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「TiPO PLUS」日記(3)

初回:1999.11.13


 「TiPO PLUS」に入っているOSは「BTRON」の一種である「B-right」であり,その兄弟OSとしてはDOS/Vパソコン用の「B-right/V R1」及びその発展形である「超漢字」(B-right/V R2)があります。「TiPO PLUS」の魅力は,BTRONの一種であるOSが入っていることから,ハイパーティストを極めて簡単に扱うことができるということなのですが,残念ながら,キーボードが付いていないためにデータを簡単に入力できないことから,事実上,データを参照することが目的のPDAとなっています。この点,ハイアーテキストは簡単にはできませんが,単純にPDAとして使う分にはHP-200LXの方が遙かに優れていると思います。



1999. 3.28(日) 「HYPER-PIM」の削除

 これで何回目かわかりませんが,「TiPO LINK」を使って「TiPO PLUS」をリカバリーし,購入時の状態に戻しました。その時の,内蔵フラッシュメモリーの残存量は「7968KB−5279KB=2689KB」でしたが,そのままでは「EXCHANGE」にバグがあるとのことなので,バージョンアップを行わねばならないので行うと,「7968KB−5357KB=2611KB」となり,空容量は少し減りました。このため,不要な使いそうもない「HYPER-PIM」を削除しました。

 これのやり方はインターネット上の「志賀」氏と「がりぃ」氏のホームページに書かれております。すなわち,「環境設定」の中の「バージョン」から「HYPERメンテナンス」と 「HYPER PIM」を削除します。しかしながら,これだけではフラッシュメモリ内の「HYPER-PIM」は削除されません。「HYPER-PIM」は内蔵フラッシュメモリの中の「/AP/SIIPIM」というディレクトリの中に入っており,この「SIIPIM」に「仮身一覧」という「付箋」を付けた後,その中のファイルを全て削除することにより,ようやっと,「SIIPIM」というディレクトリ内のファイルが全て削除できるようになります(もっとも,「SIIPIM」というディレクトリは残りますが)。さて,以下は詳しい方法です。

(1)「バージョン」画面からの削除

 小物メニュー(クリック)→環境設定(クリック)→バージョン(クリック)→HYPER-PIM(クリック)として「HYPER-PIM」を選択します。
 次に,編集メニューアイコン(クリック)→削除(クリック)として,削除します。これと同様な操作を今度は「HYPER メインテンス」にも行います。そして,今までの操作で開けた窓は全て閉めます。

(2)「仮身一覧」という付箋をクリップボード(トレー)に複写する

 小物箱(ダブルクリック)→ディスク集め(ダブルクリック)→内蔵フラッシュディスク(クリック)として,「内蔵フラッシュ」の中味を見る設定にします。
 次に,メニューアイコン(クリック)→実身操作(クリック)→仮身参照(クリック)→USR(クリック)として,ディレクトリ「USR」の中を見られるようにします。
 メニューアイコン(クリック)→実身操作(クリック)→管理情報(クリック)→付箋指定(クリック)→仮身一覧(クリック)とし,編集メニューアイコン(クリック)→トレーへ複写(クリック)→(一番上の窓を閉じる)ことにより,「仮身参照」という付箋がクリップボードに保存されます。

(3)トレーから「仮身参照」という付箋をディレクトリ「SIIPIM」に複写する

 ソフトウェア・キーボードアイコン(クリック)→命令(クリック)→拡張(クリック)→○(クリック)とすると,自動的にメニュー画面がでてきますので,
 再参照(クリック)→(ソフトウェアキーボードを閉じる)とし,今度はAP(クリック)→参照(クリック)→SIIPIM(クリック)でSIIPIMを選択した後,
 メニューアイコン(クリック)→実身操作(クリック)→管理情報(クリック)→付箋指定(クリック)で,付箋を複写するための前操作を行い,編集メニューアイコン(クリック)→トレーから複写(クリック)→仮身一覧(クリック)→設定(クリック)→(この窓を終了)→設定として終了(クリック)することにより,ディレクトリ「SIIPIM」に「仮身一覧」という付箋が複写しました。

(4)ディエクトリ「SIIPIM」の中のファイルの削除

 (3)にひき続いて,メニューアイコン(クリック)→実行(クリック)→仮身一覧(クリック)とすることにより「SIIPIM」の中の全てのファイルが表示されますので,この後,編集メニューアイコン(クリック)→全て選択(クリック)により,このファイル全てを選択し,編集メニューアイコン(クリック)→削除(クリック)→(この窓を終了)→更新して終了(クリック)すると,ディレクトリ「SIIPIM」内の全てのファイルが削除されますので,後は開いている窓を全て閉じれば,「SIIPIM」内のファイルの削除は終了です。
 この状態で内蔵フラッシュメモリの空容量を見てみると

 7968KB-4705KB=3263KB

と 652KB増加しました。



1999. 3.28(日) 滑り止めのゴム

 池袋にCDを買いに行ったついでに東急ハンズに寄り,再び,滑り止めになりそうなものを探し,ようやっと,見つけることができました。これは,厚さ0.5mm,幅10cmの黒の薄いゴムで,長さ1mで 350円でした。

 家に帰って,早速,まずこれに両面テープを張り,2cm×15cmに切って, 「TiPO PLUS」の蓋部の中央部に貼りました。また,裏面もこれとほぼ同様に貼りました。最初は蓋部全体に貼ったのですが,それでは見栄えが非常に悪くなりますので止め,幅2cmのライン状に貼りました。このだと,見栄えはほとんど悪くなりませんし,ちょうど指がかかるあたりにゴムが貼ってあることになりますので,ほとんど滑ることはなくなりました。やはり,ゴムの力は偉大ですね。ただし,ゴムの表面にある細かい粉が完全には落ちないためか,両面テープの付きがあまりよくないのが欠点ですが,それでも滑りにくくなって大満足です。

 ということで,少ないお金で,それほど見栄えも悪くはならない滑り止めを入手できました。これで, 「TiPO PLUS」を滑らずにしっかりと持てるようになりました。



1999. 4.20(火) インターネット(Dream Net)接続

 ようやっと, 「TiPO PLUS」を購入した本来の目的であるインターネット接続を行いました。私の場合は,会社で入っているプロバイダ「Dream Net」と個人で入っている「nifty」の2つにアクセスできますが,とりあえず,接続が簡単そうな前者で接続してみました。

 なお, 「Dream Net」には私の勤めている会社の私の属する部で入っており,各人にメールアドレスがありますが,接続できるのは1回線のみで,2人以上が同時にアクセスすることはできません。ということで,この 「Dream Net」の場合,接続するための部全員共通のIDとpassword,メールのための個人個人のIDとpasswordがあります。とりあえず,部全員共通のものをdddIDとdddPASS,私のメール関連をmmmIDとmmmPASSとしておきます(勿論,本物は異なります)

 また,使ったPCMCIAモデムカードは「aiwa PV-JF56E1」という56KBps接続というものです。

<インタネット通信の設定>

(1)まずは「通信設定」のアイコンをクリックして「変更する接続先の選択」画面とし,「新規」をクリックします。

(2)すると名称を入れる画面となりますので,「Dream Net」と入れ,「確定」をクリックすると

(3)「通信ポート」の画面となりますので,「PCカード」(デフォルト)と「57600」をクリックします。

(4)今度は 「PPP」画面を選択し,「接続先電話番号:03-5201-5510」を入れた後,「ダイヤル方式:トーン」(デフォルト),「外線接続番号:あり」をクリックしすると「0,」が表示されますので,私の会社では外線は0発信ですので,このこのままでOKです。そして,「接続先名称:Tokyo-3」(これは入れなくてもOK),「ユーザー識別子:pppID」,「パスワード:pppPASS」を入れます(このIDはDream Netの場合,PPP接続専用のIDとパスワードです。なお,モデムスクリプト,ログインスクリプト,スクリプトの編集はとりあえずデフォルトのままでOKです)。

(5)「TCP/IP」画面では,「DNS使用:使用する」をクリックした後,「DNS1:202.217.0.30」,「DNS2:202.207.0.15」,「ドメイン名:mbn.or.jp」(これは入れなくてもOK)「ゲートウェイ:0.0.0.0」(デフォルト),「IPアドレス:0.0.0.0」(デフォルト),「サブネットマスク:255.255.0.0」(デフォルト)とし,「DHCP:使用しない」(デフォルト)をクリックします。

(6)「ブラウザ」画面にて,「フォントサイズ:小」,「画像データ表示:表示する」,「プロキシの使用:使用しない」(デフォルト),「アドレス:0.0.0.0」(デフォルト),「ポート:8080」(デフォルト)とします。

(7)メール画面にて,「ユーザ識別子:mmmID」,「パスワード:mmmPASS」(以上はメール専用のIDとパスワードです),「POPアドレス:ce.mbn.or.jp」,「SOPアドレス:ce.mbn.or.jp」,「名前:matsumo」,「メールアドレス:mmmID@ce.mbn.or.jp」とします。なお,「サーバ上のメール削除:しない」(デフォルト),「既読メールの再読込:しない」(デフォルト),「最大メール長:30KB」,「署名の編集」は何もいじりません。

(8) 「FTP」画面は,「Dream Net」ではFTPには接続できないようなので,何もいじりません。

(9)そして,「終了」,「保存して終了」としますると,全て設定は終了します。


<インターネットへの接続>

 スイッチを切り,モデムカードを挿入して(その際,いつも,カードストッパーを元に戻すことを忘れてしまいますが),スイッチを入れて,「ブラウザ」アイコンをクリックし,「通信」をクリックすると,「回線接続」の画面が出てきますので,「決定」をクリックすると,接続が開始されます。しかしながら,ここで問題が。このモデムには3つのLEDが付いており,認識された場合は1つ,接続途中は2つ。接続中は3つが点灯する仕組みになっているのですが,1つしか点灯しないい上に,アクセスできずに接続プログラムが終了してしまうのです。


<モデム・スクリプトの変更>

 そこで,「TiPO PLUS」を販売しているSIIのホームページ「http://www2.sii.co.jp/js/bas/bptipo/index.htm」を見ると,「56k flex」の「ラトックのREX-R256」と「TDKのDF5600」の場合はモデムスクリプトのスタートの部分に「delay 2」を加える旨が書かれていたので,早速,その通りに行ないました。

(1)すなわち,「通信設定」のアイコンをクリックし,「Dream Net」をクリックした後,「確定」をクリックし,「PPP」をクリックし,その画面「スクリプトの編集」をクリックすると,「編集するスクリプト名の編集」画面となります。

(2)ここで「modem.scr」を編集してもよいのですが,家で使う場合は現在の設定が生きてくる可能性もありますので,コピーして,それを編集することにします。すなわち,「modem,scr」をクリック,「複製」をクリックすると,「複製先のスクリプト名」の画面となりますので,名称を「modem(0発信).scr」とし,「確定」をクリックします。

(3)すると,「項目の選択」画面になりますので,「start」をクリック,「確定」をクリックすると,「処理の選択」画面となるので,カーソルを一番上の左端に持っていき,「挿入」クリックすると,先頭が1行分空きますので,そこに「delay 2」を書きくわえます。

(4)また,折角ですモデムから音が出ないようにするため,「ATX3」の後に「M0」を加えることとし,その行をクリックし,「変更」をクリックすると,その行を変更できるようになりますので,「ATX3」の後に「M0」を加え,「確定」をクリックすると「処理の選択」場面となりますので,「戻る」をクリックすると,「保存しますか」と聞いてくるので,勿論「保存」をクリックします。

 delay 2
 send"AT&F\r"
 wait"OK\r\n",20
 send"ATX3M0\r"
 wait"OK\r\n",5

(5)すると,「選択するスクリプト名」の画面となりますので,「戻る」をクリックすると「PPP」画面となるので,「modemスクリプトの選択」をクリックすると「モデムスクリプトの選択場面」となるので,先程の「modem(0発信).scr」をクリック,「確定」をクリックし,そして,「終了」をクリックすると,「保存しますか」と表示されますので「保存して終了」をクリックすると,ようやっとスクリプトの終了が終わりました。


<再度のインターネットへのアクセス>

 再度,インターネットへの接続を行うと,ようやっと,WWWを見ることができました。すなわち,インターネットにアクセスできるようになりました。

 感想はというと,充電式電池駆動のためかもしれませんが,表示がかなり遅く,ようやっと我慢できるといった程度です。ともかく,画面に表示がされるのに我慢の限界位の時間がかかりますし,画面をスクロールさせると,そのたびにスローモーションのように表示し直しているので,ともかく非常なストレスを感じます。また,ホームページのカラー画面を白黒4階調で見ているためか,かなり見難いです。特に,私のホームページ等は,背景色のためでしょうか,文字が見難いです(保存しておいたものを後から見ると,この場合は背景の模様が表示されないためか,見やすいのですが,それでも,スクロールに時間がかかり,いらいらしてしまいます。

 また,デフォルトがSII社の「TiPO PLUS」のホームページですので,私のホームページがアクセスの最初に表示させようと思ったのですが,それは通常の方法ではできないようです。

 ともかく,「HP-200LX」ではWWWを見ることは困難なので(現在は専用の市販ソフトが出ていることは出ているのですが,内蔵RAM を2MBや4MBではきついので,16MBか32MBにしないと実用的ではないようですし),「TiPO PLUS」で快適にアクセスすることを期待していたのですが,これでは我慢の限界直前といった感じで,かなりガッカリしてしまいました。


<メールの取得>

 今度はメールの取得を行いました。「メール」をクリックし,「受信メール」一覧画面にて「通信」をクリックすると「メールの送受信」が表示されるので,「受信」と「送受信後に回線を切断」のみ×印をつけておくことにより「送信」は行わないという設定しておいて,「決定」をクリックすると「回線接続」画面となり自動的にアクセスし,メールをダウンロードして回線が切断され,「受信メール一覧」画面となりました。

 そして,表形式にてメールの表題が表示されていますので,それをクリックするとそのメールが読めます。これを止めるには「メニュー」をクリックし「終了」をクリックすると,メール画面が終了しました。

 こちらの方は結構遅さを感じますが,快適です。ただし,問題は私はこの「DreamNet」ではメールのやり取りは行っておらず,送られてくるメールは「Dream Netからのお知らせ」ばかりのことでしょうか。

 なお,このインターネットソフトはBTRONのものではないので,BTRONの場合とはかんり操作性が異なります。すなわち, BTRONではダブルクリックを多用しますが,こちらではダブルクリックは使わず,クリックだけのようで,つい,私はダブルクリックしてしまう箇所が多く,それも使いづらい原因にもなっていると思います。


<フォントの大きさ>

 WWWにて表示されたホームページをファイルとして保存して,それを表示させたら,やはり表示が遅いので,これはもしかして,「フォントサイズ:小」となっており,その大きさのフォントが内蔵ROMにおらず,縮小しながら表示しているために遅いのではないかと気が付いたので「フォントサイズ:標準」としたら,俄然表示ははやくなり,ストレスは少なくなりました。ただし,今まで見渡せた縦スクロールをすればよかったホームページが,横スクロールも必要という状態になってしまいました。まあ,それでも,先程までより余程実用的ですが。



1999. 4.23(金) niftyのHypernetへの接続

「Dream Net」への接続がうまくいったことから,今度は「nifty」の「Hypernet」への接続を試みました。こちらの設定は以下です。なお,IDとpasswordは各々「niftyID」,「niftyPASS」としておきます。また,カードモデムは「Thunder Card AVF288」を使用しました。

設定
[通信ポート]
 ポート:PCカード(デフォルト)
 通信速度:38400(デフォルト)

[PPP]
 接続先電話番号:03-5744-8034
 ダイヤル方式:トーン(デフォルト)
 外線接続番号:なし(デフォルト)
 接続先名称:Tokyo-B(無くても可)
 ユーザー識別子:NIM-niftyID
 パスワード:niftyPASS
 モデムスクリプト:modem.scr(デフォルト)
 ログインスクリプト:login.scr(デフォルト)

[TCP/IP]
 DNS使用:使用する
 DNS1:202.219.63.254
 DNS2:202.219.63.253
ドメイン名:nim.nifty.ne.jp(なくても可)
 ゲートウェイ:0.0.0.0(デフォルト)
 DHCP:使用しない(デフォルト)
 IPアドレス:0.0.0.0(デフォルト)
 サブネットマスク:255.255.0.0(デフォルト)

[ブラウザ]
 フォントサイズ:標準(デフォルト)
 画像データ表示:表示する
 プロキシの使用:使用しない(デフォルト)
 アドレス:0.0.0.0(デフォルト)
 ポート:8080(デフォルト)

[メール]
 ユーザ識別子:niftyID
 パスワード:niftyPASS
 POPアドレス:pop.nifty.ne.jp
 SMTPアドレス:smtp.nifty.ne.jp
 名前:matsumo
 メールアドレス:niftyID@nifty.ne.jp
 サーバ上のメール削除:しない(デフォルト)
 既読メールの再読込:しない(デフォルト)
 最大メール長:30KB

[FTP]
 サーバアドレス:ftp.nifty.ne.jp
 コード体系:SJIS(デフォルト)
 ユーザー拡張子:anonymous
 パスワード:niftyID@nifty.ne.jp

この状態で,メールとWWWはうまく接続することができました。表示もなぜか,「Dream Net」よりも速いようです(Niftyの場合,ppp接続の場合のIDはBBS接続で使っているIDに「NIM-」を付けて使用します。パスワードはBBS接続用のままです。メール接続の場合は,IDもパスワードもBBS接続用のままを使います)。しかしながら,FTPの方はアクセスでき,接続もできましたが,他のサーバに接続するためでしょうか,突然電話のベルの音がして,接続中の表示が出てからはそれがそのまま続くようになりました。その後の操作は全くできないようになったため,リセットボタンを押してしまいました。

ということで,メールの受け取りとWWW環境という当初の購入目的はこれで果たせました。なお,以上はいずれも充電式電池の環境でACアダプター無しで行いましたが,これでかなりの時間の通信ができました。

なお,折角ですので,「Dream Net」の接続(こちらは0発信で,モデムカードは「aiwa PV-JF56E1」です。また,部共通の接続用のIDとパスワードはdddIDとdddPASS,私宛のメール用のIDとパスワードはmmmIDとmmmPASSとします)も書いておきます。

<通信ポート>
 ポート:PCカード(デフォルト)
 通信速度:57600

<PPP>
 接続先番号:03-5201-5510
 ダイタル方式:トーン(デフォルト)
 外線接続番号:あり 0,
 接続先名称:Tokyo-3(無くても可)
 ユーザー識別子:dddID
 パスワード:dddPASS
 モデムスクリプト:modem(0発信).scr
 ログインスクリプト:login.scr(デフォルト)

注)modem(0発信).scrのstart
 delay 2
 send"AT&F\r"
 wait"OK\r\n",20
 send"ATM0X3\r"
 wait"OK\r\n",5

<TCP/IP>
 DNS使用:使用する
 DNS1:202.217.0.30
 DNS2:202.207.0.15
 ドメイン名:mbn.or.jp(無くても可)
 ゲートウェイ:0.0.0.0(デフォルト)
 DHCP:使用しない(デフォルト)
 IPアドレス:0.0.0.0(デフォルト)
 サブネットマスク:255.255.0.0(デフォルト)

<ブラウザ>
 フォントサイズ:標準(デフォルト)
 画像データ表示:表示する
 プロキシの使用:使用しない(デフォルト)
 アドレス:0.0.0.0(デフォルト)
 ポート:8080(デフォルト)

<メール>
 ユーザ識別子:mmmID
 パスワード:mmmPASS
 POPアドレス:ce.mbn.or.jp
 SMTPアドレス:ce.mbn.or.jp
 名前:matsumo
 メールアドレス:mmmID@ce.mbn.or.jp
 サーバ上のメール削除:しない(デフォルト)
 既読メールの再読込:しない(デフォルト)
 最大メール長さ:30KB

<FTP>
 サーバアドレス:ftp.mbn.or.jp
 コード体系:SJIS(デフォルト)
 ユーザ識別子:anonymous
 パスワード:mmmID@ce.mbn.or.jp


<追記>1999.12.1
 「Nifty」は現在,「@nifty」という名前に変更されています。このため,メールIDは私の場合でしたら,従来は「HAE00377@nifty.ne.jp」というものでしたが,現在は「HAE00377@nifty.com」でもいいそうです(IDではなく,名前をアルファベットにしたものも登録すれば使えるようですが,会社で使っているIDはともかくとして,個人使用の場合は匿名に近い方がよいので,そのままにしてあります)。また,ホームページも従来は「http://matsumo.my.coocan.jp/」というような形でしたが,希望すれば,「http://homepage1.nifty.com/matsumo/」というようなのも可能なようですが,ファイルを移動したり,あるいは折角色々な方にリンクしていただいておりますので,そのままにしてあります)



1999. 4.28(火) ランチャー上に接続しているプロバイダの表示

 私の場合は,会社用と自分用プロバイダが異なり,自宅と会社とではWWWやメールのためにプロバイダの接続先の切り替えを行わねばなりません。今までは 「TiPO PLUS」の初期画面(リセットした時にあらわれる画面。そこには,BTRONのアイコンのほか,インターネット関連の幾つかのアイコンがあります)の「接続先切り替え」アイコンをクリックして,そこに登録されているプロバイダを選択し,クリックすることにより切り替えていましたが,この場合,自動的にリセットされて,使えるようになるまでかなり待たされることになっていました。しかしながら, BTRON上にあるランチャーを使って接続先を切り替えると自動リセットが起こらなくなりました。ううん,それにしても何か変な話ですね。

 このランチャーには「ネットワークAP」と表示がされていますが,志賀氏のホームページにその文字の代わりに接続先が表示できるようにする方法が書かれていましたので,私も早速それを行いました。すなわち,

(1)「小物メニュー」→「ディスク集め」を選択(クリック)し,新たに表示された窓より「内蔵フラッシュディスク」を選択します。
(2)「メニュー」→「実身操作」より「仮身参照」を選択すると「内蔵フラッシュ」の窓が表示されます。
(3)「ソフトウェアキーボード」で「命令」と「拡張」を選択し,最後に「○」を選択するとメニューが表示されるので,「再参照(隠蔽)」を選択し,「終」を押してキーボードを消します。
(4)「内蔵フラッシュ」の窓より「AP」を選択し,「参照」を選択します。そして,「ランチャ」を選択します。
(5)「ランチャ(図形)」をダブルクリックすると,図形エデッタが起動して,画面が編集画面となりますので,「SCRIPT:サンプル1」という短冊をダブルクリックすると,今度はエデッタが起動し,文字だけの画面となります。まず,冒頭の「VERSION2」のブロックは4行から成り立っていますが,その次の行として以下を追加します(先頭にはタブを入れます)。

 VARIABLE sjLine:B[30], tadLine:C[30]

「PROLOGUE」のブロックの6行目にある「TEXT HLPMSG, "ネットワークAP"」を

 FREAD "/SYS/ETC/COM/SELECT",0,0,30,sjLine
 CALL sconv(tadLine,0,sjLine,0,30,'e')
 TEXT HLPMSG, tadLine[13:]

に書き換えます。そして,今度は「ACTION Sボタン押し」のブロックの下から9行めにある「TEXT HLPMSG, "ネットワークAP"」を

TEXT HLPMSG, tadLine[13:]

に書き換えます。これを保存終了し,「メニュー」より,「スクリプト再読み込み」を実行します(あるいは再起動します)。これで,ランチャの表示が変わります。

おかげさまで,ランチャーに接続先が表示されるようになり,それだけでも便利になりました。ううん,こういうことは,製造・発売会社が愛情を持って製品を作れば一般の方がこういうことを考えなくてもよくなるのですが。それにしても,志賀氏はこれ以外にも色々と有用なことを公開されており,私みたいな者には感謝感謝です。



1999. 5. 1(土) 純正品より使いやすい液晶保護フィルム

 「TiPO PLUS」の話ではないのですが,「TiPO PLUS」用に購入した腰下げ用ケースにHP-200LXを入れて,それにバンドを通して坂東33観音の1つである笠森観音(千葉県)へ行ってきました。ううん,このケース,やはり使い易いですね。ちょうどHP-200LXが入る大きさですし。ザックを背負ったままで, PDAを使うのに適しています。 「TiPO PLUS」の手書きメモだけを使うつもりであるのだったら,このスタイルも結構,実用的かもしれません。

 帰りに新宿駅まで行って,ヨドバシカメラにて,コンパックのキーボード無しのWindowsCEマシンにさわってきましたが,「TiPO PLUS」と同様に,手書き入力があります。しかしながら,こちらは 「TiPO PLUS」のものより遥かに優れた文字認識ですね。 「TiPO PLUS」もこの程度の認識力があれば手書き入力も使えないことはないのですが,現在の状態はほとんど実用になりません。

 さて,ヨドバシカメラにて,「液晶保護フィルム APF-A4」[(株)アーベル](標準価格2100円)を購入しました。勿論, 「TiPO PLUS」の液晶面保護用です。純正品は余計な光の反射が強すぎて,液晶に表示された文字が非常に見難いので,もっと,反射が弱いものを探していたのですが,「TiPO Mailing List」に本品が使い易いと書かれていたことから,購入したものです。

 家に帰って,早速,カッターにて画面サイズの大きさに切り(全部で8枚とれます),剥離シートを取ってその面を裏面として貼ると,糊がついているようにピッタリとTiPO PLUSに付きました。ううん,フィルムが純正品より少し濁っており,また,曇っているせいか,反射は穏やかになりました。ただし,その分,文字が薄くなったような気がします。というわけで,今まで純正品を使っている方はこちらに乗り替えた方がいいような気がします。



1999. 5. 8(金) モデム・スクリプトの変更

 随分前から「Tipo メーリングリスト」を見ていますが(http://www.tron-net.gr.jp/TiPO/ 。本来は会員になると,メールの形で送られてきますが,全文がこのホームページに掲載されていますので,会員でない私は時々そちらを見させていただいています),最近は全くといっていいほど沈滞しています。その上。ここは内容的にもあまり私に興味がないものがほとんどですのでし。

 ところが珍しく私の役にたつことが書かれており,早速,実行しました。内容は,インターネットした場合のログイン・スクリプト「login.scr」の中の「stop」の部分です。すなわち,この1行目ですが,

 delay 5

となっており,モデムを止める前に5秒間待つという設定になっており,確かに,モデムが切れるまでにかなりの時間がかかる気がします。上記の書き込みではこの行を削除したということでしたが,私の場合は5→1とし,1秒間の待ち時間としました。それほど早く終了するようになったとは感じませんでしたが,精神衛生上はいいような気がします。



1999. 5.21(土) niftyのFTRONに質問したのですが

 秋葉原の若松にて 「TiPO PLUS」用のタッチペンを購入しました。付属のものは2段式で使いやすいものではありませんが,この手のものは無くしやすく,また,無くなると格好が悪いので購入しました。価格も2本 480円と非常に安いものです。ここは以前書いたように 「TiPO PLUS」の補修部品は豊富で,これ以外に,電池室の蓋2種,本体用蓋,液晶保護シート等のほか,勿論,充電式電池やACアダプターがあります。あまり売れそうもないこれらも時々売れるのか,本日行った時は何と「キーボード接続アダプター」が1個も残っていませんでした(直接,小さなキーボードを接続できれば,キーボードを接続したいとは思うのですが,大きなアダプターを介して接続だと携帯性は全くありませんので,どうにかしてほしいと思うのですが,HP-200LXでも使えるNewton用キーボードを使う方法を考えてくれないのですかねえ)。

 そういえば,今から2週間前にniftyserveのFTRONのTiPO関連の会議室に質問しましたが,アクティブな人達に興味がないものであったのか,さっぱり回答は得られませんでした。とりあえず,以下に,その書きこみを載せますが,HP-200LXの会議室とは異なり,やはり, 「TiPO PLUS」は自助努力の世界なんだなあと思います。

<質問>
RE:NON
SUB:Q:ブラウザの初期画面を変更できますか

 ようやっと,本来の目的であった 「TiPO PLUS」を使ったインターネット接続ができるようになりました。接続は「niftyのHyperLoad」と「Dream net」に行っており,また,使ったカードモデムは「aiwa PV-JF56E1」(ただし,モデム・スクリプトのFirstの最初に「delay 2」という行を加えないとダメでした)と「Megahertz XJ2144-81」で,「NTT-IT ThunderCard AVF288」は残念ながら今のところうまくつながりませんでした。

 ところで,使っていてまた幾つかわからない点が出て来たので教えていただければ有り難いのですが。

(1)インターネットに接続したばかりの時は, SII社のホームページに接続されますが,これを他のサイト,例えば,最初から自分のホームページに接続するように設定するにはどうすればいいのでしょうか。説明書や美崎氏の本2冊,そして,「TiPO」に関するホームページを幾つか見た限りでは見つけることはできなかったので,裏技的なものでなくて可能でしたら,教えていただきたいのですが,何か,毎回,同社のページを見たくはないもので。

(2)「TiPO PLUS」で受けたメールに対して返信する場合,「TiPO PLUS」のソフトウェア・キーボードを使って文章を作成する気にはとてもなりませんので,他のパソコンで書いて,それを 「TiPO PLUS」に移動してメールとして出せばと思ったのですが,これにはどうすればいいのでしょうか。作った文章をEXCHANGEに入れるまではわかりますが,その後がわからないのです。そもそも,TiPOで受領あるいは作成したメール本体はEXCHANGEにはなく,添付ファイルだけがEXCHANGEにあるようですし,その本体がどこにあるのかさっぱりわかりませんもので,勿論,本文には添付ファイル参照とだけ書いて,EXCHANGEに他のパソコンで作成したファイルを移動しておいて,それを添付ファイルとしてしまうのが一番簡単なような気はするのですが。
あるいは,「ユーティリティー」の「メールデータ管理」の「保存」で,現在「TiPO PLUS」 に入っているメールデータを ATAカードに移動し,今度は既に他のパソコンで作って ATAカードに保存済のメールを「復帰」を使って「TiPO PLUS」 に移動するという使い方をすればよいのでしょうか。

(3)niftyのHyperLoad接続した場合, FTP接続ができるのでしょうか。私の場合,その設定を以下のようにしたのですが,とりあえず,どこかに接続してから「TiPO PLUS」のスピーカーから電話のベルみたいな音がして「FTPサーバに接続中です。しばらくお待ちください」との表示が出てにっちもさっちもいかなくなってしまうのですが。

 サーバアドレス:ftp.nifty.ne.jp
 コード体系  :SJIS
 ユーザ識別子 :anonymous
 パスワード  :HAE00377@nifty.ne.jp

(4)私の場合,56KBpsと14KBpsのモデムでWWWの表示速度にそれほど差がないように感じたのですが,一般的に言って,「TiPO PLUS」では通信速度が速い方がやはり画面表示も速くなるのでしょうか。例えば,「HP-200LX」の場合は,機械が非力なために14.4KBpsも28.8KBpsもほとんど同じで速度だと言われているので,もしかして,「TiPO PLUS」も同様なのかと思いまして。



1999. 6.11(金) 「TiPO PLUS」生産完了


 TiPOメーリングリストの書きこみによると, 「TiPO PLUS」は既に生産完了し,販売店の在庫限りのだそうです。既に,パーソナルメディア社等での通信販売は終了し(5月にはセールを行ったみたいですし),秋葉原のT-ZONEでは既に販売されていないとのことです(もっとも,ここ数ヶ月のT-ZONEミナミ5Fにあった 「TiPO PLUS」は手に取りにくい場所にただ置いてあるだけで,売ろうなんていう気配さえ見えませんでしたし,私が購入した新宿のヨドバシカメラでも購入してから1,2ケ月後には取り扱うのを止めていましたが)。結局,本品は一部のマニアのオモチャで,一般大衆には目にも止まらずに終わってしまったのだと思います。セイコーインストルメント社の担当は,マルチタスクで軽いという点から BTRONを選択したのであるが,結局のところ,マニヤにしか受け入れられず,完全に失敗だったと思います。

 私が思うに, 「TiPO PLUS」は, (1)キーボードがないために,入力が困難,(2)画面表示やソフトの動作が遅い,(3)画面が見難い という3大欠点があり,このため,TRONに興味がある人以外には魅力あるものとはいえないと思います。

 軽さではパームパイロット,見易さやハデさではザウルス,入力のしやすさではHP-200LXが筆頭で, 「TiPO PLUS」はそのいずれにも劣っていると思います。



1999. 6.23(水) モデムカードが使用不可に

 会社で使っているAIWAのモデムカード「PV-JF56E1」ですが,これは昔の規格 (56K,x2)ですので,最新の「V90」規格にバージョンアップするために,アイワのホームページよりファイルをダウンロードし,最新のものにバージョンアップしました。バージョンアップ自身はとりあえずうまく行ったようなですが,ところが,使っている「DynaBook Satelite Pro420CT」で今まで問題なく接続できた「Dream Net」の接続がうまくいかなくなってしまいました。すなわち,接続は試みるのですが,接続しないで終了してしまうのです。それでも,3回に1回は接続しますし,また,Niftyserve(ハイパーネット)へはきちんと接続できますので,バージョンアップはうまくいったと思われ,モデムとの相性としか考えられません。その上,折角,バージョンアップしたのに,速さに関しては特別変わったという感じがしないので,バージョンアップしてもほとんど意味がなかったことになります。

 一方, 「TiPO PLUS」では今まできちんと使えたものが,まともに全く使えなくなってしまいました。すなわち,モデムカードを認識し,ダイヤルも回すようなのですが,その状態のままでつながらなくなってしまいました(これは,DynaBookで 「Dream Net」に接続しようとする時と同様です)。ううん,特に問題がないものをわざわざ変なことをやるべきではありませんね。



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