ジェラルディーン・ファーラー，Geraldine Farrar，matsumo，matsumo2，matsumoto，matumoto
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　ジェラルディーン・ファーラーのＳＰ録音のCD復刻盤に関しては，「Nimbus」レーベルのものはNimbus社が倒産してしまったことから現在は新品を入手することはほぼ不可能です（ただし，2004. 4.25現在，米国amazonから通信販売で購入することは可能のようです）が，2002年には「Romophone」レーベルで２枚組CDが，2003年には「Marston」レーベルより２枚組CDが発売されました。いずれも，Nimbus RecordのCDには含まれていなかった録音がかなり入っており，これらを合わせて，ほぼ，彼女の録音の全貌がつかめたのではないかと思っています。また，これ以外に，原価盤CDのNaxos社の「カールソー全集」の中にも彼女の歌っているものが入っております。ともかく，彼女は日本では評論家が古い発声法の歌手とか言って，ほとんど話題にならない歌手ですが，このように復刻盤CDが出ている状態を見ると，結構，外国では人気があるようです（このRomophoneとMarstonの２枚組CDは，いずれも聴きやすい音です）。
　なお，MarsonレーベルとNaxosレーベルのCDは日本国内の輸入レコード店で入手することができましたが，なぜか，Romophoneのものは全く見ることができず，結局，インターネットで直接Romophone社のサイトにアクセスして通信販売で入手しました。費用的には，CD本体：15ポンド，送料：2ポンドの計17ポンド（4000円弱）でした。
　また，今回，ディスコグラフィーに新たに判明したものを加えている時にわかったのですが，同じ曲を何回か録音しているようです。それも，録音年の翌年とかに行われています。ううん，録音状態が気にいらなかったと言うことなのでしょうか，それとも，よく売れたためにプレス用原盤がすり減ってしまって，新たに録音する必要があったと言うことでしょうか。あるいは，私が元にしたいくつかのディスコグラフィーにミスがあり，同じ録音が録音年を違えて書かれていたのでしょうか。と言うことで，以下のディスコグラフィーはもしかして，重なっているものがあるのかもしれません。

＜2006.10.29追記＞
　2006.10. 7(土)，池袋駅近くの「サンシャインシティ」内「アルパ」3Fで開催されていた中古レコード市（主催：富士レコード社）にて，ジェラルディーン・ファーラーが歌っている「プッチーニ：蝶々夫人」より「ある晴れた日に」が収録されている30cm片面盤を2,000円で入手しました。この市は，表示価格の５割引ですので，通常価格は4,000円のものです。
　音の方ですが，私の持っている装置，すなわち，電蓄「Numark： PT-01」で再生した限りでは，NimbusのCDと似た感じの音で，今までCDでしか聴いたことがありませんでしたが，やはり，ファーラーの歌は素晴らしいことが確認できました。

<Discography(SP, 78rpm)>

Farrar's SP（Puccini: "Un bel di vedremo" from "Madama Butterfly）---mp3 file

Side-A	Side-B

<LP & CD reproduced from SP and video of her movie>

<Book>(Farrar is a heroine of a following novel.)