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Zaurus SL-C860日記(1)

初回:2005. 4.16

 私は,小さなもの,すなわち,携帯情報機器(PDA)が好きで, 1994年 3月に最初に購入したのが「ヒューレット・パッカード:HP-100LX」,次が「同:HP-200LX」(結局,このシリーズは全部で6台購入しました。そして,毎日,持ち歩いて使っているため,2,3年で故障となるため,現在は4台目を使っており,この文章もこれで作成しています),そして,OSがBTronの「セイコー・インストルメンツ:Brain Pad TiPO PLUS」(2台購入し,内,1台は故障),「NEC:Mobile Gear for DoCoMo」,「NTT DoCoMo:PocketPostPet」(2台購入),時計型の「セイコー・インストルメンツ:Ruputer Pro」(2台購入),「Palm」の一種の「Handspring:Visor Platinum」を持っております。

 そして,今回,「シャープ:Zaurus SL-C860」を購入したのですが,この機種は初代の「SL-C700」が出た2002年12月の時から欲しいと思っており,次の「SL-C750」及び「SL-C760」が出た2003年 5月(注:SL-C760は 6月発売)の時は購入するつもりで,武井一巳著「Zaurus SL-C700/750/760徹底活用マニュアル」(メディア・テック出版)を読み,その使い方を勉強しました。しかしながら,結局,購入せず, その6ケ月後の2003年11月に「SL-C860」が出た時も買いませんでした。そして,2004年11月に小型ハードディスクが内蔵された「SL-C3000」が出ましたが,これは中にハードディスクが入っていることから,外での使用中にクラッシュすることが危惧されたことより,買う気が起きませんでした。しかしながら,これが出たおかげで,その前の機種は値下がりし,私に購入する気分にさせてくれました(なお,「SL-C860」購入の約1ケ後の2005年3月に「SL-C860」の後継機の「SL-C1000」が新発売されました。内蔵のソフトには新たに入ったものもあるようですが,機械自体はSL-C860とあまり変わらないようです。しかしながら,デザイン等はSL-C860と異なっており,私はSL-C860の方が好きです)。



2005年 2月11日(金) SLーC860購入

 2005. 2.11(金),ようやく,「シャープ:Zaurus SL-C860」を,秋葉原の「PC SELECT」にて,45,000円で購入しました。随分,長い間,待ったおかげで,インターネット上の「http://www.kakaku.com」での最安値に近い45,000円で購入できました。ただし,この店の方針として,例え,初期故障であっても,店での交換・返品等は行わず,シャープの修理センターに自分で持って行かなければならないのだと言うことを,購入時に念をおされました。ただし,保証書には店の印(実際はシールでしたが)が押されましたので,一応は安心しましたが。

 あ,今回,SL-C860を購入した目的は,本来のPDAの使い方ではなく,「遊び」に使おうと言うものです。すなわち,(1)AVプレーヤー,(2)mp3プレーヤー,(3)デジタルカメラで撮影した写真のストレージとしてです。

 (1)は以前に購入したAVプレーヤー「シャープ:MT-AV1」でLD等から作成した映像ファイル」は既に映画 100本分程になっていますが,MT-AV1では電池での再生時間はほぼ1時間ですので,映画1本分の2時間は再生できるAVプレーヤーが欲しかったと言う訳です(SL-C860でしたら,2時間以上は再生できそうですし)。

 (2)は最近,mp3プレーヤーが流行っており,MDプレーヤーを持っている私も欲しいと思っています。しかしながら,専用のものを購入するのはバカバカしいので,専用のものに比較して使い勝手は悪いと思うのですが, mp3ファイルを再生できる小型のものが欲しかったと言う訳です。アップルの「iPod」とパソコンを接続すれば,CDから MP3ファイルは短時間でできるそうですが,私の場合は大昔のパソコンを使ってCDから作成しなければならないので,非常に時間がかかりますが,某所のパソコンを使って昼休み等に頑張って作り,CD-Rに保存しておくつもりです(と思っていたら,某システム部が何か制限をかけたようで,CDからWAVEファイルを作成するのにものすごく時間がかかるようになっていました。以前は,そんなことはなかったのですが)。

 (3)は最新の「SL-C3000」ならば,中にハードディスクが入っており,その空きエリアは2GB以上とのことなので,これだけ空きエリアがあれば,先日入手したデジタル式一眼レフカメラ「ペンタックス:*istDS」のSDカードが撮った写真で満杯になってしまった時に,その場でSL-C860に挿入しているコンパクトフラッシュカードに移動してやれば,旅行の際,今までのように小型パソコン「東芝:Libretto 60」 を持参して,その中のハードディスクに移動すると言うことをやらずに済むので,荷物が少なくなると思ったからです。ただし,1GBか2GBのコンパクトフラッシュカードが必要となり,SDカードを買い増しした方が,使い勝手は良いことは間違いないのですが。

 上記の3つを行う場合,本当は2GB以上ののユーザーエリアを持つSL-C3000の方が有利だと思うのですが,PDAは手持ちで結構揺れる状態で使用しますので,フラッシュカード等に比較して振動に弱いハードディスクではデータの破損等が考えられるので,精神的に嫌だと思いました。また,SL-C860とSL-C3000の現在の販売価格を観てみると,2万円以上は異なり,それならば,1GBのコンパクトフラッシュカードを2枚購入できますので,これを使えば,ストレージとして十分に使用可能と思いました。

と言うことで,購入したと言うわけです。

 家に帰って,早速,少しいじってみましたが,まず,言えることは,慣れているせいもあるでしょうが,文字入力はHP-200LXの方が遥かに使い易いと言うことです。このシリーズは入力しやすいと聴いていましたが,ガッカリです。その原因は,キーが浅いことと,ファンクションキーがないので,Fnキーとの併用で,ATOK風の漢字変換をおこなわなければならないことが上げられると思います。

SL-C860(ストラップを付けています) SL-C860(ポリーナの壁紙です)


2005. 2.12(土) AVプレーヤーとして使用

 以前より,ポータブルAVプレーヤー「シャープ:MT-AV1」を使用して,主としてLDから映像ファイルを作成し,それをCD-Rに保存していますが,その数も合わせて映画 100本分を越えています。その内の1本をSDメモリカードにコピーし,SL-C860で再生してみました。MT-AV1での再生と遜色なく再生でき,ヘッドフォンで聞く音も問題はありません。後は再生時間ですが,おそらく映画1本分は大丈夫だと思います。これで,1GBのコンパクトフラッシュカードかSDメモリカードがあれば,映画2本分とCDが5枚以上の音楽を楽しむことができそうです。勿論,ACアダプターも小型スピーカーもあった方がいいですが。



2005年 2月13日(日) mp3プレーヤーとして使用

 私は以前に mp3化に興味を持ち,「ワーグナー:ラインの黄金」,「ワーグナー:ワルキューレ」,「ベートーベン:弦楽四重奏曲第1番〜第16番」等のCDから mp3ファイルを作成し,それらをCD-Rに保存しておりますので,これらのファイルを512MBのSDメモリカードにコピーし,それをSL-C860に挿入しました。そして,出かける時にその SL-C860とボリューム付きのイヤフォン型ヘッドフォンを持参し,音楽を聴きながら歩きました。

 まずは,MDプレーヤーのように胸ポケットに入れようとすると,何と入らないのです。仕方無く,肩掛け鞄の中に入れましたが,ともかく,見掛けよりかなり大きいようです。

 さて,使い心地ですが,CD1枚分の mp3ファイルを1つのフォルダに入れておき,「ファイル操作モード」にてそのフォルダを選択し,その中の一番上のファイルをクリックすれば,後はそのフォルダ内の全曲が順番に再生されるようです。音が大きすぎたり小さすぎたる場合用に音量も変えられるようになっていますが,そこをいじるより,ヘッドフォンに付いているボリュームを変えた方が簡単です。また,電池を少しでも長持ちさせるために,液晶画面のランプを消せるようになっています。消せば,連続15時間はもつそうですので,とりあえず,1日分の再生は問題無いようです。音質に関してはこんなものだと思いますが,手元で簡単に曲を飛ばしたりするには,背面のダイヤルをまわせば良いようですので,まあ,リモコンは無いですが,とりあえず,使えます。ただし,低域を強調したりできないのは音楽プレーヤーとしては不便ですね。ここら辺は,あくまで PDAを音楽プレーヤーの代わりにすると言うことで我慢しなければならないことだと思います。

 なお,ミュージックプレーヤーらしく,「Music Player」と「Movie Player」をキー押し一発で起動できるように「Calendar」と「Address」のキーをそれらの起動に割り振り,そのキーには「音楽」,「映画」と書かれたテプラを貼りました。これでPDAからAVプレヤーになりました(笑)。



2005年 2月14日(月) 1GBコンパクトフラッシュカード購入

 2005. 2.14(月),会社の帰りに,先日は 512MBのSDメモリカードを購入した秋葉原の「ZOA」にて,1GBのコンパクトフラッシュ「PQI:40X Compact Flash Card」を8904円で購入しました。本当は,5月の連休まで待とうと思っていたのですが,先日, ZOAにてバルク品として高速タイプの1GBのものが8904円で販売しているのを知り,ここ価格だと,他の店より1,2割は安いので,これだったら,4月まで待つ必要は無いやと言うことと,現在,使用しているSDメモリカードはデジタル式一眼レフカメラ「ペンタックス:*istDS」及びポータブルAVプレーヤー「シャープ:MT-AV1」用として購入したもので,それらお機器を使わない時に SL-C860で使っていると言う状態です。ですから,土・日にカメラを使う時は,SDメモリカードに入っている音楽ファイル等をパソコン等に移動しなければなりません。それならば,面倒臭い思いをするより,9000円程度であれば,新たに買った方がいいと思った訳です。コンパクトフラッシュカードでしたら,同じ価格でSDメモリカードの倍の容量のものを買えますし。

 店に入り,フラッシュメモリ類の展示ボード中の「高速タイプの1GBコンパクトフラッシュカードのバルク品(どのメーカーのものか秘密)」と書かれているのを指で示して,「これどこのメーカーのものですか」と聞くと,店員は「これです」とショーウィンドウの中から出して,見せてきれました。それは何と,バルク品ではなく,きちんとした紙箱に入った製品でした。しかしながら,「40倍速」とは記載されていましたが,私が聞いたことがない会社のものでしたので,持参していた 「SL-C860」を出して,「これで使用できますか」と聞いたところ, 「PDAだから多分大丈夫だと思いますが,動作確認されますか。動かなかった場合はご購入されなくてOKですが,動いた場合はご購入していただくことになりますが」とのことでしたので,「お願いします」と言うと,すぐに,箱のシールを切り中身を出して渡されました。それを SL-C860に挿入してみると,認識しましたので,「OKです」と言って,お金を払いました。



2005年 2月15日(火) SL-C860でインターネットを

 私の場合,インターネット接続は未だにブロードバンドではなく,通信速度64KBの PHSカード「SII:MC-P200」を使用していると言う原始時代での状態ですが,SL-C860を購入したことにより,通信速度が 128KBの「AirEDGE(旧AirH")」用のコンパクトカード型PHS「SII:AH-S405C」に替えるつもりでした。と言うのは,私は「データセット割引」と言うことで,データ通信用にこのMC-P200を,そして,音声通信用に普通の価格の半額で PHS電話機「パナソニック:KX-HV200」を使用していると言う訳です。と言っても,電話機は受けるのを目的で持っているだけで,電話をかける必要がある場合は,余っているテレホンカードで公衆電話を使っています。と言うことで,MC-P200をAH-S405Cに交換し,パソコンを使用したインターネット接続だけではなく,SL-C860を使用したインターネット接続も行おうと思っていました。

 しかしながら,試しにパソコンでインターネットに接続して保存した htmファイルを SL-C860で表示してみると,恐ろしく小さい文字で表示されるのですね。考えてみればわかるのですが,横幅が7.5cmしかない液晶にVGA(640×480ピクセル)表示されるのですから,あたりまえのことですが。しかしながら,こういうことは実際に目で見ないと実感しません。以前にXGA液晶画面(1024×768ピクセル)の小型パソコンとして「ソニー:バイオU101」が発売された時,私もものすごく欲しくなったのですが,実際に画面を見た時(それも,初めて見たのは東京ではなく京都に旅行に行った時に,近鉄デパート内のソフマップで見たのですが)に,そのあまりの文字の小さに驚き,その上,表示されている文字を観ているだけで目が痛くなってしまったので,これでは私にはとても使用できないとサッサと諦めましたが,その時の文字よりはもっと小さいような気がします。これでは,インターネット接続してバシバシ使うのは私には無理のような気がします。

 と言うことで,128KBのPHSカードに交換するのは止め,32KBの速度しか出ませんが,定額コースがあるエアエッジフォン「京セラ:AH-K3001V」 と交換し,街中でのインターネットはエアエッジフォンで行おうと決めました。勿論,これは USB経由でパソコンとも接続できます。ただし,通信速度はアナログモデム並みですので,ストレスだらけになる可能性が高いですが。また,この電話機は音声通信用にも使えますので,KX-HV200の分を解約することもできます。しかしながら,その余った PHS電話機は,未だに携帯電話機や PHS電話機を持っていない家族の1人に渡すことにしました。今月末にこれを実施する予定です。



2005年 2月16日(水) 5日間で電池が無くなる

 2005. 2.16(水),使っている最中にSL-C860の電池が無くなってしまいました。ううん,そんなに使ったわけでもないので,思ったより遥かに電池の無くなるのが速いです。ともかく,シャープ得意(笑)の「使わなくても10日間で電池が無くなる」と言う代物ですので,少しのみ使う程度であったら5日間,まともに使うのであれば,3日間位しか,電池がもたないと言う感じのようです。これに比較すると,やはり,HP-200LXの電池の持ちは素晴らしいですね。

 その上,本日はWord2000のA4で50ページ位ある文章をSDカードにコピーし, SL-C860に読みこませたら「メモリー不足」と言うことでハングアップしてしまい,リセットの仕方がわからなかったので,結局,電池抜きリセット(「白痴リセット」と言う)を行いました。SLーC860に入っているOSのLinuxってもっと安定しているのかと思っていましたが,これではマイクロソフトのダメOS「Windows Me」と同等ではないかと思うほどです。シャープの使っているLinuxには,マイクロソフトのコードが使われているなんて言うことがなければいいのですが。

前左:SL-C860,前右:HP-200LX,後:Libretto 60


2005年 2月17日(木) 電車内での3時間程のmp3ファイル聴き

 2005. 2.17(木),仕事で成田に行ったので,SL-C860を持参し,電車内でmp3ファイルを聴きました。実は昨日の夜,「吉永小百合」と「園まり」のCDを各2時間以上かかって mp3化を行い(家でのパソコンが非力のためです),そのファイルを1GBコンパクトフラッシュカードにコピーしたからです。行きも帰りも,また,歩いている最中も聴きましたが,MDプレーヤーとは異なり,音飛びもなく順調です。



2005年 2月18日(金) フォトストレージ化の試み

 2005. 2.18(金),インターネット上のザウルスのページにシャープよりSL-C3000専用として公開されている「ザウルスフォットストレージ」をダウンロードして, SL-C860にインストールしようとしましたが,途中ではねられてしまい,残念ながらインストールすることはできませんでした。もしかして,使えるのではないかと期待していたのですが,残念ながら使用不可でした(注:インターネットを検索したところ,プログラムに色々と修正を加えれば,インストールは可能のようです)。

 SL-C860のファイル操作画面でのファイル操作は,1つのファイル毎しかできないようなので,これだと,デジタル一眼レフカメラ「ペンタックス:*istDS」で撮影したファイルをSDカードから1GBコンパクトフラッシュカードに移動することは,手間がかかりすぎてほとんど不可能に近いです。このため,PC-DOS用の有名なフィーラーの「Filmtn」のように,複数のファイルを操作できるフィラーをインターネット上で探したところ,「Tree!Explorer QT」を見つけました。ただし,これだと複数のファイルを移動出来ますが, SL-C860の中に入っている Linuxのファイルが見えてかつ操作できることから, Linuxの重要なファイルを間違えて消したり,移動しないかと心配です。ううん, SL-C860内のユーザーエリアとSDメモリカード及びコンパクトフラッシュカード内のファイルだけが見えるフィラーがあればいいのですが。しかしながら,これでもとりあえず,フォットストレージとして,使えそうです。

 なお, 「Tree!Explorer」はroot権限で操作しないと,移動したファイルの日時が変わってしまいますので,root権限にしておく必要があります。この場合,root権限でない場合より表示されるファイルの数は更に増えます。なお,SDメモリカードからコンパクトフラッシュカードへの移動はパソコンで行うのとあまり時間的に変わらない感じです。また,液晶画面に*istDSで撮った写真を表示させることはできますが,この場合,1回表示させると,そのフォルダ内に入っている全ての画像ファイルのミニサイズのファイルができてしまいます。これにより,入っている画像を一覧として見ることができるようになりますが,メモリカードの容量が減ってしまいますので,嫌な感じです。なお,*istDSのファイル1つの表示時間は約9秒間で,かなりのストレスですが,それでも,機器の大きさを考えると,我慢できる範囲でしょうか。



2005年 2月24(木) タッチペンをなくす

 2005. 2.24(木),いつの間にか,タッチペンが無くなっていました。ううん,これ,落ち易いと思って注意していましたが,ふと気がつくと無くなっていました。ともかく,これ,構造上,ちょっとひっかかると落ちる仕組みになっていますので,セロテープを巻いて少し太目にして,きつくささるようにしていたのですが。

 まあ,タッチペンは「TiPO PLUS」用に5,6本持っていますのでかまわないのですが(でも,格好が悪いので,ザウルス用のものが1本 200円程度ならば買うつもりですが)。それと,こういうことがあるので,基本的に人差し指で操作することにしました。これならば,タッチペンは不要ですし。



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