グスタフ・マーラー,マーラー,gustav mahler,Gustav Mahler,matsumo,matsumo2,matsumoto,matumoto
English Japanese

前ページ Home(gozaru) クラシック音楽の紹介目次 Home(coocan) 次ページ

グスタフ・マーラー(4)

最終改訂:2000.12.31(初回:2000.12.17)

 マーラーの数ある交響曲の上で最高の傑作といえば,やはり,交響曲第9番だと思います。勿論,第10番も完成していれば更なる傑作となったでしょうが(今の他人の補筆が入った状態でも十分に素晴らしいですが),やはり,本人が完成した中では最高のものだと思います。この曲には人間の生命が,人生の全て,地上の出来事の全てが入っています。
 これ以外の曲では,人を強制的に感動させてしまうと言ってもよい程強烈な,交響曲第2番と第8番も素晴らしいです。あ,勿論,番外の「大地の歌」も素晴らしいですが。第2・8番での私の好きな録音は以下です。

 交響曲第2番:ワルター指揮ニューヨークpo.,クレンペラー指揮フィルハーモニアO.
 交響曲第8番:バーンステイン指揮ウィーンpo.(LD・DVD)

 一方,マーラーを初めて聴く人に向いているのは,第1番でしょうか。この曲は初演時は全5楽章の構成で,マーラーの好きなジャン・パウルの小説「巨人」を描いたとのことで「巨人」との標題が付いていましたが,その後,何回か行われた改訂で「花の章」と呼ばれている楽章が削除され,全4楽章のものになりました。この「花の章」はトランペット独奏を含めた非常に美しいもので,今でも独立して演奏されたり,あるいは,おかしいですが,第1番にこれを更に加えて,全5楽章として演奏されています。第1番の好きな録音は以下です。

 交響曲第1番:ワルター指揮コロンビアso.



<版画(リトグラフ等)>

宮廷歌劇場監督ウスタフ・マーラー
ベルツ作,リトグラフ(1897年)
マーラー(1892年)
最初のロンドン滞在期のもの
マーラー(1895年頃)
リトグラフ,J.エクシュタイン出版
- - -
マーラー
マーラー
マーラー(1902年)
オーリック作-
- - -
マーラー像(1910年頃)
フェルディナント・ミヘル作,エッチング
マーラー(1920年頃)
アーダ・シュヴァインブルグ・ガイリンガー作,エッチング
マーラー(1920年頃)
アルトゥール・パウンツェン作,エッチング


<影絵(シルエット)>

ジークフリート・ワーグナー:歌劇「怠け者」を指揮するマーラー
(1889年 3月)
指揮をするグスタフ・マーラー
オットー・ペーラー作,影絵(1900年頃)
指揮をするグスタフ・マーラー
オットー・ペーラー作の抜粋版,影絵(1900年頃)
- - -
- -
指揮をするマーラー
影絵
- -


<レリーフ,彫刻>

マーラー像
フュレップ・ベック作,石膏レリーフ(1912年)
グスタフ・マーラー(1909年)
ロダン作。横より見たところ
グスタフ・マーラー
ウィーン国立音楽大学の壁面にあるプレート
- - -
米国ブルックナー協会のマーラー・メダル
周りに「やがて私の時代が来るであろう」とのマーラーの言葉が掘ってある
グスタフ・マーラー(1909年)
ロダン作。前より見たところ。
モーツアルト
ロダン作。マーラーの顔にモーツアルトとフランクリンの面影を発見し,モーツアルトの像にマーラーの特徴を加えた。


<絵画>

武装した騎士(1902年)
クリムト作「ベートーベン・フリーズ」より。マーラーをモデルとしたと言われている。
マーラー
油絵。カレッラ作
マーラー・幻像(1910年)
アルノルド・シェーンベルグ作。その犬みたいな顔からシェーンベルグの自画像のように見えるが,上記の表題が与えられている。
マーラー
マーラー
コンサート(1920〜1923年)
マックス・オッペンハイマー作。マーラー風の男が指揮をしている。


前ページ Home(gozaru) クラシック音楽の紹介目次 Home(coocan) 次ページ