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東京の富士山(2)

最終改訂:2002. 2.10(前回:2001. 7. 8)

 東京の富士山(富士塚:富士講の遺跡)めぐりをしていて不思議に思ったことは,こういうものは人が沢山住んでいる都心部にありそうなのに,実際は都内の周辺部にあることが多いということです。「0山:港区,1山:中央区・千代田区・台東区・文京区」と中心部は無しか1山ですが,例えば,「足立区:9山,江戸川区:13山」と周辺部ではかなり大きな数となっています。本当は既に取り壊されているものがあることも考慮に入れなければならないのですが,このことは冨士講が町中よりも農村部の方が盛んだったということなのでしょうか。それとも,町中では,土地の問題やあるいは江戸時代は広大な大名屋敷があったために富士山を築けなかったということなのでしょうか。
 後,気になっていることは江戸時代のものは意外に残っておらず,逆に,明治以降のものが多いことで,昭和になってからも結構作られていることです。ということは,冨士講というのは,江戸時代よりは,明治・大正になって盛んになってきたような気がします。これはもしかして,明治以降になり,交通も便利になったことから,富士山に登ろうという人が増えてきたことに関係しているのかもしれません。
 現在最も入手しやすく,また信頼おけると考えられる富士塚に関する文献は富士市立博物館発行「富士見十三州 富士塚調査報告書」(1996年発行,A4版192ページ)だと思います。これを入手するには,「〒417-0061 静岡県富士市伝法66-2 富士市立博物館」(TEL:0545-21-3380)に「本代:2400円+送料340円」を現金書留又は郵便小為替で送ればよいようです。ともかく,この本が1冊あれば,富士塚の全てがわかるのではと思うほど素晴らしいものです。



砂町富士(富賀岡八幡宮)
[1962年移築・溶岩製,高さ約10m]
桑川富士(桑川神社)
[1929年築造・溶岩製,高さ約3m]
長島富士(香取神社)
[1917年再築・溶岩製,高さ約4m]
東京都江東区南砂7-14-18
(地下鉄東西線南砂町駅・東550m)
東京都江戸川区東葛西1-23-19
(地下鉄東西線葛西駅・北東750m)
東京都江戸川区東葛西2-34-20
(地下鉄東西線葛西駅・北東900m)
本殿の奥。頂上まで道があり,草が茂っている道があるので登れないことはないが,「登山禁止」の立札有。1833年築造,その後,1933年,1962年と移築。1962年のは道路拡張によるり移築したもの。 本殿の左奥。頂上までの石段があるが,「登山禁止」の立札有。頂上には「浅間神社」の小石碑有り。1929年築造。築造後の修復・改築の可能性が高い。 本殿の左奥。石段を登ると頂上に石碑有。また,お中道も有。1908年築造。1917年改築。その後の修復・改築の可能性が高い。
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雷富士(真蔵院)
[1990年移築・溶岩製,高さ約2m]
中割富士(天祖神社)
[1989年移築・溶岩製,高さ約4m]
今井富士(香取神社)
[1930年築造,高さ約3m]
東京都江戸川区東葛西4-38-9
(地下鉄東西線葛西駅・南西700m)
東京都江戸川区東葛西7-17
(地下鉄東西線葛西駅・南西700m)
東京都江戸川区江戸川3-44-8
(地下鉄新宿線一之江駅・南東800m)
本殿の右。石段は3段しか登れず。参詣中の老婆によると,元は香取神社にあり,子供の頃はもっと大きな山で,そこで遊んでいたが,道路の拡張で,現在の所に移動したとのこと(昔のは1929年築造)。なお,最初の築造は1882年との説も有り。 本殿の左。石段を登ると頂上付近まで行ける。頂上より下に石祠有り。また,お中道も有。天祖神社に1929年築造されたが,道路拡張により,1989年天祖神社が移動したので富士山も一緒に移築された。 本殿の右奥。石段を登ると頂上に石祠有。登山道は3本,お中道も有。1930年築造。築造後の修復・改築の可能性が高い。
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下鎌田富士(豊田神社)
[1924年再築・溶岩製,高さ約4m]
上鎌田富士(天祖神社)
[1988年頃整備・上部溶岩製,高さ約1.5m]
篠崎富士(浅間神社)
[1925年築造・一部溶岩有,高さ約7m]
東京都江戸川区東瑞江2-5-3
(地下鉄新宿線瑞江駅・南400m)
東京都江戸川区南篠崎町2-120
(地下鉄新宿線瑞江駅・東600m)
東京都江戸川区上篠崎1-22
(地下鉄新宿線篠崎駅・北1000m)
本殿の左隣。石段を登ると途中に石祠有るが頂上には何も無し。登山道2ケ所。大沢崩れも有。1916年築造,1924年再築。築造後の修復・改築の可能性が高い。 「篠崎富士」とも言うらしい。本殿の左奥。土のやや高い所に高さ1m弱の溶岩の上に石祠がある。1916年築造,1958年修築。なお,1885年築造,1988年頃整備との説も有り。 境内広し。頂上に本殿があり,石段を登って礼拝する。山腹の一部が溶岩で覆われている。築造後の修復・改築の可能性が高い。
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小岩富士(小岩神社)
[1962年再築,高さ約1m]
南千住富士(素盞雄神社)
[1865年築造・溶岩製,高さ約4m]
葛西金町富士(葛西神社)
[1964年再築・溶岩製,高さ約4m]
東京都江戸川区東小岩6-15
(JR小岩駅・東600m)
東京都荒川区南千住6-60-1
(JR南千住駅・北西400m)
東京都葛飾区東金町6
(JR金町駅・東900m)
入口のすぐ左の小さな鳥居の奥。低い石の階段を進むとすぐに浅間神社と書かれた石碑が1m位高い場所に有。築年は不明だが,1877年再築,1962年再築。 本殿の右側。正面には鳥居が有(写真は横から)。周りは柵で囲まれており,鳥居の所には太い竹棒が横に置いてあり,登山禁止となっている。築造後の修復・改築の可能性が高い。 本殿の右奥。石段を登ると,途中で2つに分かれるが,両者とも頂上に行くことができる。頂上には「富士大神」と彫られた石碑有り。なお,石段の途中には三合目,四合 目,五合目,九合目と彫られた小さな石碑があるほか,富士講碑も2つ有り。1911年築造,江戸川改修の際,境内が縮小されると共に1960年一旦壊して1964年再築。
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西大久保富士(稲荷鬼王神社)
[溶岩製,高さ約2m]
飯塚富士(富士神社)
[1879年改築・上部に溶岩有,高さ約6m]
立石富士(熊野神社)
[高さ約1m]
東京都新宿区歌舞伎町2-17-5
(西武新宿線西武新宿駅・北東500m)
東京都葛飾区南水元2-1-1
(JR金町駅・北西1700m)
東京都葛飾区立石8-44-31
(京成電鉄青砥駅・南東800m)
本殿の左奥。1930年に築造されたが,1950年移築,1968年破却され,現在は1・2合目,3・4合目,5〜頂上の3つの山に分かれている(写真は5〜頂上の山)。頂上には石祠有。 中川沿いの神社。本殿の後の山を改築したもの。周りは柵で囲まれているが,本殿の左後より石段を登れ,山頂には石祠有。全体は土でできているが,上部には溶岩が少し有り。以前は本殿は頂上にあったが,それを下に下ろし,頂上には土盛りしたとのこと。改築後の修復・改築の可能性が高い。 本殿に向かって左の道を隔てた金網の中。重なった石の上に石碑有。1924年に円噴形で築造されたが,いつの時点か,現在のものに改築されたらしい。
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千住柳原富士(柳原稲荷神社)
[1920年築造・溶岩製,高さ約3m]
大川富士(氷川神社)
[1968年移築・溶岩製,高さ約3m]
五反野富士(西宮稲荷神社)
[2000年改築・溶岩製,高さ約3m]
東京都足立区柳原2-38-1
(JR北千住駅・東800m)
東京都足立区千住大川町12-3
(JR北千住駅・北西900m)
東京都足立区足立3-28-16
(東武線五反野駅・南東300m)
本殿の右隣。柵があり入れず。頂上に石祠有り。1920年築造。築造後の修復・改築の可能性が高い。 本殿の左奥。石段を登ると、頂上に石祠有り。また,お中道も有り。1824年に千住川田の浅間神社に「川田富士」が築造,1913年事故で破却,1916年移築。荒川の工事により1968年現在地に移築。「川田富士」とも言う。 本殿の右隣。柵があって入れず。頂上に石祠有り。1920年築造。1971年修築。2000年に神社が新築されたが,その際,一旦,とり壊して,再築したらしい。私が行った際は異様に綺麗であった。
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綾瀬富士(綾瀬稲荷神社)
[1977年移築・溶岩製,高さ約3m]
上落合富士(月見岡八幡神社)
[1962年移築・溶岩製,高さ約4m]
小右衛門富士(伏見稲荷神社)
[1932年築造,高さ約1m]
東京都足立区綾瀬4-9-9
(JR綾瀬駅・西200m)
東京都新宿区上落合1-26-19
(JR高田馬場駅・西1200m)
東京都足立区梅島2-24-23
(東武伊勢崎線梅島駅・北500m)
入口のすぐ左側。柵の中なので登れず。頂上には石祠有り。1909年築造(?),1927年に現神社境内に移築。更に1977年移築。 本殿の左奥。柵の中なので登れず。頂上には木の祠有り。なお,この神社の鉄の門は閉まっているので,自分で鍵を開けて境内に入る。1789〜1801年に築造,1927年に上落合大塚に移築,更に1962年神社の移動と共に現在地に移築された。 本殿の右側の神輿庫の右の一見,公園風の所。両側に溶岩が置いてある土の道を歩くと,頂上に大きな石がある。1932年築造ということだが,近年整備したように見える。なお,神社は「小右衛門稲荷神社」とも言うらしい。築造後の修復・改築の可能性が高い。


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