17cmLP&EP(1) -ポピュラー音楽-

17cmLP，EP，ドーナツ盤，ポピュラー音楽，matsumo，matsumo2，matsumoto，matumoto
English Japanese

前ページ　Ｈｏｍｅ（gozaru）　ポピュラー音楽目次　Ｈｏｍｅ（coocan）　次ページ

17cmＬＰ＆ＥＰ　-ポピュラー音楽-

初回：2001. 5.27

ＣＤ以前は，ポピュラー音楽では，アルバム用の30cmＬＰ以外は，シングル用として45回転のドーナツ盤（ＥＰ盤ともいう。一般的には中心部の穴が直径４cm弱と大きく，薄いドーナツのように見えるため）が発売されておりましたが，それ以外に，17cmＬＰもありました。私の聴く音楽のメインはいわゆるクラシック音楽ですが，ポピュラー音楽も聴いていますので，私も持っている17cmＬＰやドーナツ盤の中で，思い出があるものを中心に紹介させていただきたいと思います。

左より，30cmＬＰ，17cmＬＰ，ドーナツ盤（ＥＰ）

＜17cmＬＰ＞

ジャケット表面	内　　　　　　　　　容
	Title：世界の旅・フランス編付録 LP No.：オデオン KWT-1009 今のように誰も彼もが海外旅行を行くようになる前の1969年頃に，まだまだ，海外旅行に行けない人々の夢のために，河出書房より「世界の旅」という，17cmＬＰが付録として付いた160ページ程の写真が沢山掲載された本が出ました。これは，全20巻で，主な国は１巻に，また，あまり観光的ではない国は幾つかをまとめて１巻にという形で，「フランス編」とか「イタリア編」とかいう形で出版されました。左記は「フランス編」の付録で，この17cmＬＰには，パリの空の下（歌：リーヌ・ルノー），パリ祭（歌：リズ・ゴーティ），マドモアゼル・ド・パリ，ラ・メール，枯葉（以上３曲，歌：レ・ジン女声合唱団）の５曲が入っており，女声合唱団の歌が実に素晴らしかったです。
	Title： SANYO SOLID STATE STEREO LP No.：キング NDS46 最近はオーディオは人気がなくなり，製造・販売している会社も少なくなりましたが，1960年代は色々な会社が競い合っている状態で，いわゆる音響メーカー以外は会社名とは別のブランドで，すなわち，三洋電機は「OTTO」，三菱電機は「DIATONE」，松下電器は「TECNICS」，日本コロンビアは「DENON」，東芝は「AUREX」等でオーディオ機器を販売していました。左の17cmLPはOTTOのコンポーネントステレオ（スピーカー２本，アンプ・FM/AMチューナー・ＬＰプレーヤーの３つに分けることができるもので，いわば，今のミニコンポの走りみたいなものです）に付属してきたものです。なお，このＬＰには，赤いサラフィン（テディ池谷グループ），ソラメンテ・ウナ・ベス（東京キューバン・ボーイズ＆ロス・インディオス，見砂直照指揮），カルメン行進曲（小川寛興指揮レオン・ブラス・オールスターズ），ウィンディ（ザ・フィンガース）が入っています。
	Title： DIATONE 4 CHANNEL SOUND LP No.：三菱電機 NFS-161 1970年頃に４チャンネル・ステレオ（現在のDVD等のドルビーサラウンドに似たもので，スピーカーを前後左右に各１本づつ，計４本置き，コンサートホールで聴いているように，すなわち，前からは直接音を，後ろからはホールトーンを出して，音で囲まれるような感じで音楽を聴こうというものです）がオーディオ各社より発売されました。この方法としては，(1)４チャンネル用のオープンリール式テープ　(2)CD-4方式のＬＰ　(3)SQ方式のＬＰ　(4)各種マトリックス方式のＬＰ　の４種類があり，(1)以外は２チャンネルの出力を４チャンネルにするためのデコーダーが発売されていましたが，(3)(4)はデコーダーは買わずにスピーカーをマトリックス方式により結線するだけでも雰囲気が味わえました。左のＬＰは(4)の方式のもので，４チャンネルが下火になってから，秋葉原のジャンク店で購入したものです。このＬＰの中には，山ぐらし（サ・ヴァイオレッチ＆セブンシーズ・ポップス），八木節（レオン・ポップス），キエンセラ（レオン・ポップス），いい人だった（いとのりかずこ）が入っています。

＜ドーナツ盤（ＥＰ）＞

ジャケット表面	内　　　　　　　　　容
	Title：君といつまでも（「エレキの若大将」主題歌）／加山雄三 EP No.：東芝 TP-1190 加山雄三が出演している映画で初めて観たのは，確か正月で，今は無くなってしまった汚い映画館での「若大将シリーズ」の第６作目「エレキの若大将」でした。確か，２本立てだったと思いますが，もう１本は何だか覚えていません。その後，このシリーズは何本か観ましたが，このシリーズは同じ話をそのシュチュエーションを変えて行うというもの（出演者も加山雄三，星由美子等，主要人物は全て同じでした）ですので，やはり，最初に観たこの映画が一番でした。加山雄三の人気が爆発したのは，この映画の主題歌の「君といつまでも」が大ヒットした時で，この曲は後世に残る程の名作だったためだと思います。その後も氏は数々のヒット曲を作曲し（作曲者の弾厚作は，加山雄三の別名です），また，映画「若大将」シリーズもその後も何本も撮影され，その後は大学生から社会人なったというシュチュエーションでも作られました。なお，裏面には「夜空の星」が入っています。
	Title：オー・シャンゼリゼ／ダニエル・ビダル EP No.：キング HIT-1893 ダニエル・ビダルは金髪の容姿が非常に可愛らしい感じのフランス人で，やや舌っ足らずな感じの日本語で可愛らしく歌うシャンソン歌手ということで非常な人気を博しました。上記以外にも，「恋のささやき」等多数の曲がヒットし，現在でも，沢山のCDが出ております。ただし，彼女は本国では日本でほど成功しなかったようで，これは日本人とフランス人の嗜好の違いではないかと思っています。なお，裏面は映画「ある愛の歌」の主題歌を日本語で歌っています。
	Title：悲しみの兵士／シルヴィ・バルタン EP No.：日本ビクター SS-1955 一時期、シルヴィ・バルタンは日本でも多大な人気があり，表記のほか，「アイドルを探せ」なんかも大ヒットしました（といっても，現在みたいに何百万枚も売れたということではないと思いますが）。今から考えると，歌も良かったのでしょうが，彼女が金髪であったこともヒットの一因ではないかと思っています。現在みたく，茶髪以外の女性はいないのではないかという時代とは異なり，ほとんどの女性が黒髪の時代でしたから，やはり，金髪女性は人気があったのだと思っています。裏面は「将軍になれたら」という曲が入っていました。
	Title：ロシアより愛をこめて（「００７／危機一発」主題歌） EP No.：キング HIT-322 ００７シリーズが日本で盛り上がったのはこの映画の後の第３作目の「ゴールドフィンガー」でした。「ゴールドフィンガー」は映画館で観たことがありましたが（捕まって自動車で逃げ回る際に自分の車が鏡に映る場面と，最後の原爆を爆発寸前に止めると残り時間が007秒になっている場面が素晴らしかったです），この映画を初めて観たのはVHDソフト化された時です。007映画のほとんどはＬＤで観ていますが，やはり，この映画が女優のダニエラ・ビアンキの美しさと共に最高だと思っています。なお，右下に丸い穴が開いていますが，廃盤になると穴を開けて、安く販売するのが当時のしきたりであったためです（つまり，廃盤セールみたいので買ったということです）。
	Title：亜美のGuilty Night ! EP No.：日本フォノグラム 7PL-203 アニメの「くりいむレモン」シリーズの最高のヒロインは「亜美」ちゃんで，ビデオ用アニメが４本のほか，劇場用アニメが１本，また，彼女は歌手という設定のために，30cmピクチャーＬＰが２枚，そして，このEP盤が出ました。勿論，アニメですので多分声優さんが歌っていたのだと思いますが，残念ながらその名前は公開されませんでした。最近でこそ，コンピューター・グラフィックによるバーチャル・アイドルが存在していますが，当時，アニメの主人公が歌手で，彼女のＬＰやＥＰを出た例は極めて珍しかったのではと思います。裏面には「おくびょうなプリンセス」は入っています。なお，ＬＰに入っていた彼女の歌として，優しくて哀しくて，クアンドルを消さないで，MY・バージン・ハート，時は夢少女等が入っています。
	Title：いとしのテディ・ベア／バルビ・ベントン EP No.：トリオ PB-101 このレコードは確か、週刊誌の「プレイボーイ」が創刊した頃の読者特典として配布されたような記憶がありますが，もしかして，完全な記憶違いかもしれません。なお，このEPや彼女のアルバムＬＰ「バルビ・ドール／バルビ・ベントンデビュー」はプレイボーイ・レーベル第１弾だったようです。また，左側の彼女の写真は２つ折りの形になっており，広げると膝上位までの写真になります。なお，裏面は「ちょっぴりかまって」です。
	Title：エデンの東＜サントラ盤＞ EP No.：東芝　LR2678 私はこの映画は観たことがありません。昔，中波ラジオの民間放送にて，曲のリクエスト番組がありました。そして，この映画はその10年以上前に上映されたにもかかわらず，なぜか，この曲に対する熱狂的なファンがいて，確か２年間位，連続して毎週１位を続けていました。勿論，私がリクエストしたわけではありませんでしたが，そのおかげで私もこの曲の美しさを知ったというわけです。なお，このEPは珍しくも見開きのジャケットの中に入っており，ジャケットにはジェームス・ディーン等の映画のシーンが印刷されています。

前ページ　Ｈｏｍｅ（gozaru）　ポピュラー音楽目次　Ｈｏｍｅ（coocan）　次ページ

ジャケット表面	内　　　　　　　　　容
	Title：世界の旅・フランス編付録 LP No.：オデオン KWT-1009 今のように誰も彼もが海外旅行を行くようになる前の1969年頃に，まだまだ，海外旅行に行けない人々の夢のために，河出書房より「世界の旅」という，17cmＬＰが付録として付いた160ページ程の写真が沢山掲載された本が出ました。これは，全20巻で，主な国は１巻に，また，あまり観光的ではない国は幾つかをまとめて１巻にという形で，「フランス編」とか「イタリア編」とかいう形で出版されました。左記は「フランス編」の付録で，この17cmＬＰには，パリの空の下（歌：リーヌ・ルノー），パリ祭（歌：リズ・ゴーティ），マドモアゼル・ド・パリ，ラ・メール，枯葉（以上３曲，歌：レ・ジン女声合唱団）の５曲が入っており，女声合唱団の歌が実に素晴らしかったです。
	Title： SANYO SOLID STATE STEREO LP No.：キング NDS46 最近はオーディオは人気がなくなり，製造・販売している会社も少なくなりましたが，1960年代は色々な会社が競い合っている状態で，いわゆる音響メーカー以外は会社名とは別のブランドで，すなわち，三洋電機は「OTTO」，三菱電機は「DIATONE」，松下電器は「TECNICS」，日本コロンビアは「DENON」，東芝は「AUREX」等でオーディオ機器を販売していました。左の17cmLPはOTTOのコンポーネントステレオ（スピーカー２本，アンプ・FM/AMチューナー・ＬＰプレーヤーの３つに分けることができるもので，いわば，今のミニコンポの走りみたいなものです）に付属してきたものです。なお，このＬＰには，赤いサラフィン（テディ池谷グループ），ソラメンテ・ウナ・ベス（東京キューバン・ボーイズ＆ロス・インディオス，見砂直照指揮），カルメン行進曲（小川寛興指揮レオン・ブラス・オールスターズ），ウィンディ（ザ・フィンガース）が入っています。
	Title： DIATONE 4 CHANNEL SOUND LP No.：三菱電機 NFS-161 1970年頃に４チャンネル・ステレオ（現在のDVD等のドルビーサラウンドに似たもので，スピーカーを前後左右に各１本づつ，計４本置き，コンサートホールで聴いているように，すなわち，前からは直接音を，後ろからはホールトーンを出して，音で囲まれるような感じで音楽を聴こうというものです）がオーディオ各社より発売されました。この方法としては，(1)４チャンネル用のオープンリール式テープ　(2)CD-4方式のＬＰ　(3)SQ方式のＬＰ　(4)各種マトリックス方式のＬＰ　の４種類があり，(1)以外は２チャンネルの出力を４チャンネルにするためのデコーダーが発売されていましたが，(3)(4)はデコーダーは買わずにスピーカーをマトリックス方式により結線するだけでも雰囲気が味わえました。左のＬＰは(4)の方式のもので，４チャンネルが下火になってから，秋葉原のジャンク店で購入したものです。このＬＰの中には，山ぐらし（サ・ヴァイオレッチ＆セブンシーズ・ポップス），八木節（レオン・ポップス），キエンセラ（レオン・ポップス），いい人だった（いとのりかずこ）が入っています。

ジャケット表面	内　　　　　　　　　容
	Title：君といつまでも（「エレキの若大将」主題歌）／加山雄三 EP No.：東芝 TP-1190 加山雄三が出演している映画で初めて観たのは，確か正月で，今は無くなってしまった汚い映画館での「若大将シリーズ」の第６作目「エレキの若大将」でした。確か，２本立てだったと思いますが，もう１本は何だか覚えていません。その後，このシリーズは何本か観ましたが，このシリーズは同じ話をそのシュチュエーションを変えて行うというもの（出演者も加山雄三，星由美子等，主要人物は全て同じでした）ですので，やはり，最初に観たこの映画が一番でした。加山雄三の人気が爆発したのは，この映画の主題歌の「君といつまでも」が大ヒットした時で，この曲は後世に残る程の名作だったためだと思います。その後も氏は数々のヒット曲を作曲し（作曲者の弾厚作は，加山雄三の別名です），また，映画「若大将」シリーズもその後も何本も撮影され，その後は大学生から社会人なったというシュチュエーションでも作られました。なお，裏面には「夜空の星」が入っています。
	Title：オー・シャンゼリゼ／ダニエル・ビダル EP No.：キング HIT-1893 ダニエル・ビダルは金髪の容姿が非常に可愛らしい感じのフランス人で，やや舌っ足らずな感じの日本語で可愛らしく歌うシャンソン歌手ということで非常な人気を博しました。上記以外にも，「恋のささやき」等多数の曲がヒットし，現在でも，沢山のCDが出ております。ただし，彼女は本国では日本でほど成功しなかったようで，これは日本人とフランス人の嗜好の違いではないかと思っています。なお，裏面は映画「ある愛の歌」の主題歌を日本語で歌っています。
	Title：悲しみの兵士／シルヴィ・バルタン EP No.：日本ビクター SS-1955 一時期、シルヴィ・バルタンは日本でも多大な人気があり，表記のほか，「アイドルを探せ」なんかも大ヒットしました（といっても，現在みたいに何百万枚も売れたということではないと思いますが）。今から考えると，歌も良かったのでしょうが，彼女が金髪であったこともヒットの一因ではないかと思っています。現在みたく，茶髪以外の女性はいないのではないかという時代とは異なり，ほとんどの女性が黒髪の時代でしたから，やはり，金髪女性は人気があったのだと思っています。裏面は「将軍になれたら」という曲が入っていました。
	Title：ロシアより愛をこめて（「００７／危機一発」主題歌） EP No.：キング HIT-322 ００７シリーズが日本で盛り上がったのはこの映画の後の第３作目の「ゴールドフィンガー」でした。「ゴールドフィンガー」は映画館で観たことがありましたが（捕まって自動車で逃げ回る際に自分の車が鏡に映る場面と，最後の原爆を爆発寸前に止めると残り時間が007秒になっている場面が素晴らしかったです），この映画を初めて観たのはVHDソフト化された時です。007映画のほとんどはＬＤで観ていますが，やはり，この映画が女優のダニエラ・ビアンキの美しさと共に最高だと思っています。なお，右下に丸い穴が開いていますが，廃盤になると穴を開けて、安く販売するのが当時のしきたりであったためです（つまり，廃盤セールみたいので買ったということです）。
	Title：亜美のGuilty Night ! EP No.：日本フォノグラム 7PL-203 アニメの「くりいむレモン」シリーズの最高のヒロインは「亜美」ちゃんで，ビデオ用アニメが４本のほか，劇場用アニメが１本，また，彼女は歌手という設定のために，30cmピクチャーＬＰが２枚，そして，このEP盤が出ました。勿論，アニメですので多分声優さんが歌っていたのだと思いますが，残念ながらその名前は公開されませんでした。最近でこそ，コンピューター・グラフィックによるバーチャル・アイドルが存在していますが，当時，アニメの主人公が歌手で，彼女のＬＰやＥＰを出た例は極めて珍しかったのではと思います。裏面には「おくびょうなプリンセス」は入っています。なお，ＬＰに入っていた彼女の歌として，優しくて哀しくて，クアンドルを消さないで，MY・バージン・ハート，時は夢少女等が入っています。
	Title：いとしのテディ・ベア／バルビ・ベントン EP No.：トリオ PB-101 このレコードは確か、週刊誌の「プレイボーイ」が創刊した頃の読者特典として配布されたような記憶がありますが，もしかして，完全な記憶違いかもしれません。なお，このEPや彼女のアルバムＬＰ「バルビ・ドール／バルビ・ベントンデビュー」はプレイボーイ・レーベル第１弾だったようです。また，左側の彼女の写真は２つ折りの形になっており，広げると膝上位までの写真になります。なお，裏面は「ちょっぴりかまって」です。
	Title：エデンの東＜サントラ盤＞ EP No.：東芝　LR2678 私はこの映画は観たことがありません。昔，中波ラジオの民間放送にて，曲のリクエスト番組がありました。そして，この映画はその10年以上前に上映されたにもかかわらず，なぜか，この曲に対する熱狂的なファンがいて，確か２年間位，連続して毎週１位を続けていました。勿論，私がリクエストしたわけではありませんでしたが，そのおかげで私もこの曲の美しさを知ったというわけです。なお，このEPは珍しくも見開きのジャケットの中に入っており，ジャケットにはジェームス・ディーン等の映画のシーンが印刷されています。