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○「ZAURUS SL-C860」の代わりに「HP-200LX」を使用することを決定
2015. 8.17(月)〜8/23(日)に東北・越後への旅行を行ったのですが,その最終日の8/23(日)に新潟駅7:06発長岡行普通列車に乗っている最中に,携帯情報機器「シャープ:ZAURUS
SL-C860」が故障してしまいました。すなわち,電源スイッチが筐体の中に埋没してしまって,押しても全く起動しなくなってしまったのです。ううん,これでは,中のRAMに保存している3日分の旅行記データが取り出せなくなってしまいます。暗い気分になってしまいました。
家に戻ってから,本体のネジを外して,筐体を分解しようとしますが,どうもうまく分解できません。加えて,スイッチ部はいつの間にか,本体の中に入ってしまい,筐体にスイッチ部が抜けた丸い小さな穴が開いた状態になったので,小さなドライバーを挿入して動かしてみると,突然,起動が始まりました。そして,いつものように色々な画面が出て,使えるようになりました!! すぐに,3日間の旅行記データをSDカードにコピーします。よかった! これで,データは救えました!! その後,液晶部を閉じて,また,開きますが,起動はしません。これでは,私には修理できそうもありません。残念ですが,この「シャープ:ZAURUS
SL-C860」は故障と言うことで,廃棄処分とすることとしました。
さて,問題は,今後の旅行の際に旅行記を書く時,すなわち,歩いている時等の所々でメモ書き入力をし,駅での待ち時間あるいは車内でそれを元に旅行記にする時の携帯情報機器をどうするかと言うことです。私は,文章を書く時はキーボードを使わないと効率的にならないので,キーボード付きのものが必須です。すなわち,携帯電話やスマートフォン等での文字入力がダメだと言うことです。大昔は,携帯情報機器「ヒューレットパッカード:HP-200LX」を使用していましたが,ここ10年間程はこの「シャープ:ZAURUS
SL-C860」を使用してきました。このSL-C860の辞書は馬鹿で,日本語変換がうまく行かないことが多いのですが,HP-200LXと比較して筐体が小さなことと,文章書き以外に,ビデオが見られたり,音楽が聴けたりすることが長所で,旅行の際にこれと小型スピーカーで音楽や映像を観ていました。しかしながら,これは2005.
2.11(金)に新品を45,000円で入手したものですので,現在は販売されていません。後継機は幾つか発売されたのですが,いずれも販売は終了しています。このため,中古品を探して,秋葉原を歩いてみたのですが,見つかりませんでした。今度は日本amazonをみてみると,最も安い中古品では「本体5,500+送料515円」でありました。ううん,これを買うのも1つの方法ですが,買う前に手にとってどのような状態のものか確認できないのが残念です。後は,以前に入手したが,ほとんど使っていない「docomo:PocketPostPet」を使うと言うことも考えられます。これは,本来は携帯電話と接続して,メールのやりとり等を行うものですが,あるフリーソフトをインストールすることにより,Windows
CEパソコンとして使用することができます。これだと,SDカードと同じ大きさだが,厚さのみがやや薄いマルトメディアカードを使用できるので,これを使って,パソコン等とデータのやりとりを行うことができます。しかしながら,SL-C860と比較して,液晶画面が小さいし,本体も重いし,また,大きさも大きいです。これだと,やはり,躊躇してしまいます。
シャープ:ZAURUS SL-C860 | ビデオ・音楽を視聴する時 | docomo:PocketPostPet |
このため,以前に戻って,「ヒューレット・パッカード:HP-200LX(2MB)」を使うこととしました。と言うのは,現在,私は家では小遣い帳用として,HP-200LX(4MB)を使用しており(これ,物理的に故障する直前なのですが,だましだまし,使っています),それ以外に,未使用のHP-200LX(2MB)を2台持っているからです。この2台と言うのは,HP-200LXが1999.11に販売中止となった際,予備用として2台購入し,その2台がまだ,押入に入れてあると言う状態だからです(既に,水晶発振子は,当初付いているものの2.27倍の36MHzのものに交換して,所謂,倍速化をしています。なお,当時は,HP-200LXを文章書きのほか,スケジュール管理,国語・英和・和英辞典,小説リーダー,小遣い帳等,色々な用途で使っていました)。
HP-200LX(2MB) | 交換した36MHz水晶発振子 | 交換した36MHz水晶発振子(接写) |
ただし,HP-200LXはSL-C860と比較して,かなり大きく,重たいです。加えて,旅行中に旅行記を書くのにHP-200LXを使った場合,大きな問題があります。それはHP-200LXのメモリカードがSDカードではなく,PCカードであることです。と言うのは,私は旅行の際,インターネットにアクセスするために小型パソコン「東芝:NB100/H」を持参しているのですが,これはSDカードとUSBメモリしか使えないからです。このため,HP-200LXを使う場合には,USB-メモリカードアダプターを持参する必要がありますが,私が持っているUSB−メモリカードアダプターではPCカードは使えません。ただし,コンパクトフラッシュカードは使用することができますので,PCカードそのものでなく,「PCカードアダプター+コンパクトフラッシュカード」という形で使用することとしました。しかしながら,秋葉原のジャンク店で「SDカードをコンパクトフラッシュカードとして使えるようにするアダプター」が大量に販売されていたことを思い出し,それがあれば,USB-メモリカード変換アダプターを使わずに済むのではと言うことで,秋葉原のジャンク通りを探してみましたが,あれだけ大量にあったの
に,売れてしまったか,廃棄されてしまったようで,見あたりませんでした。そのかわり,コンパクトフラッシュも使用できる小型の軽い「USB-メモリカード変換アダプター」(プラスティック製筐体)が見つかったので,それを入手しました。
HP-200LXとSLC-860 | 64MBコンパクトフラッシュカード・PCカードアダプター | USB-メモリカード変換アダプター |
と言うことで,「HP-200LX(2MB)+PCカードアダプター+64MBコンパクトフラッシュカード」に,現在,使用しているHP-200LX(4MB)のPCカードから日本語化・必要ソフトをコピーし,また,一部,変更して(と言うのは,HP-200LX(4MB)では平凡社大百科事典等の大きな辞書ファイルを入れるために1GBのメモリカードを使用しているのですが,今度のHP-200LX(2MB)では64MBのメモリカード使用のため,これらを入れないようにするためです),ようやく,使えるようにしました。それにしても,最近はWindowsに慣れてしまって,大昔に行ったMS-DOS関係のことや,HP-200LX特有なことをすっかり忘れてしまっていたので,色々と変更操作を行うのが大変でした。
これで,とりあえず,HP-200LX(2MB)で旅行記を書け,また,その旅行記ファイルをNB100/Hに移動/コピーできるようになりました。なお,SL-C860で便利に使っていた映像や音楽に関してですが,こちらは,画面は小さいながらもスマートフォン「Y!mobile:Digno
T」で再生できるので,そちらで代替するつもりです。と言うことで,今後の旅行の際の荷物には,「シャープ:ZAURUS
SL-C860」の代わりに,「ヒューレット・パッカード:HP-200LX(2MB)」と「USB-メモリカード変換アダプター」を入れることになります。
○情報携帯端末「HP-200LX(4MB)」を「HP-200LX(2MB)」と交換
2015. 9. 2(水),現在,小遣い帳として使用している携帯情報端末「ヒューレット・パッカード:HP-200LX(4MB)」を,2000.
9. 8に秋葉原の若松通商で税込52,290円で入手した「ヒューレット・パッカード:HP-200LX(2MB)」と替えました。すなわち,前者は満身創痍な状態,上蓋部分の亀裂,上蓋部と本体部の接触不良等で,だましだまし使っている状態だったので,HP-200LXが1999.11.
1に販売中止となった後に入手し,倍速化水晶発振子は交換したが,使用していなかったものに替えたと言う訳です。
私は1994.4にHP-100LX(2MB)を入手して以来,毎日,ずっと,持ち歩いていました。このHP-100LX及びその後継機種のHP-200LXが,大体,3年半位で故障するので,そのたびに新しいのを入手すると言うやり方で,HP-200LX(2MB),HP-200LX(2MB),HP-200LX(4MB)と使い続け,そして,それが販売中止となったので,死ぬまで使い続けようと言うことで,HP-200LX(2MB)を2台を予備として入手しました。しかしながら,HP-200LX(4MB)は満身創痍の状態になっても使い続けていたので,結局,その2台は使わないまま,押入れの肥やしになっていました。でも,上記に書いたように,内,1台は故障した「シャープ:ZAURUS
SL-C860」の代わりに使うこととし,先日,使える状態になり,本日も鞄と言うか,ザックの中に入っています。そして,残ったもう1台を,HP-200LX(4MB)の代わりに使おうと思った訳です。入手してから既に15年間も経っているので,そろそろ,使わないと使う機会が無くなりそうですし。 勿論,このHP-200LX(2MB)は筐体を開けて,中に入っている水晶発振子を36KHzのものに交換して,2.27倍速化をしています。
さて,「HP-200LX(4MB)→HP-200LX(2MB)」に替える方法は簡単です。すなわち,以下の通りに操作します。
(1)HP-200LX(4MB)の電源スイッチを入れ,MS-DOSソフトのファイル管理ソフト「Filmten.exe」を起動し,Cドライブ中の「LXEMM.DAT」以外のファイルをAドライブであるPCメモリカード(1GB)にコピーする。
(2)HP-200LX(4MB)のPCカードを取り出して,HP-200LX(2MB)に挿入する。次に,HP-200LX(2MB)に単3電池2本及び薄型リチウム電池CR2032を入れた後,,電源スイッチを入れ,以下,リターンを何回か押して,PIM画面にする。倍速化水晶と入れ替えてあるため,画面が二重になったりすることがあるが,無視する(この状態だと,米語MS-DOSのPIM画面となりますが,液晶画面の左端が倍速化水晶に替えているためおかしくなっています)。
(3)Ctrl+Alt+Delキーを同時に押して再起動させ,すぐに,altキーを押す。すると,画面にどのドライブから起動するかの選択画面が出てくるので,6番を選択する。すると,MS-DOS画面となるので,Aドライブにある「EMSメモリ」を作成するソフト「EMSINST.EXE」を起動する。すると,EMSを何ページ作るかの画面となるので,「16」を入力し,16ページ作成する。これで「LXEMM.DAT(245,760バイト)」ができます。
(4)Ctrl+Alt+Delキーを同時に押して再起動させて,再度,PIM画面とし,「Filer」を起動して,(1)でコピーしたHP-200LX(4MB)のCドライブのファイルを,今度は,HP-200LX(2MB)にコピーする。
(5)Ctrl+Alt+Delキーを同時に押して再起動させて,再度,PIM画面とすると,ようやく,HP-200LX(2MB)の日本語化が済みます。しかしながら,これでは,HP-200LX(4MB)とPIM画面等が異なります。と言うのは,「Filer」では隠しファイルがコピーされないためです。このため,「Filmtn.exe」を起動し,CドライブのLXEMM.DAT以外のファイルを削除し,(1)でコピーしたHP-200LX(4MB)のCドライブのファイルを再度,コピーします。
(6)Ctrl+Alt+Delキーを同時に押して再起動させて,再度,PIM画面とすると,HP-200LX(4MB)と同じ画面となり,これで,HP-200LX(4MB)と同じ使い方ができるようになり,完成です。
と言うことで,これで,ようやく,満身創痍のHP-200LX(4MB)から開放され,快適に使えるようになりました。
なお,HP-200LX(4MB)とHP-200LX(2MB)の違いですが,外見は全く変わりません。と言うのは,これは中のRAMメモリーだけのの大きさの違いのためです。また,私の場合は,EMSメモリーとして,4MBタイプでは30ページを作成,一方,2MBタイプでは16ページ作成しているのですが,その位の差では使用感に差はほとんどありません。おそらく,この4MBタイプは,カードスロットにPCメモリカードを入れずにLANカードやモデムカードを入れて使用するのが本来の使用法のためだと思います。
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