド体に設定しました。また,このソフトは自動的にインデックスファイルが沢山できてしまうので,バッチファイルにて,終了時にこれらを消すようにしました。

2)MEMO.EXE[Nifty]
 1行のみ入力すると,そのまま終わってしまうという,文字通りの「メモ書き」ソフトです。ちょっと,思いついた時に便利です。書いたものを読む時は,VZやLogExpress等を使います。

3)DISP_ICN.EXE[Nifty]
 システムマネージャー上に登録するアイコンを見るソフトです。

4)ICN100.EXE[Nifty]
 アイコンを作るソフトです。

5)TUNE.EXE[Nifty]
 標準の440Hz音,メトロノーム等としてHP-100LXが使用できるようになります。

2. DOS/C上ではメニュープログラムを使用して以下を使用できるようにしてあります

(1)訳詞丸
 米語から日本語への翻訳ソフトです。私は,翻訳ソフトを3つほど試してみましたが,これが一番良いように思いました。翻訳速度もHP-100LX(倍速)ではまあまあといった感じです。

(2)その他
 メニューが空いているために,VZ.EXE,LE14.EXE,FILMTN.EXE,INTERSVR.EXE等のシステムマネージャーに登録してあるものも登録してあります。



○HP-200LX(2MB)本体のみで運用する方法

 HP-200LXは2MBタイプでしたら,フラッシュメモリカードを使わず,また,RAM増設も行わないで、本体のみでオカヤの日本語化キットによる日本語化ができ,勿論,FEPも入り,文章書き(VZ-Editor)やログ読み(LogExpress)及びパソコン通信(KTX)ができます。

 現在は異なりますが,昔の私のHP-200LX(2MB)では,そのCドライブに

(1)オカヤの日本語化キットとWX2+の辞書
(2)VZ-Editor
(3)LE.EXE
(4)KTX

が入っており,システムマネージャー上のソフトは日本語化されていました。勿論, DOS/C下でも日本語が使え,S-RAMのフリーエリアは250KBほどありましたので,PCMCIAモデムカードを入れて, KTXによりパソコン通信ができましたし, VZ-Editorを使っての文章書きもでき,その上,システムマネージャー上の各種ソフト,例えば,私の場合はAppointmentやLotus123等を日本語で使用できました。

これのこつは,

(1)日本語化キットのドライバー類やWX2+のドライバー類はLZDRV.COM+LZEXE.EXEにて,実行できる形で圧縮する。また,不要なものは削除する。

(2).EXEや.COMの実行ファイルはPKLITE.EXEにて実行できる形に圧縮する。また,日本語化キットの中の不要なファイルは削除する。

(3)WX2+の辞書ファイルのWX2S.DICは附属のユーティリティ(オカヤの日本語化キットには付属しておらず,市販の「WX2+」の中に入っています)を使用して,固有名詞等を削除し,更に,圧縮をかけて,単語登録等のためにあいているスペースは10%とし,圧縮します。これにより,WX2S.DICは 343KBほどの大きさになります。また,NiftyserveのAI-SOFTのフォーラムに200KB辞書データがありますので,これと空辞書を組み合わせると,250KB程の大きさの辞書となりますので,これを使えば更に空エリアは増えます。

(4)日本語化キット中のフォントは削除し,

1)FONT14X.FNT (14*14ドットフォントであるFONT.14をボールド化し,FONTX化したもの。14*14ドット全角フォント)
2)JPKHN14X.FNT(半角フォント)
3)DUMYZN8X.FNT(8*16ドット全角のダミーフォント)
4)JPKHN8X.FNT (半角フォント。ダミーでもよいが,たいして大きくないのでそのまま使用した)

を使います。なお,3)を使っている理由はオカヤの日本語化キットは8*16ドットは必須であるためです(NiftyserveのFHPPCに有)。このダミーフォントを使用することにより,100KBほど節約できました。

(5)EMSは8ページにする。本当はWX2+関係だけで10ページ,更に,VZでも必要なのですが,WX2+の1つのドライバーのみEMSを使わせるようにします。

といったところでしょうか。

 すなわち,基本的に 14*14ドットフォントを使用し,SM.BATは以下のようにすれば,他のフォントがなくても,システムマネージャ上の日本語表示は問題ありません。また,DOS/C上では14*14ドットフォントを使用し,8*16ドットフォントはできるだけ使用しないようにします。というのは,DOS/C上では8*16ドットフォントは半角文字は表示されますが,全角文字は表示されないからです。

<SM.BAT>
LXIME
LXDSPD -S14 -M14 -L14 -X14
100
LXDSPD -R
LXIME -R



○HP-200LXで使える英和・和英辞典,国語辞典

 今のところ、HP-100/200LXで使える辞書類はは次の4つです。

(1)光の辞典[HIKARU.EXM]
 辞書:約3MB(英和・和英で1辞書),インデックス:約1.2MB

(2)ENG2JAP.EXM
 辞書:約630KB(英和),約180KB(和英),インデックスファイル(98KB?)
 なお,辞書として,医学関係の「ライフサイエンス辞書」がNiftyserveのFBIOに登録されています。容量は,英和(835KB),和英(1062KB),インデックス(220KB)です。

(3)PDIC.EXE
 辞書:約1.4MB(もっと,小さいのやもっと大きく数MBのもあります)

(4)EDICTJ.EXE
 辞書・フォント・インデックス等:約1.7MB

 私のお薦めはは勿論 (1)ですが、1MB程度というのでしたら, (2)しかないでしょう。ただし,(2)はNiftyserveのFHPPCにしかないのではないかと思いますし、これは辞書というより、英単語集といった趣が強いです。それに、辞書は専門の人が作ったわけではないので、内容に不安がありますし。なお,医学関係の辞書は「文部省科学研究補助金」を受けて大学関係者が作成したようですので,内容の信頼性が高いと思いますし,実際,素晴らしいできです。(3)(4)はちょっとしか使ったことはありませんし,異人達が辞書を作っているので,私にとっては内容に不安がありすぎて使う気がおきませんし,また,EXMプログラムではないので,HP-200LXでは(1)(2)と比較して使いにくいのではないかと思っています。



前ページ Home(gozaru) PDA日記目次 Home(coocan) 次ページ