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2005年 1月24日(月) ファームウェアのバージョンアップ
2005. 1.24(月),インターネット上のペンタックスのホームページを観たところ,「*istDS」のファームウェアが1.00→1.01にupするファームウェアが1/21(金)付でupされていたので,早速,ダウンロードして,*istDSのファームウェアをバージョンアップしました(バージョンアップしたものを入手したのかと期待したのですが,残念ながら,購入した*istDSのファームウェアは1.00でした)。
2005年 1月30日(日) 小石川植物園→江戸川公園→新江戸川公園での撮影
2005. 1.30(日),「ペンタックス:*istDS」+「ペンタックス:20mmF4」+「ペンタックス:28-50mmF3.5-4.5」にて,「小石川植物園」,「江戸川公園」及び「新江戸川公園」に梅の撮影に行ってきました。期待していた通り,紅梅は7分咲き程度で,沢山の写真を撮ることができました。しかしながら,結局,使用したレンズはズームレンズの「28-50mm」のみで,これを「*istDS」に装着すると,
「42-75mm」レンズ相当ですから,標準レンズあるいはやや望遠気味で撮っていたことになります。
使い心地ですが,やはり,時々,AE-Lボタンを押さないままシャッターを押してしまうことがあります。それと,露出は全体的には半絞り程小さくした方が色が濃くなってよいような気がしますが,これらは,途中途中に液晶モニターでチェックすれば,修正できると思います(液晶モニターも明るくて見やすいです)。
出来上がった写真を見ると,開放からF8程度で撮影していたので,今まで使用していたコンパクト型デジタルカメラ「フジ:FinePix
4500」での写真と比較比較して,ピントが合っている部分以外の部分のオケが大きいです。これが,やはり,デジタル式一眼レフカメラでの撮影の最も良い点だと思います。
2005年 2月 4日(金) 512MBのSDメモリーカードを購入
1/30(日)の撮影の際,今まで「京セラ:Finecam M400R」で使っていた256MBのSDメモリーカードを「ペンタックス:*istDS」に挿入して使用していたのですが,「小石川植物園」内で撮影にて,
256MBを使い切り,それ以上の撮影ができなくなってしまいました。このため,仕方無しに,撮影した写真をカメラ背面の液晶画面でチェックし,写りの悪いものを削除してようやくその場をしのぐことがでぎました。私が使っている「サイズ:3008×2000ピクスル(600万画素)」,「画質:Fine(3段階の”中”)」だと,256MBのSDメモリーカードだと撮影可能枚数は約140枚ですので,これだと,やや不足で,こう言う自体になってしまったと言う訳で,512MBのSDメモリーカードを追加することとし,256MBのものとの2枚体制にすることにしました。これで,合わせて約
420枚撮れますので,1日分の撮影でしたら十分過ぎるほどになりますので。
と言うことで,2/4(金)に会社の帰りに秋葉原の「COMPUTER PLAZA ZOA」に寄り,「Hagiwara
Sys-com:HPC-SD512M2」を8,100円で購入しました。これはパナソニックの「20MB/S」のメモリが入っているものですので,それならば,ペンタックスの動作確認がなされているので安心ですので。
2005年 2月 5日(土)・6日(日) 「鎌倉」及び「小石川植物園」に撮影に
2/5(土)は「鎌倉」に,2/6(日)は1/30(土)と同様に「小石川植物園」に行き,梅の撮影に行ってきました。さすが,
512MBのSDメモリーカードだと,1日で十分過ぎるほどの容量で,かなり余りました。しかしながら,転送速度や液晶画面での表示速度に関しては,256MBのSDメモリーカード(こちらも20MB/S程ではありませんが,一応「高速タイプ」です)と変わらないのでガッカリしました。と言うのは,*istDSでは,撮影時はSDメモリーカードへの記録はストレスにはならないのですが,再生で液晶画面への表示の際,次のものを見ようとして矢印キーを押すと,ワンテンポ遅れる感じがあり,かつ,表示している最中に矢印キーを押しても次のものは表示されないと言う,反応が非常に遅い感じがあり,これが結構,ストレスになるからです。
2005年 4月11日(月) 色々と使った後の感想
*istDSを購入後,梅の花を中心に,白モクレン,ミツマタ,サンシュユ,菜の花,カイドウ,桜等の撮影のために,ほぼ毎週のように使ってきました。レンズは,マニュアルフォーカスの「ペンタックス:20mmF4」,「ペンタックス:28-50mmF3.5-4.5」,「ペンタックス:80-200mmF4.5」,そして,AFですがマニュアルフォーカスレンズとして使用している「タムロン:28-80mmF3.5-5.6」です。そして,ほぼ癖と言うか使い勝手がわかってきました。
(1)液晶モニターですが,これは明るく設定すると,実際の写りより明るく表示されるので,やや暗めに設定しておく方がよいと思います(ただし,その分,太陽下では,画面が見難くなります)。明るく設定しておくと,例えば,背景の青空は真っ白に表示されるので,これでは露出過度だったかと誤解させます。実際の写りに近い状態に表示されるように明るさを調節することが重要です。そうでないと,露出が合っているかどうか,チェックできません。
(2)私は「画像仕上げ:鮮やか」+「画質:★★」+「シャープネス:-1」で撮影しております。これは,「画像仕上げ:ナチュラル」だと色が地味なことと青空が出にくいおこと,「シャープネス:0」だと輪郭強調が強すぎるためです。また,「画質:★★」はファイルサイズの関係でこれに決めております。しかしながら,これだと,赤い被写体が赤紫になることがよくあります。特に,私の好きな紅梅では,でそうなることがあるのには参りました。また,女性の顔もそうなることがあり,これもやや困りものです。ただし,「アドベ:フォトショップ」で色調整を行えば,大分,改善した画像になりました。
(3)絞ってもF8までで使っているためか,CCDのゴミが画像に写ってしまって困ったことはありませんが,ピントグラスとペンタプリズムの間にゴミが入り込むようで,ファインダー内にゴミが随分目立つようになってしまいました。
(4)連続して撮影しようとする場合,シャッターボタンが完全に元の位置に戻ってから再度シャッターボタンを押す必要があります。慣れの問題もあるでしょうが,これって,かなりストレスになります。
(5)オートフォーカスのカメラなのに,未だにマニュアル・フォーカスでしか撮ったことがありません。しかしながら,ピント合わせはファインダー内下にあるフォカスエイド機構を併用すれば,十分にファインダー内のマット面でピントを合わせることが可能です。先日の女性モデル撮影会の時でも,「ペンタックス:80-200mmF4.5」のズームレンズを望遠側で用いて,まつ毛にピントをバッチリ合わせることができましたし。
(6)付属のリチウム電池の保ちは圧倒的で,1200枚位撮影して,ようやく,電池が無くなりました。しかしながら,単三型ニッケル水素電池を使用するようになってからは,300枚程度,すなわち,512MB-SDカードが満杯になる程度の保ちです。ただし,ニッケル水素電池の容量は毎年のように大きくなっているので,私が使っている「2100mAh」のものではなく,最新の「2500mAh」のものだったら,もっと撮れる枚数が増えると思いますし,電池がなくなるあたりの使えたり使えなくなったりする不安定さが減るのではと思っています。いずれにしろ,必ず予備の電池を持参するようにしています。
(7)EEに関しては,マニュアルフォーカスレンズ使用時に自動設定される「中央部重点式測光」でも十分です。ただし,不安がある場合は背面の液晶ファインダーでチェックした方がいいです。
[マニュアルフォーカスレンズの使用可否]
<Kマウントレンズ>(ボディへの装着・EE・ピント合わせがOKかどうか)
名称・焦点距離・明るさ | 会 社 | 使用 可否 |
備 考 |
[マニュアルフォーカス・単焦点レンズ] | - | - | - |
SMC PENTAX-M 20mmF4 | ペンタックス | 可 | - |
MC COSINON-W 24mmF2.8 | コシナ | 可 | ただし,フォーカスエイドは作動せず(原因不明) |
SMC PENTAX-M 35mmF2.8 | ペンタックス | 可 | - |
SMC PENTAX-M 40mmF2.8 | ペンタックス | 可 | パンケーキレンズ |
XR RIKENON 45mmF2.8 | リコー | 可 | パンケーキレンズ |
RIKENON 50mmF1.7 | リコー | 可 | - |
SMC PENTAX-M 50mmF2 | ペンタックス | 可 | - |
XR RIKENON 50mmF2L | リコー | 可 | - |
SMC PENTAX-M MACRO 50mmF4 | ペンタックス | 可 | - |
COSINA 55mmF1.2MC | コシナ | 可 | - |
SMC PENTAX-M 120mmF2.8 | ペンタックス | 可 | - |
RMC Tokina 400mmF5.6 | トキナー | 可 | マウントアダプター交換式 |
XR RIKENON REFLEX 600mmF8 | リコー | 可 | ミラーレンズ |
- | - | - | - |
[マニュアルフォーカス・ズームレンズ] | - | - | - |
SMC PENTAX-M 28-50mmF3.5-4.5 | ペンタックス | 可 | - |
RIKENON P ZOOM 28-70mmF2.8-4 Macro | リコー | 可 | リコー:Pレンズ注) |
28-80mm F3.5-5.6 AF ASPHERICAL | タムロン | 可 | KAFマウント |
SIGMA ZOOM-MASTER 35-70mmF2.8-4 | シグマ | 可 | KAマウント |
Tokina SD 70-210mmF4-5.6 | トキナー | 可 | KAマウント |
SMC PENTAX-M 80-200mmF4.5 | ペンタックス | 可 | - |
- | - | - | - |
[ソフトフォーカスレンズ] | - | - | - |
Kenko MC SOFT 35mmF4 | ケンコー | 可 | フォーカスエイドは作動せず。 |
Kenko MC SOFT 45mmF4.5 | ケンコー | 可 | フォーカスエイドは作動せず。ベス単型。愛称:BESTAN(ベスタン) |
VR50R 50mmF4.5 | キヨハラ | 可 | フォーカスエイドは作動せず。ベス単型。 |
VR70R 70mmF5 | キヨハラ | 可 | フォーカスエイドは作動せず。ベス単型。 |
Kenko MC SOFT 85mmF2.5 | ケンコー | 可 | フォーカスエイドは作動せず。 |
Matsumon 約100mm | - | 可 | 自作。「ケンコー製クローズアップレンズNo.10+接写リング+ヘリコイド接写リング+MC6」等を組み合わせたもの |
Matsunon 約130mm | - | 可 | 自作。「ケンコー製クローズアップレンズNo.3・No.5+接写リング+ヘリコンド接写リング+MC6」等を組み合わせたもの |
注)Pレンズ:外見はKマウントなので,初期のKマウント用ボディには取り付けることができるが,正式には電気式接点の位置がKAマウント及びKFマウント等とは異なるもの。*istDSにKマウントレンズとして装着して動作確認した。
<M42 ・S・P・プラクチカ・スクリューマウントレンズ>(ボディへの装着・EE・ピント合わせがOKかどうか)
名称・焦点距離・明るさ | 会 社 | 使用可否 | 備 考 |
SMC TAKUMAR 55mmF1.8 | ペンタックス | 可 | - |
MC JUPIRER-9 85mmF2 | KMZ | 可 | プリセット絞り |
注)M42マウント,Sマウント,プラクチカマウント,Pマウント,スクリューマウントレンズ
[AFレンズ以外での使用方法]
1.「Aポジションの無いKマウントレンズ」を使用した「フォーカスエイド」及び「AE」的な撮影方法
レンズ: 初期のKマウント,Mシリーズレンズで自動絞りのレンズ(レンズをボディに付けても絞りは開放のままで,シャッターを最後まで押すと,絞りが絞られるレンズ)
カメラを以下のようにセットする
(1)「C:カスタムメニュー」中の「絞りリングの使用」を「2:許可」にする(「カスタムメニュー」や「許可」のセットの仕方は説明書をよく読む必要有り)
(2)「C:カスタムメニュー」中の「測光作動時間」を「3:30秒」にする。
(3)ボディ前にある「フォーカスモードの切替スイッチ」を「MF」にする。
(4)「モードダイヤル」を「M」にする。
Kマウントレンズをとりつけた状態で以下の操作を行う。
(5)レンズの絞りリングをまわして,絞り値をセットする。なお, CCD上のゴミが写るのを避けるために,開放〜F8程度が望ましい。絞り過ぎると,写真がゴミだらけに写る可能性がある。
(6)シャッターボタンを半押しする。
(7)ピントを合わす。この際,フォーカスエイド機構が働き,ファインダー中央部でピントが合った場合は,中央部が四角い赤色で光ると共に,ファインダー内の下部にひし形をつぶしたような六形形の合焦マークが黄緑色で出る。
(8)「AE-L」ボタンを押すと,一瞬のみ絞りこまれ,瞬間絞り込み中央部重点測光による露出が設定され,ファインダー内下部にシャッター速度が表示される(なお,絞り値はファインダー内には表示されない。また,(6)から(8)までは30秒間で行う必要があるが,AE-Lボタンを押しても何も反応しない場合は,再度,シャッターボタンを半押ししてから,AE-Lボタンを押す)。
(9)露出補正を行いたい場合は,ボディ背面にあるダイヤルをまわすと,半段間隔でシャッター速度が変更できる(勿論,絞り値を変更してもよい。なお,AE-Lボタンを押した時のシャッター速度は,ダイヤルをいじるか,再度,AE-Lボタンを押すまで保持される)
(10)シャッターボタンを最後まで押すと,再度絞りこまれて,撮影される。
(11)露出補正だが,電源ボタンをONより更にまわすと,もし,露出補正している場合は,露出倍数がファインダー下部に表示される。
[注意]ソフトフォーカスレンズ(ケンコー製3種及びキヨハラ製2種)はフォーカスエイドは使用できない(反応しない)。
2.スクリューマウントレンズを使用した「フォーカスエイド」及び「AE」的な撮影方法
レンズ: 手動絞りのスクリューマウントレンズ(M42マウントレンズ,Pマウントレンズ,Sマウントレンズ,プラクチカマウントレンズ)
注)手動絞りのレンズ:絞りリングをまわして絞り値をセットすると,絞りが動いて絞られていくレンズ。ペンタックスのスクリューマウントレンズ中で自動絞りのものは,切り替えスイッチを「M」にすると,手動絞りとなる。また,ロシア製のM42マウントレンズ中のプリセット絞りのレンズは,絞り値をセットしただけでは絞られないが,その後,絞りを絞るリングをまわすと絞られる
カメラには,「ペンタックス:マウントアダプターK」(KマウントボディにPマウントレンズを付くようにするアダプター)を付け,更に以下のようにセットする
(1)「C:カスタムメニュー」中の「Sレンズ使用時のFI」を「2:利用可能」にする。
(2)「C:カスタムメニュー」中の「絞りリングの使用」を「2:許可」にす る(「カスタムメニュー」や「許可」のセットの仕方は説明書をよく読む必要有り)
(3)「C:カスタムメニュー」中の「測光作動時間」を「3:30秒」にする。
(4)ボディ前にある「フォーカスモードの切替スイッチ」を「MF」にする。
(5)「モードダイヤル」を「M」にする。
スクリューマウントレンズをとりつけた状態で以下の操作を行う。
(6)レンズの自動絞りと手動絞りの切り替えである「AUTO」と「MAN」切替スイッチを「MAN」にする。
(7)絞りリングをまわして,絞り「開放」にする(絞らないで一番明るい状態)。
(8)シャッターボタンを半押しする。
(9)ピントを合わす。この際,フォーカスエイド機構が働き,ファインダー中央部でピントが合った場合は,中央部が四角い赤色で光ると共に,ファインダー内の下部にひし形をつぶしたような六形形の合焦マークが黄緑色で出る。
(10)レンズの絞りリングをまわして,絞り値をセットする(すると,絞られるので,ファインダー内が暗くなる)。なお,
CCD上のゴミが写るのを避けるために,絞り値は開放〜F8程度が望ましい。絞り過ぎると,写真がゴミだらけに写る可能性がある。
(11)「AE-L」ボタンを押すと,中央部重点測光による露出が設定され,ファインダー内下部にシャッター速度が表示される(なお,絞り値はファインダー内には表示されない。また,(8)から(11)までは30秒間で行う必要があり。もし,「AE-L」ボタンを押しても反応が無い場合は,再度,シャッターを半押しすること)。
(12)露出補正を行いたい場合は,ボディ背面にあるダイヤルをまわすと,半段間隔でシャッター速度が変更できる(勿論,絞り値を変更してもよい。なお,AE-Lボタンを押した時のシャッター速度は,ダイヤルをいじるか,再度,AE-Lボタンを押すまで保持される)
(13)シャッターボタンを最後まで押すと,撮影される。
(14)露出補正だが,電源ボタンをONより更にまわすと,もし,露出補正している場合は,露出倍数がファインダー下部に表示される。
3.スクリューマウントレンズを使用した「フォーカスエイド」及び「AE」による撮影方法
レンズ: 手動絞りのスクリューマウントレンズ(M42マウントレンズ,Pマウントレンズ,Sマウントレンズ,プラクチカマウントレンズ)
注)手動絞りのレンズ:絞りリングをまわして絞り値をセットすると,絞りが動いて絞られていくレンズ。ペンタックスのスクリューマウントレンズ中で自動絞りのものは,切り替えスイッチを「MANUAL」にすると,手動絞りとなる。また,ロシア製のM42マウントレンズ中のプリセット絞りのレンズは,絞り値をセットしただけでは絞られないが,その後,絞りを絞るリングをまわすと絞られる
カメラには,「ペンタックス:マウントアダプターK」(KマウントボディにPマウントレンズを付くようにするアダプター)を付け,更に以下のようにセットする
(1)「C:カスタムメニュー」中の「Sレンズ使用時のFI」を「2:利用可能」にする。
(2)「C:カスタムメニュー」中の「絞りリングの使用」を「2:許可」にす る(「カスタムメニュー」や「許可」のセットの仕方は説明書をよく読む必要有り)
(3)「C:カスタムメニュー」中の「測光作動時間」を「3:30秒」にする。
(4)ボディ前にある「フォーカスモードの切替スイッチ」を「MF」にする。
(5)「モードダイヤル」を「Av」にする。
スクリューマウントレンズをとりつけた状態で以下の操作を行う。
(6)レンズの自動絞りと手動絞りの切り替えである「AUTO」と「MAN」切替スイッチを「MAN」にする。
(7)絞りリングをまわして,絞り「開放」にする(絞らないで一番明るい状態)。
(8)シャッターボタンを半押しする。
(9)ピントを合わす。この際,フォーカスエイド機構が働き,ファインダー中央部でピントが合った場合は,中央部が四角い赤色で光ると共に,ファインダー内の下部にひし形をつぶしたような六形形の合焦マークが黄緑色で出る。
(10)レンズの絞りリングをまわして,絞り値をセットする(すると,絞られるので,ファインダー内が暗くなる)。なお,
CCD上のゴミが写るのを避けるために,絞り値は開放〜F8程度が望ましい。絞り過ぎると,写真がゴミだらけに写る可能性がある。
(11)シャッターボタンを半押しすると中央部重点測光による露出が設定され,ファインダー内下部にシャッター速度が表示される(なお,絞り値はファインダー内には表示されない)。そして,そのシャッター速度で良い場合は,そのままシャッターボタンを最後まで押すと,撮影される。
4.Kマウントのソフトフォーカスレンズを使用した「AE」による撮影方法
レンズ: キヨハラ光学製の2種のソフトフォーカスレンズ(50mmF4.5,70mmF5),ケンコー製の3種のソフトフォーカスレンズ(35mmF4,45mmF4.5,85mmF2.5)。いすれも手動絞りのKマウントレンズ。なお,これらのレンズではボケ方の影響か,フォーカスエイドは使用できない(反応しない)。
注)手動絞りのレンズ:絞りリングをまわして絞り値をセットすると,絞りが動いて絞られていくレンズ。手動絞りとなる。また,ロシア製のM42マウントレンズ中のプリセット絞りのレンズは,絞り値をセットしただけでは絞られないが,その後,絞りを絞るリングをまわすと絞られる。なお,ソフトフォーカスレンズは,絞り値によりピントが異なるので,撮影する絞り値でピントを合わせる必要がある。また,ソフトフォーカスレンズは絞り開放ではボケが大きいが,ファインダー内ではそれほどとは見えないので,注意すること。開放のままではボケが大きすぎることが多いので,少し絞った方がよい写真が撮れることが多い。
カメラを以下のようにセットする
(1)「C:カスタムメニュー」中の「絞りリングの使用」を「2:許可」にする(「カスタムメニュー」や「許可」のセットの仕方は説明書をよく読む必要有り)
(2)「C:カスタムメニュー」中の「測光作動時間」を「3:30秒」にする。
(3)ボディ前にある「フォーカスモードの切替スイッチ」を「MF」にする。
(4)「モードダイヤル」を「Av」にする。
Kマウントのソフトフォーカスレンズをとりつけた状態で以下の操作を行う。
(5)レンズの絞りリングをまわして,絞り値をセットする。なお, CCD上のゴミが写るのを避けるために,開放〜F8程度が望ましい。絞り過ぎると,写真がゴミだらけに写る可能性がある。
(6)ピントを合わす。ソフトフォーカスレンズではひどくピントが合わせにくいので,注意すること。なお,ファインダーでピントを合わせると目の錯覚によりピントが深めになってしまうためにピントを合わせた後に,少し,ピントリングを少し回してピントを浅めにする必要がある。
(7)シャッターボタンを半押しすると中央部重点測光による露出が設定され,ファインダー内下部にシャッター速度が表示される(なお,絞り値はファインダー内には表示されない)。そして,そのシャッター速度で良い場合は,そのままシャッターボタンを最後まで押すと,撮影される。
(8)撮ったらすぐに液晶画面で状態を確認し,ピントやボケの状態を見て,思いどうりでない場合は,再度,撮影すること。
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