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type F1 CS64CF, matsumo,matsumo2,matsumoto,matumoto
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私のPDAの使い方は文字入力がメインですので,キーボードは必需品です。ですから,やはり,キーボードの無い「SII:TiPO
PLUS」及び「Handspring:Visor Platinum」は非常に使いづらく感じます(と言っても,両者ともキーボードを接続することは可能ですが)。また,「NEC:Mobile
Gear for DoCoMo」はキーボードはまあまあですが,大きさはとてもPDAとは言えない代物ですし,一方,「NTT
DoCoMo:PocketPostPet」は大きさ的にはまあまあなのですが,画面は320×240ピクセルと狭すぎる上,キータッチは劣悪です。と言うわけで残るのは,腕時計を大きくしたような「セイコー・インストルメンツ:Ruputer
Pro」(これは単に小さなことのみが取り柄のものですが),そして,「ヒューレット・パッカード:HP-200LX」と「シャープ:Zaurus
SL-C860」となります。
ですから,このSL-C860は私にとっては期待していたPDAだったのですが。
2005年 3月 5日(土) 「サン電子:SUNTAC
I-Card type F1 CS64CF」を購入
私は先日, PHS電話機「京セラ:AH-K3001V」を購入し,「AirEDGE使い放題コース」(私の場合の毎月の支払い額は4500円程です)に入っています。この機種はこれだけで,小さな画面ではありますが,インターネットのホームページの閲覧のほか,インターネット・メールも定額で行うことができます(これ以外に,勿論,パソコンやPDAと接続してインターネットにアクセスしても定額範囲内です)。
しかしながら,この電話機の液晶画面は「240×320」ドットと非常に狭いもので,まあ,画面が「ケータイモード」や「スモールスクリーンモード」であれば,ホームページを幅
240ドットの細長いものに変更しますので読み易いのですが,画面を分割して表示している一部のホームページではそのモードでは表示できず,「フルスクリーンモード」にする必要があります。この場合,右側の方を見るには,画面を右にスクロールさせねばならず,これが非常なストレスになります。
このため,旅行等で例えば,「シャープ:ZAURUS SL-C860」を持参し,この「640×480」ドット画面を使ってインターネットにアクセスすれば,小型パソコン「Libretto
60」(これの画面も640×480ドット) でのインターネット・アクセスとほぼ同じ使い心地でアクセスできるのではないかと言うことで,その環境を整えることにしました。
SL-C860には「miniUSB端子B」がついており,本当はこれに直接,AH-K3001Vの
USB端子からのケーブルと接続してアクセスできれば良いのですが,残念ながら,無理なようです(一方,「SL-C3000」ではソフト的な変更では可能のようです)。そこで,インターネットの
AH-K3001Vに関するホームページに書かれていたコンパクトフラッシュ型のPCカード「サン電子:SUNTAC
I-Card type F1 CS64CF」を使用して,接続することにしました。
そして,2005. 3. 5(土),秋葉原の「モバイル専科」に行くと,1個のみでしたが,「CS64CF」が「12,300円」でおいてあり,これは,通信販売「アマゾン」での価格よりは
500円は安いし,また,先日,ヨドバシカメラで見た時の価格15,500円(ポイントが10%付くので,実際はこの1割引の価格)よりも1000円以上は安いので,早速,購入しました。
さて,このCS64CFを 「AH-K3001V+SL-Cシリーズ」で使用する場合は,そのファームウェアを専用のものにしないと,通信速度が非常に遅くなってしまうと言うことがインターネット上の
AH-K3001Vに関するホームページに書かれていましたので,早速,サン電子のホームページを探すと,非常にわかりにくいところに,そのファームウェアがあり,早速,ダウンロードしました(なお,これ以外に,CS64CFの最新のファームウェアもあり,それは「AH-K3001V+SL-Cシリーズ」以外の組み合わせで使う場合のものでした。
「AH-K3001V+SL-Cシリーズ」で使う場合の注意書きはそのページには無い為,ちょっと誤解しやすい感じです。
そして,まず,「富士通:FMV」で「CS64CF」を付属CD-ROMを使って認識させた後,ダウンロードしたファイル(「ifv123z.exe」の形の圧縮ファイルでしたが,起動して解凍すると,また,「if_v123z.exe」の形のファイルができ,それを起動すると,自動的にファームアップが行われました)を使ってファームアップを行いました。
2005年 3月 9日(火) 「SL-C860+CS64CF+AH-K3001V」でのインターネット接続
2005. 3. 7(日),「CS64CF」には携帯電話「Foma」との接続するケーブルは付属していますが,
AH-K3001Vとの接続ケーブルは別売の上,サン電子のホームページからしか購入できないので,早速,そこにアクセスし,クレジットカードでの支払いの購入手続きをしました。価格は「本体:3150円」,「送料:630円」の計3780円でした。すると,すぐに,確認メールがきました。
そして,2005. 3. 8(月)に送付したとのメールが来,2005. 3. 9(火)に会社から帰宅したら,ケーブルが着いていました。
早速,CS64CFをSL-C860に差しこみ,「ザウルスSL-C860パーフェクトガイド」(武井一巳著)を参考に,@niftyにアクセスできるようにセットし,本日受領したケーブル経由でAH-K3001Vを付けてアクセスしてみました。しかしながら,何と,「初期化中」との表示が出て,接続できないのです。ううん,一体,何が悪いのかわかりません。種々のホームページには簡単に接続できる旨しか書かれていませんし,また,前述の本でも同様です。
そこでとりあえず,ケーブルをCS64CFから外して,CS64CFをSL-C860から外そうとすると,キチキチにはまっている上,爪で引っ掻けて取り出そうとしても,非常に取り出しにくい形になっています。そして,思いっきり爪で取ろうとしたら,何と,CS64CFのプラスティック部分の一部が壊れて,欠けてしまいました。ううん,何て弱く作ってあることでしょうか。結局,再びケーブルを取り付けて,それをひっぱることにより,ようやくとり外すことができました。この壊れた部分ですが,格好が悪いので,とりあえず,接着剤で付けましたが,残念ながら,きちんとはつきませんでした。そして,二度とこういうことが起こらないように,付属の「引っ張り出すためのシートを付けました。
さて,肝心のインターネットへの接続ですが,サン電子のホームページに記載されていないかと,同社のホームページにアクセスして色々と探してみて,SL-Cシリーズのセットの仕方のページを見つけました。そして,先程の設定を削除後,今度はそれに従って,@niftyへの接続設定を行いました。先程とはやり方もかなり異なっていましたが,大きな違いはモデムコマンドの部分を今度は全て削除したことでした。これで,アクセスしてみると,今度は問題なく接続することができました。しかしながら,
SL-C860の画面サイズが小さいので,文字が非常に小さく,見ていて目が痛くなりそうな感じです。その上,リンクを張ってる箇所をクリックしてそこに飛ぼうとしても,正しい位置にクリックできないようで,中々そこに飛んで行かないのが困りものです。ただし,それは文字表示を大きくすることにより,どうにか対応できそうです(ただし,その後,元に戻さないと,画面が狭くなりすぎますが)。
一方,心配していた通信速度ですが,AH-K3001Vで行うより,速い感じで,これならば,問題なさそうです。
サン電子:SUNTAC I-Card type F1 CS64CF | 左:SL-C860,中:ケーブル,右:AH-K3001V |
2005年 3月11日(金) mp3プレーヤーとして
最近は集中的に,パソコンを使用してCDからWAVEファイル化し,更に,mp3ファイル化して,それをまとめたものをCD-R化しています。これで,聴きたい曲を1GBコンパクトフラッシュカードにコピーすれば,SL-C860にて,簡単に聴けるようになるわけです。1枚のCD-Rで700MB分,すなわち,10枚以上のCDが収録できますので,1枚分全てを1GBコンパクトフラッシュにコピーすれば,11時間分程度は音楽を楽しめると言うわけです。
と言うことで,早速,聴き始めました。music Playerの設定は,音が鳴り始めると,すぐに液晶の照明は消えるようにセットしました。そして,別の日に今度は同じ曲をMDプレーヤーで聞くと,ううん,こちらの方が遥かに音がいいいのですね。確かに,MDプレヤーではMDを何枚か持って行かねばなりませんが,それでも,音質から言えば,遥かにMDプレヤーの方が音がいいですし,その上,低音のブースト等,使い易くできています。と言うことで,SL-C860をmp3プレヤーsとして使うことに対する熱がいっぺんに覚めてしまいました。
なお,歌劇においては,アリア毎にチャプターが付いておりますので,歌劇1曲が1つのmp3ファイルになっているのではなく,幾つかのファイルに分けられています。このため,アリアとアリアの間に心持ち間が空いてしまったり,途中で一瞬音がとぎれたりするので,ここら辺はかなりの違和感です。ですから,L-C860では歌劇を聴くには向かないと思います。
2005年 3月13日(日) 直射日光下での画面の見やすさ
2005. 3.13(日),「京王百草園」に梅の撮影に出かけました。電車の中で,SL-C860にて文章打ちを行おうとしたのですが,窓から直射日光が入ってくると,画面は全く見えなくなってしまいます。このため,液晶の背面ライトを変更して,画面の明るさを最強の直前までしました。ともかく,室内でまぶしく見えない程度にしておくと,直射日光下だと全く見えない状態になってしまうので,周囲の明るさによりこまめに変える必要があるようです。これに引き替え,HP-200LXは太陽の下でも非常に観易いですし,室内でもある程度の明るさがあれば,クッキリして非常に見やすいです。ただし,液晶の背面ライトが無いので,暗闇では全く見えない状態ですが。
その上,慣れの問題もあるでしょうが,文字入力もHP-200LXの方が遙かにしやすいです。また,漢字変換もSLーC860だとなぜか前の学習結果に+αみたいな感じが最初に出て来て使いにくいですし。その上,HP-200LXの方が電池のもちはいいですし。と言う訳で,どう考えても,明るい場所の文字入力に関しては,HP-200LXの方が遥かに優れています。
と言うことで,やはり,SL-C860はmp3プレーヤ,AVプレヤー,フォットストレージ及びインターネットと言うマルチメディア関係に使うのが一番のようです。
2005年 3月27日(日) SL-C860用「Specialカーネル」に入れ替え
SL-C860を操作すると,何を行っても,もたもたしているというか,一呼吸置かれる感じが強いので,思い切って,内部のLinuxの中心部分を山田哲靖氏が公開されているSL-C860用の「Specialカーネル」に入れ替えることにしました。
早速,山田氏のホームページとシャープのホームページにアクセスし,そこに書かれている通りに準備を行い,コンパクトフラッシュカード経由でカーネルの入れ替えを行いました。おおむね,書かれている通りに行いましたが,ちょっとわかりにくかったのはカーネルを入れ替えてからの再起動のところで,この部分,もう少し詳しく書いてくれればと思いました(特に,再起動するまでの時間がかかるのと,途中で,画面に長い文章が表示されるところが不安を感じました)が,まあ,この手のことを行う人は,全く動かなくなるかもしれないと言うリクス承知の特殊な人達でしょうから,仕方がないと思います。
さて,感想ですが,評判通りに,動きがキビキビした感じのなり,確かに,体感上,速くなった感じがします。もし,動きに不満がある方がいらしたら,リスク承知でやった方がよいと思います。
2005年 4月10日(日) コンパクトフラッシュカード中のファイルへの操作ができない
しばらく前より,エデッタで文書を作成して記憶をコンパクトフラッシュカードに記憶させようとすると拒否されたり,あるいは,本体からファイルをコンパクトフラッシュカードに移動させようとしてもダメだったりするようになりました。勿論,コンパクトフラッシュカード自体はパソコンで使えば普通に使えるので,故障とかの問題はなさそうです。
ともかくある時点まではファイル操作は問題なく行えたのですから,可能性があるとすれば,カーネルをSpecialカーネルに入れ替たこと位です。と言うことで,とりあえず,コンパクトフラッシュカードをパソコンを使って再フォーマアットしてみたところ,元に戻りました。ですから,コンパクトフラッシュカードに何か書き込まれてしまったことが原因だったと思います。それがもしかして,Specialカーネルと関係あるのではと推測するのですが。
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