○Newton用キーボードの接続(つづき)
(1)と(2)の解決のために,Newtonキーボードを使うための専用のEXKEY.EXEとEXKEY.INI,AUTOEXEC.BATとCONFIG.SYSを作って,Newtonキーボード使用時はリセットを行うことにしました。
<EXKEY.INI>
{Prtsc}={Null}
{Tab}={\}
{\}={Delete}
{Delete}={Tab}
{F6}={6}
{6}={F6}
{F7}={7}
{7}={F7}
{F8}={8}
{8}={F8}
{F9}={9}
{9}={F9}
{F10}={0}
{0}={F10}
[100]
{Filer}={Alt+/}
{Fn+Menu}={More}f{More}{F6}{Home}
[100]!
{MENU}={Alt+ }
{Filer}={Alt+ }
[COMMAND]p
(1)に関しては以下の通りに変更し,それらのキーのキートップにはテプラで変更後のキー名を張り付けました。
` | ESC | |
Delete | → | Backspace |
Tab | → | \ |
Option | → | Alt |
/ | → | ↑ |
→ | → | ↓ |
↓ | → | → |
↑ | → | / |
6〜9,0 | → | F6〜F9,F10 |
これ以外に,アップルキーとの組み合わせで以下が打ち込めますので,これらのキーの正面下にやはりテプラを張り付けて,どれがどのキーになるか,わかりやすくしました。なお,以下の設定中の
「Appleキーと組み合わせたキー名は上記により新しくなったキートップ表示でのキー名です。
Apple + ESC | → | ` |
Apple + 1〜5 | → | F1〜F5 |
Apple + F6〜F9,F10 | → | 6〜9,0 |
Apple + - | → | F11 |
Apple + = | → | F12 |
Apple + CapsLock | → | Fn |
Apple + ↑ | → | PuUp |
Apple + ← | → | Home |
Apple + ↓ | → | PuDn |
Apple + → | → | End |
Apple + 右Shift | → | Ins |
Apple + Backspace | → | Tab |
元々,外でHP-200LXに大きな文章を入力する時に使えば便利だということで購入したもので,
VZ-Editorしか使わないと思いますので,それが一番使いやすいようにキー配置を変更しました。
この状態で使っての感想ですが,この設定前は DOS/V用のキーボードとかなりキー配置が異なるために,ものすごく使いにくかったですが(特にファンクションキーが),設定後のキー・カスタマイズのおかげで,ほぼストレスなく使えるようになりました。
○HP-100/200LXでできるゲーム
HP-100/200LXでできるゲームは,NiftyserveのFHPPCにかなりの数が登録されております(中でも,シェアウェアの「雀悟狼」は素晴らしいできだと思います)が,その他に,英語DOS上のCGA画面で使用する大昔の米国製のゲームがあります。また,昔のPC-DOS用の米国製ゲームでは,VGA画面のほか,CGA画面ででも使えたものがかなりありました。ということで,私が使えることを確認したゲームです。しかしながら,Windows95/98全盛の昨今,この手の古いゲームを探すのは極めて困難だと思います。
Microsoft Flight Simulator Ver.4 | Microsoft社 | フロッピーディスク1枚 |
Giga Games | Walnut Creek社 | シェアウェア・フリーウェアが満載のCD-ROM |
Giga Games(2) | Walnut Creek社 | シェアウェア・フリーウェアが満載のCD-ROM |
Giga Games(2) | Walnut Creek社 | シェアウェア・フリーウェアが満載のCD-ROM |
3種の「Giga Games」CD-ROMには大量のゲームが収録されていますが,HP-100/200LXの英語画面では見難くかったり,動きが速すぎたり,どう操作をしてもわからないものがあるほか,シェアウェア等もあり,きちんと遊べるものを探すのが大変ですが,どうしてもHP-100/200LXで遊びたい人は手間と暇をかけて探す必要があると思います。
○HP-100/200LXを文庫本に
HP-100/200LX用の文章読みソフトとして「LogExpress」というのがあります。これを使えば,HP-100/200LXを文庫本代わりに使うことができます(なお,現在のLogExpressのバージョンは1.00以上ですが,私はVer.0.55が一番好きです)。ただし,問題は文章が入ったファイルを探すことで,基本的には小説等を収録した市販のCD-ROMを購入するしかないのですが,そのCD-ROMのファイルはいわゆるテキストファイルではないので,ファイルをHP-100/200LX用のフラッシュメモリカードにコピーしても読めません。このため,CD-ROMのファイルをテキストファイルに変換するためのソフトもあるそうですが,CD-ROMの使用許諾条件に違反すると考えている人もいるようです。
このような面倒くさい操作を行わずに小説等を読もうという場合は,インアーネット上の「青空文庫」というホームページに,既に著作権が切れたものがテキストファイルとして登録されていますので,それをダウンロードすれば,HP-100/200LXで読むことができます。しかしながら,古いものが多いので,私には興味がないものがほとんどでした。
ということで,日本語ではなく,英語で書かれているのでよいのであれば,「Project
Gutenberg」というCD-ROMが販売されていますので,それを購入すれば,それこそ一生かかっても読み切れないのではないかと思うほど,色々な文章が入っております(なお,これらはインターネットのホームページでも公開されています)。
○ニッケル水素電池に
私のHP-200LXには単3のニッカド電池が入っており,充電しながら使っていたのですが,ついに充電しても2日間程度しかもたなくなってしまったので,久しぶりに秋葉原の秋月電子通商に行きました。ここはニッカド電池等が非常に安く販売しているので行ったのですが,昔見た時は色々な会社のニッカド電池があったのに現在は1種類だけ,その上,充電容量が大きいニッケル水素電池の方がニッカド電池より安くて,1本
200円でした。というわけで,当然,ニッカド電池を止めて,ニッケル水素電池を購入しました。ううん,多分,ニッカド電池はカドニウムによる公害がさけばれているのと,より大容量のリチウム水素電池の方に生産がシフトしているからなのでしょうね。
まあ,HP-200LXは本来,ニッカド電池かアルカリ電池の使用しか認められていないのですが,本や@niftyの
FHPPC等の書きこみを見る限りでは時に問題は無く,かえって使える時間が長くなるようですので,歓迎なのですが。
でも。例えばストロボなんかはアルカリ電池が推奨されており,ニッカド電池も使えるものもありますが(大電流が流れるので,使用不可のストロボでは絶対にニッカド電池は使用してはいけないそうです),ニッカド電池が無くなったら,ニッケル水素電池を使ってよいのかどうか,悩むところです。
ただし,充電終了時点に関しては結構悩みます。というのは,HP-200LXに入れたまま充電する場合,ニッカド電池だと約8時間の充電(4時間位で急速充電ではなくなるので,実際は4時間で充電を終了し,再度,充電操作を行い充電します)の場合は,電圧をチェックするソフトで電圧をチェックすると終了時は2.9V程度となるのですが,ニッケル水銀電池だと2.8Vにもなりません。ということで,満了に充電される時点がわからないので,結局,10時間位の充電で満杯ということにしています。
○水晶発振子の交換(千台に1台のHP-200LX)
私が今まで使っていたHP-200LXは,1994年に購入したHP-100LXの一部のキーボードが壊れてしまってから使い始めたものですが,昨年の終わり頃より
FEP起動に使っている 「Filer」キーを押すとハングアップするようになり,内部の平面ケーブルの接触部の掃除やキーボードの掃除なんかもやって,半年以上はその症状が出なくなっていたのですが,再び出るようになったので,本日,新しいHP-200LXに替えました。結局,6年間で2台ということは1台3年間しかもたないということですね。HP-200LXは昨年の1999年に製造完了となったので,昨年末,今年3月はアイツーにて54,000円で,そして,昨日(2000.
9. 9),若松通商にて49,800円で購入しましたので,そして,これとは別に,内蔵RAM
が4MBのものも1台持っていますので,修理したHP-100LXと共に,使えるのは5台ということで,後,15年間は使い続けることができそうです。
ということで,昨日, HP-200LX(2MB)を買ったのはいいのですが,倍速水晶発振子はもう入手できないので(米国から買う事はできるかもしれませんが。なお,これとは別に,
32MHzの水晶発振子は2つ持っているのですが),壊れたHP-200LXより倍速水晶を取り外し,最初に付いていた標準速水晶に交換しました(ハンダ鏝で外し,穴があると思われるところに針を差して,穴を開けるのがコツです)。そして,今度は新しいHP-200LXの水晶発振子の交換も同様に行えば簡単にできます。ただし,筐体を開腹する時はかたくて大変ですが,古いクレジットカードをPCカード着脱レバーのあたりの隙間に差しこんで,無理をしないで徐々に開けていくのがコツです。
そして,組み立てて驚きました。倍速にした場合,画面表示が乱れ,横にずれるのが普通で,専用ドライバーを組みこむと正常な表示になるのですが,今回はドライバーを組みこまなくても,画面が全く乱れていないのです。こういうことは千台に1台位あるということは聞いていましたが,私の場合は初めてでした。すなわち,これは「千台に1台の名器」ということになりますね。
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